三人の焼印

人が3人歩きながら動作している姿の焼印を作りました。一人目ははさみを掲げながら歩き、二人目は、鏡をかざしながら歩いていて、三人目は、櫛を片手に歩いています。焼印の内容については聞いていませんが、多分、美容室さんか床屋さんだと思います。ちなみに、美容室さんと床屋さんは似ていますが違う職種になるそうです。床屋さんの方は、理容師さんといい理容師免許を持って営業していますし、美容室は美容師さんといい美容師免許が必要です。又、法律的にも違いがあるそうです。この理容と美容の違いですが、理容は、頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えることと理容師法で定義されており、美容は、パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすることと美容師法で定義されていて、理容師法が昭和22年に制定され、美容師法は昭和32年に制定されているので、最初に出来たのが理容師でその後、女性を中心にした美容に関する技術や化粧品の品質向上等に合わせて出来たものらしいとの事です。一応、法律上は違うのですが、理容、美容どちらも出来る方が増えており、お客さんの方も双方の技術を望むようになり、今ではあまり差がなくなっているのも事実のようです。

 

三人の焼印
三人の焼印画像

上の写真が出来がった三人の焼印を厚紙に試し押しした時の画像です。大きさは、幅が40ミリ程で100W電気ごて仕様で製作しました。三人の方が共同で営業している美容室か理容室の宣伝用の焼印ではないかと思います。面白いデザインですので、櫛などに焼印を押したら良いのではと思いました。

パターの焼印

ゴルフで使うパターというクラブの小さな焼印を作りました。私は、今はゴルフはしませんが、サラリーマン時代に、事務所の先生の付き合いで少しだけしたことがあります。当時はバブル期で、私の働いていた事務所も社員旅行で海外に行くことがありました。事務所の所長は、他のお客さんとの付き合いでよく企業主催のゴルフコンペに出ていましたが、務めていた職員の誰もがゴルフをしたことがなかったので、社員旅行で海外に行ってもゴルフが出来ないのが残念だったようで、旅行が決まってから私も含めた職員に、ゴルフレッスンを受けるようにと言いました。男性3名と女性1名の4名で近くのレッスンプロが運営する教室に通う事になりました。勿論、レッスン料は事務所もちでしたのでラッキーでした。
ある程度打てるようになった頃、社員旅行でハワイに行き皆でゴルフをしました。広々としたゴルフ場の中をカートで移動しながらのゴルフは最高でした。勿論初めての経験でした。その後、何度かゴルフをしましたが、今では全然だめだと思います。ちなみにこの時はゴルフクラブを買う余裕はなかったので、お古の物をお客さんから頂戴して使っていました。

パターの焼印
パターの焼印画像

上の写真は、製作しましたパターの焼印を木に試し押しした時の画像です。幅12ミリ程の小さな焼印で40W電気ごて仕様で製作しました。
今は、ゴルフをやりませんが、たまに友人達とパークゴルフをすることはあります。パークゴルフのコースはあまり長くないので18ホール回ってもすぐに終わりますので、友人をパークゴルフをするときには3回位回る事が多いです。道具もレンタルで借りて、プレイ代金も安いので手軽にできるスポーツとしてはもってこいだと思います。只、北海道では、冬場は雪が降るので出来ないのが残念で、運動不足になる冬場にも出来る手軽なスポーツがあればいいのにと思います。

焼印カスレ文字

カスレた文字の焼印を作りました。筆文字等でカスレがある焼印は多いのですが、シッカリとした書体で所々カスレを入れるのは珍しいです。おまけに文字が読めませんでしたので、漢和辞典をひいて調べました。「筥崎とろろ」という文字ですが「筥」が読めませんでした。筥崎ではこざきと読みます。只、パソコンの変換で同じ漢字が出てきませんでしたので、別の読みの「きょ」とうちましたら出てきました。筥崎とろろは、福岡市の自然薯の事で所謂、とろろ芋の事です。私もとろろは大変好きで、とろろに生卵をかけてしょう油をいれかき混ぜて熱いご飯にかけて食べるのが最高です。本当は、自然薯の方が粘り気が強く味も濃くて好きなのですが、値段が高いので普段は普通のとろろを食べています。
山いもやとろろ芋はすりつぶす事により粘りがでますが、これは、細胞内にある粘質物が、細胞が壊れる事により外にでて水分と反応して粘るそうですが、芋の中のマンナンとタンパク質との関係で起こるの反応だという事以外、まだよく解明されていないそうです。又、山いもやとろろ芋等が皮膚につくと痒くなるといわれていますが、これは、芋に含まれるショウ酸カルシウムの結晶が針状になっていて皮膚を刺激するためです。とろろを食べると精力がつくとよく言われますがこれは、とろろにビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、食べやすい事から言われているそうです。普通の芋は生で食べると消化不良をおこしてしまいますが、とろろ芋には、アミラーゼという消化酵素が含まれておりデンプンに一部がこのアミラーゼで分解されるので生で食べても大丈夫という事です。

