金づちの焼印

小さな金づちの焼印を製作しました。正確には、金づちかどうかは不明です。どうゆう訳かと言いますと、玄翁(げんのう)、金づち、ハンマーはそれぞれ別の物と聞いた事があります。玄翁は本来、釘を打つものではなく、ノミでほぞ穴を開ける為にノミの頭を叩く道具だったそうです。詳しく見ると玄翁は、両端で叩くと思われますが、片方は平らではなく、少し山なりに盛り上がっていて、盛り上がった方で、ホゾ穴にホゾ木を差し込んだ後に、ホゾ木が抜けないように盛り上がった方の面で木を叩いてわずかに膨らませる為だそうです。このホゾ木が抜けないように叩く事を「木殺し」といい、玄翁の盛り上がった方を木殺し面と呼ぶそうです。半面、金づちは、釘を打つことを主体に作られており、片面は平らになっていて釘を打つのに使いますがもう片方は、くぎ抜き等の別な用途で使えるようになったものが多いそうです。ハンマーですが、木工建築が主な用途の日本の金づち、玄翁に対して、西洋では、鉄を打つことがメインとなり、鍛冶屋さんが使いやすい用に重めに作られたりしているので、正確には、玄翁、金づち、ハンマーはそれぞれ別の物になるそうです。そういわれると、作った焼印は金づちかハンマーになると思います。

金づち焼印
金づち焼印の画像

上の写真は金づちの焼印を厚紙に試し押しした時の画像です。下の方に見える小さな黒丸は、釘の頭を表しています。大きさは、幅20ミリで40W電気ごて仕様で製作しました。金づちの持ち手の部分線画でかなり線が細くなっていますので、うまく出るかどうか心配でした。