焼印サンプル画像

用途、デザイン別焼印サンプル画像

焼印を使う目的や押すものにより印影のうつり具合が変わります。作る時の参考になればと思い頂戴したデザインと実際の出来具合や形による見え具合の違いも確認できるように並べてみました。

デザインと印面と焼印試し押し

実際に製作依頼を受けたデザインと出来上がった焼印の印面、そして試し押しをした画像を3つ並べてみました。注文した焼印の実際に押した時のイメージを少しでも感じていただければと思い掲載いたしました。
試し押しの仕方で印影が変わってきますが、あまり薄くも濃くもならないようにと思い出来るだけ普通に試し押ししています。
焼印全般に付いては焼印ページで詳しく紹介していますので、そちらをご覧頂ければと思います。

W50ミリ*H30ミリ
直火式焼印ですが、楕円形の枠がついていますので、押しやすいタイプの焼印になります。又、大きすぎず、小さすぎず押しやすいサイズです。

W35ミリ*H20ミリ
楕円形の文字枠で囲んでありますので、見た目よりも案外押しやすいです。
真ん中のSince2002の文字は細くて鋳造するのが難しかったです。

W55ミリ*H35ミリ
長方形のお祭り用焼印は縦横の比で1対4位までであれば大体は綺麗に押せます。丸と四角は焼印の定番、少しばかり押し方が下手くそなのはご愛嬌…

W45ミリ*H50ミリ
地元、北海道は積丹町の公共の湯『岬の湯』。積丹岬に立つ露天風呂から眺める積丹半島の眺望には感動しますよ。 私も時々行きますが、小樽市から2時間弱の距離です。ドライブにはもってこい。積丹半島の雄大な景色に気を取られて事故だけはおこさないように気をつけましょう。そして運転に疲れたら岬の湯でゆったりとナトリウム.塩化物.炭酸水素塩温泉、露天風呂につかり、疲れも吹っ飛びますよ積丹ブルーの海を眺めつつ、うにやアワビといった海の幸を味わい、休み明けは全力でお仕事。

W50ミリ*H22ミリ
ペットタクシーを営んでいる九州の企業さんの焼印です。犬のキャラクターの印刷物からの製作になりましたが、上手く押せる焼印になり、一安心、小さな英字部分が綺麗に出るかどうか、出来上がるまで心配でしたが。

W60ミリ*H15ミリ
兵庫県の篠山市『家具工房 GAKU』様よりのご依頼の焼印です。明朝系の英字部分、すこし製作が難しかったのですが、ポップ系の文字との組み合わせで面白い雰囲気になりました。

直径40ミリ
武蔵丘自然公園様よりご依頼の焼印。円周上に文字を配置するデザインは、文字が細かくても綺麗に押せるのでオススメ、只これだけ精細になると、取り扱いに気をつけないと、落としたら文字部分が潰れる可能性がありますので。

W60ミリ*H60ミリ
インベーダーゲームのデザイン 懐かしいですね、50代の私は、学生時代に喫茶店でよくインベーダーゲームをやりました。今では、子供騙しのようなゲームですが当時は、夢中でやっていました。懐かしいな。

W60ミリ*H50ミリ
(有)エコや・Bao・Bab様より製作依頼の焼印です。象とバオバブの木を中央に配置したユニークなデザイン、2重枠があったり、線画が中心で、線の太さが細いのでなかなかの難易度でしたが、無事、出来上がりました。綺麗に出来てよかったの一言です。

W40ミリ*H16ミリ
札幌市にあります、木心庵(河野銘木店)様。家具、木工品や色々な木の素材
扱っています。焼印の製作で細い文字が多い場合には、溶けた金属の流れる方向をうまく導かないと失敗します。 この焼印もかなりの強敵でした。

 木製品への焼印サンプル画像

形別に木製品への焼印を押した画像を載せます。一般的に、押しやすい形とされる円形や正方形から、細長い形や不定形、色々と載せてみました。焼印の需要として木製品が圧倒的に多いので細かく載せてみました。

円形

焼印を押した時に圧力が均一にかかるので、とても押しやすく、古くから屋号や
家紋の焼印に使われていた形状です。
今回、丸い焼印を作りたい方への参考になればと言うことで、サイズ別に並べて
見ました。何ミリの大きさでどれくらいのデザインまで押せるのかわかってもら
えればと思います。