とろろ焼印
とろろの焼印画像

上の写真は筥崎とろろの焼印を木に押した時の画像です高さ40ミリ程の焼印で、100W電気ごて仕様で製作しました。とろろをすったりするのに使われる木製のスリ棒には焼印を押す事がよくあります。

ハトと十字架の焼印

30ミリ丸の中に2羽のハトと十字架がデザインされている焼印を作りました。ハトは平和の象徴として有名ですね。ハトは、無線技術の発達していない時代には伝言を伝える大切な役目を担っていた動物です。太陽との関係から位置を知る能力があり、地磁気を感じて方角を確認できる能力や帰巣本能等をうまく利用して情報伝達に利用していました。又、戦争にも利用もされてきましたが何時から平和の使者と呼ばれるようになったのでしょうか?ギリシャ神話では、美と愛の女神アフロディーテの聖鳥とされており、新約聖書では、苦行を終えたキリストをサタンが誘惑しそれを絶った後に、精霊が白いハトの姿になってくだったと言われていますが。この辺が平和の使者といわれる所以なのでしょうか?又、ヨーロッパでは古くからハトのレースも盛んで、名家が競って優秀なハトを育ててレースに出していたそうです。そんなハトも今では周りで見かける事も少なくなったようです。私の回りでは、運河公園に行けばハトを見ることが出来ますが他には見る機会もなくなりました。中国やフランスでは食用としても一般的だと聞きますが、日本では、あまり聞きません。十字架も私の回りにはあまり馴染みがありません。確かに、日本人もキリスト教を信仰する割合が増えているようですが、田舎ではまだまだ少数派のせいかもしれません。そんな私の回りでも意外に幼稚園でよく十字架を見かけます。不思議なことにキリスト教関係の幼稚園の方が数が多いようで、逆に仏教関係のい幼稚園は殆どないと思います。

ハトと十字架の焼印
ハトと十字架の焼印画像

上の写真は出来上がったハトと十字架の焼印を木に押した時の画像です。多分キリスト教関係の方からの注文だと思います。30ミリ丸で100W電気ごて仕様で製作しました。シンプルなデザインの焼印ですが、なぜか心が和むような感じがします。ハトの目の部分小さくてうまくだせるか心配でしたので、鋳造しやすいように少し大きめに作って、鋳造後に研磨して小さくしました。

 

台風被害の焼印

今年は、台風や大雨の被害が多く大変な年になりました。台風は通年であれば偏西風の影響で日本の太平洋側を北上していくコースをとりますが、今年は、逆の南下するコースをとったり、戻ってきたりと迷走しています。太平洋高気圧の勢力が強くて台風の通り道をふさいでいる事が原因の一つですが、日本近海の海水温が上がり、台風の規模も多くなるのも問題ですし、ゲリラ豪雨や竜巻の被害も多くなってきています。地球の温暖化の影響とも言えますが、先日、ある雑誌を読んでいたら中国の環境汚染が影響していると書かれていました。確かに、数年前からの越前クラゲの大発生は、中国の環境問題が原因だと思いますが、日本の異常気象も?と考えつつ読んでいましたら、中国内陸部での砂漠化の影響があるようで、地球は国境とは関係なくつながっている事を改めて感じました。この異常気象は、世界規模で起こっていますので、全世界が協力して原因調査を行い、対策をたて、実行しないとならない時なのでしょう。本来、国際連合の役目なのかもしれませんが、今の国連は只のお飾りで紛争にせよ環境問題にせよ、ただ手をこまねいているのが現状です。戦後に作られた戦勝国ありきの国連は、一度、つぶして、人類の存続の観点から見つめた国際連合を作らないとダメだと思います。

台風被害の焼印
台風被害の焼印画像

上の写真は、台風の被害で倒壊した北海道大学のポプラ並木の木を材料にして、台風被害について後世に伝えるのグッツに押す為に製作しました焼印を木に試し押しした画像です。文字だけの焼印でわかりやすいゴシック体を使いました。
100W電気ごて仕様で作りました。本来、台風の被害の少ない北海道ですが、昨年は道東で大きな被害がありましたし、今年もまだ台風シーズンが続くので警戒が必要だと思います。

