ハトと十字架の焼印

30ミリ丸の中に2羽のハトと十字架がデザインされている焼印を作りました。ハトは平和の象徴として有名ですね。ハトは、無線技術の発達していない時代には伝言を伝える大切な役目を担っていた動物です。太陽との関係から位置を知る能力があり、地磁気を感じて方角を確認できる能力や帰巣本能等をうまく利用して情報伝達に利用していました。又、戦争にも利用もされてきましたが何時から平和の使者と呼ばれるようになったのでしょうか?ギリシャ神話では、美と愛の女神アフロディーテの聖鳥とされており、新約聖書では、苦行を終えたキリストをサタンが誘惑しそれを絶った後に、精霊が白いハトの姿になってくだったと言われていますが。この辺が平和の使者といわれる所以なのでしょうか?又、ヨーロッパでは古くからハトのレースも盛んで、名家が競って優秀なハトを育ててレースに出していたそうです。そんなハトも今では周りで見かける事も少なくなったようです。私の回りでは、運河公園に行けばハトを見ることが出来ますが他には見る機会もなくなりました。中国やフランスでは食用としても一般的だと聞きますが、日本では、あまり聞きません。十字架も私の回りにはあまり馴染みがありません。確かに、日本人もキリスト教を信仰する割合が増えているようですが、田舎ではまだまだ少数派のせいかもしれません。そんな私の回りでも意外に幼稚園でよく十字架を見かけます。不思議なことにキリスト教関係の幼稚園の方が数が多いようで、逆に仏教関係のい幼稚園は殆どないと思います。

ハトと十字架の焼印
ハトと十字架の焼印画像

上の写真は出来上がったハトと十字架の焼印を木に押した時の画像です。多分キリスト教関係の方からの注文だと思います。30ミリ丸で100W電気ごて仕様で製作しました。シンプルなデザインの焼印ですが、なぜか心が和むような感じがします。ハトの目の部分小さくてうまくだせるか心配でしたので、鋳造しやすいように少し大きめに作って、鋳造後に研磨して小さくしました。