80ミリの円形焼印を集めました。80ミリといいますと焼印では大きな部類に入り
ます。大体、電気ゴテ焼印として製作出来る限度になります。(300W用電気ごて
使用で)印面が大きくなるとその分、熱容量が大きくなりますので、押した時に周りを変色させやすくなる為に、印面に多めにガス抜き穴を開ける必要があります。
一番左は、北海道の丘のまち、美瑛の焼印です。毎年、1度は美瑛、富良野方面へ出かけますが、小高い丘の上から広がる広大な丘を見ていると、小さな事はどうでも良いように感じます。中央は、マンホールのデザインを焼印にしたものです。今は、カラフルなマンホールも沢山あり、マンホールのガイドブックまで出ているブームになっています。小樽にも、小樽運河のマンホールや鉄道記念館のマンホールのように全国に知られたマンホールがあります。右は、ダイニング旬というレストランの焼印ですが、円形の木の板に焼印を押してコースターに使うそうです。

少し小さな円形の焼印画像を集めました。左の画像は、直径60ミリの焼印で、温泉に入浴する時の温泉手型に押すものです。いわば、何箇所かの温泉の共通入浴券ということになります。中央と右の画像は直径50ミリの焼印になります。
中央の画像は北海道大学のロゴと文字を円形に配置したもので、丸い枠はありませんが、形状が円形で押しやすい形になっています。右の画像は信州地獄谷野猿公園のもので、お猿さんが2匹温泉に入っているデザインで背景の山と噴煙で地獄谷をイメージさせてくれます。

続いて左から45ミリ、40ミリ、35ミリの焼印になります。
左の画像は、居酒屋、ゆきのすけ様依頼の焼印で猫が魚を加えて徳利をもっている姿のものですが、文字部分は細い書体なので、鋳造が難しかった事を覚えています。部分的に細い部分のある線であれば、鋳造自体はそれほど難しくないのですが、全体的に細い線の場合は鋳型の温度を上げて鋳造する方法をとります。
真ん中のものは、円形に文字を配列してある焼印で面全体に文字がある為に押し易いのですが、明朝系の書体で細い線があるために製作は難しい部類になります。右のものは、35ミリと小さい中に中心部に木のキャラクター、周りに文字を配列した焼印で、中心の目の部分が一番難しく、目を少し太く作って、鋳造後、削って細くしています。

続いて、左より、30ミリ(2番と中心部に書かれた将棋の駒を模したマンホールの蓋のデザインになります。)、25ミリ(家紋です。このサイズで作るのは中々難しく30ミリ位あった方が印影もハッキリすると思います。)、20ミリ(お月様が眠っているようなデザインです。)の大きさになります。実は、特殊な文字でにっこりと書いています。

四角形

四角形の場合、正方形に近いほど、力が均一にかかるので、押しやすい焼印になります。直火式焼印の場合には、バーナーで直接炙るので印面の形状はあまり関係ありませんが、電気ゴテ焼印の場合、熱源が1点からになるので、熱源までの距離の違いが多いデザイン(縦横比が大きいもの)は印影に濃淡が出やすくなり、押すのが難しくなります。概ね、立横比で1:4位まで(或いは4:1)にしておく方が良いと思います。

左から80ミリ×25ミリの焼印になります。縦横比で3.2:1の割合になりますので、電気ゴテ焼印にしても無難に押せる範囲になります。中央の焼印は、メディアで取り上げられいる神威岬の風景を影絵にしたデザインです。私もたまに行きますが、岬の駐車場より突端までの崖に沿った歩道は、景色が良く、大自然を満喫出来ますのでオススメです。
この焼印は、70ミリ×53ミリで正方形に近い分、押しやすくなります。
右の焼印は、同じく神威岬のものですが、別な角度から見たもので、70ミリ×40ミリの大きさです。書体が明朝系で細いので作るのが難しい漢字です。

左から、60ミリ×23ミリ、50ミリ×30ミリ、40ミリ×15ミリの焼印になります。
焼印の製作依頼を受ける割合が、直火式1に対して電気ゴテ3位の割合になります

今度は、縦型の小さな焼印になります。左から30ミリ×15ミリ、20ミリ×10ミリ、10ミリ×5ミリ大きさです。この位の大きさになりますと、使う電気ゴテは一番左の大きさで80W電気ゴテ、他の2本は40W電気ゴテで大丈夫です。
このサイズ、個人の名前や2文字熟語が多いようです。