焼印極小

メタルアートで作った焼印の中で一番小さいと思われる焼印を紹介します。メタルアートでは、ロストワックス鋳造という方法で焼印を作っていますが、この方法での製造には長所と短所があります。その短所として極小の物の鋳造が難しい点があげられてます。他の焼印を作っているメーカーさんでは、放電加工機を使って金属の塊から削り出して作っている所もありますが、放電加工機の精度は鋳造の精度をはるかに超えています。又、もう一つの短所として、いくら平らな印面の型で鋳造を行っても、金属は、冷えて固まる時に収縮する性質があり、鋳造物の真ん中部分がわずかに凹みます。(鋳物屋では、ヒキと呼ぶ現象です。)凹みは、わずかで十分の数ミリですが、焼印として押すときには、その差が出てしまいますので、定盤と呼ばれる平らな盤の上で平らになるまで削ります。この削る作業により線の太さが十分の数ミリ太くなります。このような関係から普段の製作依頼では、0.5ミリ以下の線の物はなるべくお受けしないようにしていますが、場合により、もっと細い線の物を作る場合があります。今回の焼印もその例外というべき焼印です。短所がでましたので長所も述べますと一番の長所は、製造設備が小さくて済み、製造コストを抑える事が出来る点と、複製が簡単だと言う点になります。

極小焼印
極小焼印の画像

上の写真は極小の焼印を木に押して試した時の画像です。見てわかるように4ミリ角の焼印で四角い枠と空の文字が入っています。下に写っている定規の線の太さと焼印の線の太さが同じくらいなので、線の太さは0.2ミリ位だと思います。又、この焼印は150W電気ごて仕様で納める為に150W用の13ミリの銅棒の先端に水平にロウ付けしないとならない為、その作業はものすごく大変でした。ロウ付けは、バーナーで加熱して銅ロウを溶かして接着するのですが、線が細いと直接、バーナーの炎が当たると溶けてしまう可能性があるので、細心の注意を払いロウ付けして作りました。

焼印革屋さん編

小樽市内で営業する革屋さんからの注文で、40ミリの文字数の多い焼印を作りました。私は革屋さんではありませんが、革用の工業ミシンを持っています。このミシン、別の革工芸のお客様が買い替えで不要になった物を譲って頂きました。関西のお客さんだったので、送料が結構かかりました。そのミシンを使えないで困っていたところ、安斉さんという小樽市内で革関係の工房をやっている方からご注文があり、焼印を作りたいので、一度、会いたいとの連絡をもらいました。お会いして色々と話し合い焼印を製作して納める事になり、出来上がった時に、実は、ミシンの使い方がわからないで困っている旨をお伝えすると、親切に教えに来てくれることになりました。安斉さんからミシンの使い方や調整の仕方等色々教えてもらいどうにか使えるようになりました。只、ミシンの縫う速度についていけずに、縫い目が曲がってしまうので、後は練習して慣れるしかないと思います。その時に安斉さんにお礼として別の焼印を1本製作して渡しました。いわゆる、物々交換という形になりました。実は私、昔趣味でナイフを作っていましたので、ナイフ用の革のシースを自分で作りたいという思いがありましたので、今でも自作のナイフに合わせて革のシースを作っています。
勿論、自分で作った革のシースには、自分で作った焼印を押しています。

革等の小さな焼印
革等の小さな焼印の画像

上の写真は、出来上がりました安斉さんの焼印をベージュの革に押した画像です。写真に写るスケールからわかると思いますが、幅40ミリ程の焼印に、文字が21文字並んでいるので1文字が2ミリに満たない小さなものです。横に細長い焼印でしたので、熱の回りを考えて100W電気ごて仕様で台座部分を厚めにして製作しました。

