焼印革屋さん編

小樽市内で営業する革屋さんからの注文で、40ミリの文字数の多い焼印を作りました。私は革屋さんではありませんが、革用の工業ミシンを持っています。このミシン、別の革工芸のお客様が買い替えで不要になった物を譲って頂きました。関西のお客さんだったので、送料が結構かかりました。そのミシンを使えないで困っていたところ、安斉さんという小樽市内で革関係の工房をやっている方からご注文があり、焼印を作りたいので、一度、会いたいとの連絡をもらいました。お会いして色々と話し合い焼印を製作して納める事になり、出来上がった時に、実は、ミシンの使い方がわからないで困っている旨をお伝えすると、親切に教えに来てくれることになりました。安斉さんからミシンの使い方や調整の仕方等色々教えてもらいどうにか使えるようになりました。只、ミシンの縫う速度についていけずに、縫い目が曲がってしまうので、後は練習して慣れるしかないと思います。その時に安斉さんにお礼として別の焼印を1本製作して渡しました。いわゆる、物々交換という形になりました。実は私、昔趣味でナイフを作っていましたので、ナイフ用の革のシースを自分で作りたいという思いがありましたので、今でも自作のナイフに合わせて革のシースを作っています。
勿論、自分で作った革のシースには、自分で作った焼印を押しています。

革等の小さな焼印
革等の小さな焼印の画像

上の写真は、出来上がりました安斉さんの焼印をベージュの革に押した画像です。写真に写るスケールからわかると思いますが、幅40ミリ程の焼印に、文字が21文字並んでいるので1文字が2ミリに満たない小さなものです。横に細長い焼印でしたので、熱の回りを考えて100W電気ごて仕様で台座部分を厚めにして製作しました。