不定形

丸や四角という部類に入らない不定形の物が焼印全体の60%以上を占めています。 会社ロゴやキャラクター類が多く、カラー表示のデザインを焼印で使えるように白黒にするのに苦労します。カラーや中間色を表せない焼印の場合には、塗りつぶしと線画や間隔の狭い斜線等を使ってカラーに近い表現を探ることになります。

左は、木札が2枚重なっているようなデザインの焼印です。形の定まっていない
形状の電気ゴテ焼印の場合、デザインの重心を求めて、重心部分に電気ゴテの
軸棒をくっつけるように配置します。只、重心が偏りすぎる場合は、鋳造が難し
くなるので、(軸棒部分を湯道として溶けた金属を流す為です。)位置の検討が
必要になります。中央は、四角い枠が2つ重なったデザインで、台座も同じ形で作っています。 焼印の場合、押す時に、裏面から位置決めしやすいように、押すものの形に台座を合わせる事もあります。右の画像は、親子のキャラクターで、細い目が可愛らしデザインです。

左側は、トカゲの形に落款がついたような形です。焼印の形が不定形でも、
台座部分は四角く作って欲しいとの依頼もあります。この場合、四角い板に
焼印を押すために、板の端と焼印の端を合わせる為の仕様になります。
真ん中はノコギリの形になります。右の画像はつつみの形デザインですが、
線は太く、四角に近い形なので、案外、押しやすい焼印です。

紙製品への焼印

紙に焼印を押すことも多々あります。実は、木製品よりも紙に焼印を押す場合
の方が印面の温度を上げる必要があります。これは、紙の方が密度が高くて
焦げにくい為です。紙製品でも表面に濡れ防止のウオータープルーフ加工等
を施している場合には、焼印を押せない場合が出てきます。

白厚紙

紙は種類が多く素人には、判別が難しいので、私も詳しいことはわかりません
が、ここでは、お菓子の箱に使われるような表面が白っぽい紙を白厚紙とさせ
て頂きました。

画像、左から、屋久島岳のお札所参りの記念手型に押す焼印ですが、紙に試し
押しもしました。80ミリの大きな焼印でお参りの日付を入れれるようになって
います。次も屋久島の千尋の滝の記念手型の焼印です。山と滝をモチーフにし
たデザインでシンプルですがなにか響くものがあります。最後は、パン屋さん
の焼印です。職人さんの帽子がアクセントになっています。

中くらいの大きさのを集めてみました。左から、枠の中に文字を書くために空
けたデザインになっている焼印で細い線の部分が難しかったです。真ん中は、
板チョコのようなデザインの中にアルファベットの文字を配置しています。ちょっと目には、暦のようでもあります。右は、角丸の四角い枠の中に心と一文字入れた焼印で、正方形の焼印は紙でも綺麗に押せます。

小さ目の印面を集めて見ました。左の2つは横浜市港北区菊名6-5-14にありま
す菊名神社様ご依頼のもので、一番左は、がまん様の焼印で、その隣は、木札
等に押す神社の角印型焼印です。スケールがついているので大きさがわかると
思います。右側の焼印は落款型で、線幅が均一で押しやすいものです。

茶色ダンボールとハガキ

普通に梱包用に使われる茶色のダンボールに焼印を押してみました。このダン
ボール表面は硬いのですが、中空構造になっていますので、あまり力を入れす
ぎると凹んでしまいますので、焼印の印面の温度を高めにして、軽く短くあて
る事で押すことが出来ました。

国境マラソンin対馬の焼印は、茶色ダンボールでは、小さな漢字部分は余り
よく出ていないので、画数の多い複雑な文字は向かないと思います。
次の南部の焼印は文字をアウトラインの中抜き文字にしていますので綺麗に出
ていると思いますが、通常の太い文字にしますと印面の白い部分の面積が小さ
くなるので綺麗に押せないと思います。次の紐を丸くしたような枠をつけた
フクロウの焼印は、印面の凸部分が全体的に配置されていて、外形が円形に近
いので、細かなデザインの割には綺麗に押せました。続く、福の神様等の3つ
のものは、印面の白い部分(凹)と黒い部分(凸)のバランスが良かったので思っ
たより綺麗に押すことが出来ました。