焼印小さなキリン

小さな三角形と四角形を組み合わせたキリンの焼印を作りました。私はまだ、本物のキリンを見た事がありません。勿論、野生のキリンもそうですが、動物園でも見かけた事がありません。前に一度、キリンを見る事が出来るチャンスがあったのですが、行った動物園のキリン館が改装中で見れませんでした。キリンは大きい個体だと高さ5メートルを超え、体重も1.2トン以上にもなる大型の哺乳類です。なんといっても長い首が特徴で、その長い首を支える為に筋肉と靭帯はすごく発達しています。又、長い首は、高い木に生えている葉を食べる時に便利で、生存競争を勝ち抜くために他の動物が食べる事が出来ない高い枝の葉を食べる為に首が長く進化したものです。又、キリンは胴体部分にある心臓から、首の上の脳まで2メートル以上の高さがあるので、脳まで十分に血液を送る為に、血圧の一番高い動物と言われています。キリンは睡眠や休息をとる時も立ったままで、たまに安全だと確認できる場合に座る事があるそうです。又、眠る時間も短く一日数分で10分までは眠らないそうです。キリンがアフリカにすむ他の草食動物と違う点は、植物を食べる事での水分補給だけでよく、そのために乾季になっても水を探して移住する必要がない事です。寿命は25年位だそうです。

 

焼印小さなキリン
焼印小さなキリンの画像

上の写真は、出来がったキリンの焼印を革に押した画像です。写真の目盛の通り小さな焼印で、40W電気ごて仕様で作りました。写真を見るとわかると思いますが、図形のつなぎ目の隙間が非常に狭い為に、焼印の温度を上げすぎると隙間がつぶれてしまうので、押すときの温度には注意が必要です。

 

たくさんの焼印

焼印でmanyという文字のものを作りました。題名を「たくさんの焼印」としましたが焼印がたくさんあるという事ではなく、英字を日本語訳すると「たくさんの」と訳されるのでこの題名にしました。「たくさんの」という意味の形容詞は、他にmuch,a lot of ,lots of等ありますが、それぞれ使い方があります。
物の数を1つ、2つというように数える事が出来る名詞を加算名詞とよび、manyは加算名詞の時に使われる形容詞です。ですので、数えられない物(水とか土とか)の場合には使えません。数えられない不加算名詞の場合には、muchを使います。又、manyやmuchは否定文や疑問文の時に多く使われ、普通の肯定文ではあまり使われません。そんなmanyですが、肯定文で使われる場合には、many+名詞として主語として使われる事が多々あります。manyもmuchも肯定文では単独で使われるよりも、多さをあらわす他の単語(so,too,very等)と一緒に副詞的な表現で使われます。manyを含むよく使われる熟語として、as many(~と同数の)や
a good many(かなり多くの)やa great many(膨大な)などがあります。

多いの焼印
多いの焼印画像

上の写真は、manyの焼印を木に押した時の画像です。大きさは、幅20ミリで40W電気ごて仕様で製作しました。英字の焼印の場合には、筆記体のフォントの場合が多々ありますが、筆記体の場合、焼印のサイズが小さくなると、全体を太くしないと製作出来ない場合が出てきます。

美味しい?焼印

good tasteという文字の焼印を製作しました。good tasteというと漠然と「美味しい」と思っていましたがネイテブでは使わないそうです。例えば、美味しいレストランという場合には、tasteを使わずgoodだけを使うそうで、good tasteは、日本人の怪しい英語?かもしれません。私は、学生時代から英語は苦手ででした。その原因は中学校の英語教師が依怙贔屓する人だったので、その人の事が嫌いになり、結局、英語も嫌いになりました。人間とは案外、どうでもいいような小さな原因で、大きさチャンスを逃すのかもしれません。その英語嫌いが、原因で、受験の時には大変でした。そんな私ですが、英語の大切さはよくわかっており、今は、暇な時間や作業中の時など、スピードラーニングをかけながら別の事をするようにしています。不思議なもので、英語に耳が慣れてきたのかぼんやりとですが、少しずつ聞き取れるようになってきて、映画を字幕で見ていても、英語が聞き取れる箇所が多くなっています。只、聞き取る能力は上がっていますが、話す事は全然かわっていないと思います。今度、小学校から英語教育が始まるようですが、多分、今までの通り使えない英語の教育になると思います。本当に英語を使える人材の育成を目指すのであれば、外国の人を入れて、授業としてではなく、決められた曜日にその日1日を英語で話すようなカリキュラムを組まないと無理かと思います。

美味しい?焼印
美味しい?焼印の画像

上の写真は、出来上がった焼印を木に押した画像です。大きさは、幅60ミリ×高さ10ミリで直火式にて製作しました。英字の書体は日本語に比べて色々な種類が沢山あり、今回の書体も私のパソコンの中にはありませんでしたので、フォント自体を添付して送ってもらい製作しました。焼印を作る時に同じフォントがない事がよくあります。特に英字の場合に多いようです。