ハガキ
書き損じたハガキがありましたので、焼印を押してみました。

残念ながら、ハガキは紙が薄くて焼印を裏面に押したら表面から透けて見える
ために焼印が向かない事がわかりました。

革製品への焼印

革に焼印を押すのは一般的な事ですが、革の種類やなめし方の違い等によって
綺麗に押せない革や押しても目立たない革があります。只、革の種類が多いの
で細かな部分までは確認できません。普通、焼印の印面の彫りの深さは3ミリ
で彫りますが、革用の焼印で、非常に細かなデザインの物は、浅く1~2ミリ
程で彫った方が細かな線がよりハッキリと出て綺麗に仕上がる場合もあります。

上の写真の上段の3つは濃茶色の革に焼印を押した画像で、下段の3つの画像は
ベージュ色の革に焼印を押したものです。濃茶色の革の方は、焦げにくいので
温度を高めにして押しています。ベージュ色の革の方は、非常に押しやすい革
で綺麗に簡単に押せます。上段左の画像は、仏具屋さんからの注文で、お寺の家紋を焼印で表したいとの事で作りました。40ミリの大きさですが、家紋2つを並べて綺麗に焼付できています。木板でしたら印影は、少しぼやけたように写ると思います。上段中央は、台形の形の焼印で白抜き文字を使っている部分がありま
す。革ですとこれ位の白抜き文字でも出ますが、同じ焼印でベニア板を押すと
回りが変色して文字が読めなくなると思います。同じ焼印でも押す素材により
変わってきますので注意が必要です。上段右端は、パズルのピースと文字の会社のロゴマークの焼印です。パズルの白抜きの部分、線が細く、出来るかどうかギリギリの太さでした。
下段の左は、家紋のデザインの焼印です。40ミリ位の大きさがあれば、この位細かなものでも十分に再現できます。
下段中央は文字だけのデザインです。筆文字の出にくい書体ですが、革であれば大丈夫です。
下段右は中抜き文字のデザインです。中抜き文字の場合、木板ですと注意しないと中心部の白い部分変色してしまいます。革ですと、温度を少し低めにして短時間、印面を押し付けて焼けば綺麗にでます。
別途、革に押す焼印の詳細ページがありますので、詳しくはそちらをご覧いただければ幸いです。

食品への焼印

食べ物に押す焼印の製作割合は大体30%~40%で結構大きな割合を占めます。
木や革に押す焼印の場合と違い、食品はその種類により焼印の彫りの深さを
変えることがよくあります。表面が凸凹していて、柔らかい食品の場合、深い
彫りの焼印にしないと、余計な部分がくっついて焼けてしまったり、全体的に
印面に押されて細かな部分がでなくなってしまう為です。押しやすいどらやき
から、卵焼き、パン等あるものを手当たり次第押してみました。

肉、ベーコンに焼印を押す

肉の検査所から枝肉に押す焼印を頼まれた事があり、自分で肉類に焼印を押し
た事がなかったので、手元にある焼印を押してみました。

左の画像は直火式焼印の製作を頼まれたお客様から送ってもらったもので、
どんな肉かはわかりませんが、焼印が押されています。
中央の画像は、ベーコンの白身部分に焼印を押した画像です。電気ゴテ焼印
で自分で押してみました。思ったより押し安く、心配していた肉の油の焦げ
もありませんでした。使った焼印は20ミリ角の大きさです。
右の画像は、ベーコンの赤身と白身部分の境に焼印を押してみたものです。
白身部分は、印影が薄くなっていて、赤身部分の方がハッキリしています。

パン類に焼印を押してみました。

パンやベーグルの焼印も何度か作りました。パンは種類により、硬さや、
油脂分(バター)の割合が違うので押し易さがわかれます。

上段左の画像は、食パンの白い表面の端に10ミリの小さなパンダの焼印を
押したものです。表面が結構荒かったので、押せないのではと思い押しま
したが小さな焼印のわりには、綺麗に押せました。上段中央は同じパンダ
の焼印を食パンの耳部分に押したものです。耳部分はある程度の硬さが
あり、しっかりとした弾力があるので綺麗に押せました。右は、食パン
に大き目の焼印を押して具合を確かめたものです。良く押せています。
下段の左は、食パンの耳に別の小さな10ミリの焼印を押したものです。
文字が読めるように押せたのでびっくりしました。 下段中央は菓子パン
の腹部分に焼印を押しました。下段右は、菓子パンの凸凹した部分に試し
に押してみました。凹んでいる部分は印影が切れていますが、印影の確認
は出来ますし、面白い押し加減になると思いました。

お菓子類、その他の菓子への焼印

ケーキ、あんまん、煎餅等に焼印の押し比べをしてみました。

上段左は、パンケーキに焼印を押したものです。弾力性のある表面なの
で綺麗に押せました。次の左から2つ目は、あんまんにパンケーキと同
じ焼印を押してみましたが、あんまんの皮はパンケーキの表面と違い、
引っ張られるような感じで皮全体が動きますので、焼印の枠の外側の台
座部分が写ってしまいました。この焼印の彫りの深さが3ミリでしたの
で、同じ食品用の焼印でも、パンケーキなら3ミリの彫りで大丈夫ですが
、あんまんの場合には、もっと深く彫った焼印が必要であることがわか
ります上段左から3番目は、どらやきに同じ焼印を押しました。どらやき
は焼印が押しやすい食品だとわかっていましたので、結果通りでした。
上段右は、どらやきに別の焼印を押したものです。
下段の左は、ピーナツ煎餅の表面に焼印を押した画像です。表面が凸凹
していますので、凹んでいる部分の印影が途切れていますが、綺麗に押
せていると思います。下段の左から2番目は、ピーナツ煎餅の裏側に10
ミリのパンダの焼印を押したものです。裏側は、若干アールがかかって
いるのですが、表面がなだらかで小さな焼印でも綺麗に押せます。
下段左から3番目は、海老煎餅に押したものです。海老煎餅は割れやすい
ので、焼印を押し付ける事が出来ませんので軽くあてる程度にして押し
ました。下段右は、バタークッキーに焼印を押しました。玉の湯と書か
れた焼印ですが、文字が太めだったのでどうにか読める程度になりまし
た。 中央部分は、印面の温度が高かったので、バター分が焦げて周り
を変色させてしまいましたので、その横に印面の温度を低めにして押し
た所、今度は少し温度が低すぎたようで、温度の調整が難しい事を改め
て感じました。

左の画像は、おやきに焼印を押したもので、お客様から頂きましたもの
です。もーてれ様という名前で呼ばれています。
真ん中と右の画像は、どらやきに焼印を押した画像で、でちらも頂いた
画像です。

果物への焼印

余り焼印には向かないと思われているものに、果物がありますが、果物
は、種類によっては綺麗に焼印を押せるものもあります。水分の多いも
のや柔らかいものは押しにくいので、表面が固めで弾力のあるもので
したら結構綺麗に押せます。

上段の左は、少し熟した感じのバナナに焼印を押したものです。黄色い
部分に「おたる」という焼印を押しました。押したときは綺麗な印影で
したが、5分位たちますと、左から2番目のように焼印を押した周りが
黒くなってきて時間と共にこの黒ずみが広がっていきます。
上段の左から3番目の画像は、少し青っぽいバナナに小鳥の焼印を押して
見ました。焼印の線が細いせいか、余り変色は進みませんでした。
上段右が焼印を押してから5分後の画像です。小鳥の内側は変色してきて
いますが周りはまだ綺麗です。このまま1時間程置いてみると周りも変色
して黒くなっていますので、バナナに焼印は向かないようです。
下段は、夏みかんに焼印を押したものです。夏みかんには、綺麗に押せ
ます。時間が経っても変わりませんでしたので、利用価値はあると思い
ますが、夏みかんの焼印を押した黒い部分をこすると、黒い部分(焦げ)
が取れてきますので、触っていると印影が薄くなってしまうことがわか
りました。

蒲鉾(じゃこ天)に焼印を押してみました。

蒲鉾用の焼印は度々作らせて頂いておりますが、お客様からじゃこ天を
もらいましたのでそれに焼印を押してみます。私の住む北海道には、
色々な種類の蒲鉾がありますが、じゃこ天は始めてでした。少し黒っぽ
くて密度の高い固めの蒲鉾で、魚の風味の強い蒲鉾です。

3種類の焼印を押しました。表面の凸凹が結構あるので、印影が途切れる
かと思いましたが、弾力があるので、ある程度、力を加えて押しますと
思ったよりも綺麗に押せました。

畳に焼印を押しました。

近頃、すっかり少なくなった畳の部屋ですが、畳の上に寝っ転がって畳
の匂いを嗅ぐと心が落ち着くのは日本人からなのでしょうね。
畳屋さんから始めて注文があった時は、畳に焼印が押せるのだろうかと
悩みましたが、自分の家の和室で試してみる訳にもいかずに困っていま
したら、畳のご座があることを思い出したので試し押しをしました。

左の画像は、田辺畳店さんからの注文で製作した焼印です。「た」と
いう屋号と店の名前の焼印ですが、畳の凹んだ所に印面が当たらない様
にデザインされた焼印は畳に綺麗に押すことができました。その隣の画
像は畳の凹みに印面が当たらないような小さな細長い焼印を押してみま
した。小さな文字まで綺麗に出ていて驚きました。左から3つ目と一番
右の画像は、畳の凹みを跨ぐように大きめの焼印で試ししたものです。
凹み部分で印影が途切れてしまいますが、凹み部分を避けるようなデザ
インの場合には、焼印も有用であることがわかりました。

プラスチックに焼印を押しました。

意外と多いのがプラスチックに押す焼印の注文です。只、プラスチック
の種類はものすごく多いので、押せるプラスチックかどうかの確認が
必要になります。プラスチックに押す焼印の注文があった場合、貸出用
の焼印で実際にお客様に試してもらってから注文頂けるようにしていま
す。 今回は、透明なアクリル樹脂板に焼印を押して試しています。

上段の左の画像は、アクリル樹脂板に押すために製作した焼印です。
普通の焼印とは少し違い、印面の深さは1ミリに抑えていて、台座部分
を普通より厚めに作っています。 これは、印面に力を加える必要が
あることと、印面の温度管理がし易いようにする為です。勿論、仕様
は電気ゴテ焼印で温度コントローラを使っています。写真では、印面
だけ写っていますが、その後、100w電気ごて用の棒をとりつけてから
使っています。上段の左から2番目の写真は、実際にアクリル樹脂板に
焼印を押した画像です。プラスチックに焼印を押すと、どうしても印
面の周りが熱で溶けてしまいピントの甘い押し上がりになってしまい
ます。上段右の写真は、比べる為に同じ焼印を紙に押したものです。
紙ですと断然シャープな印影になります。
下段の3つの画像は、上段と同じようにしてアクリル樹脂板に焼印を押
したものです。アクリル樹脂板に実際に焼印を押してわかった事です
がアクリル樹脂板は硬いので、思ったよりかなり強めに印面を押し付
ける必要がありますので、印面が大きくなると手作業では、綺麗に押
すことが出来なくなってくると思われます。

同じ焼印による材料別押し比べ

実際に同じ焼印で押す材料を変えるとどのように押せるのかを検証し
ます。色々なものに焼印を押したいというお客様がいらっしゃいます
ので、参考になればと思いあげました。

上段の左は、食パンの耳に10ミリの小さな焼印を押した画像です。
パンの耳は案外硬いので綺麗に押せます。その隣は、同じ焼印を
木製のシナベニアに押しました。ベニアの方が細くハッキリとした
線になっています。上段の左から3番目は、シナベニアに焼印を押し
た画像でその隣は同じ焼印をベーコンに押しています。ベーコンに
押した方は、脂身の部分うまくでませんでした。
下段の左は、シナベニアに押した焼印の印影で、その隣はベーコン
におしています。意外とベーコンの方もよく出ています。
下段の左から3番目は、シナベニアに押したフクロウの焼印で隣が
革に押したものです。革の方が輪郭がハッキリして線が細くなって
います。

上段左は、茶色のダンボールに押した印影で、隣は革に押したもの
です。ダンボールの方は、余り力を入れてはいませんが、少し凹ん
でいて全体的に軟調気味です。上段左から3番目は、杉の板に押した
焼印でその隣はシナベニアに押したものです、同じ木材でも印影は
違ってきます。下段左は、シナベニアに押した焼印で隣は革に押し
たものです。断然、革の方が綺麗に押せています。下段の左から3
番目は、白い紙に押した焼印で、その隣は革に押したものです。
押し比べから言えることは、革が一番綺麗に押せて、その次は杉の
木、その次は、白い紙、その次はシナベニア、次はダンボールで
最後にベーコンになることです。