餃子屋さんの焼印

餃子屋さんの焼印を作りました。テレビのCMでよく冷凍餃子の宣伝を見ますが、餃子は私も大好きです。ラーメン屋さんに行くとラーメンと餃子を同時に注文します。パリッとした皮の中にジュウシーな具材が入っていて熱々の餃子は絶品です。私が学生の頃までは、小樽にもミヨシの餃子屋さんがあったので、よく買い食いしていましたが、いつの間にかなくなり、今は札幌まで行かないと食べられなくなってしまいました。餃子には、水餃子、焼餃子、蒸し餃子、揚げ餃子がありますが、私は焼餃子が一番だと思います。元々は中国料理だったと思いますが、今私達が食べている餃子は、日本で工夫改良された日本発の味の餃子で、日本に観光に来た中国人が、中国の餃子を全然ちがうので驚いていた場面をよくテレビで見た事があります。餃子を食べる時につけるタレも普通は、しょう油とラー油と酢を入れますが、私の場合は酢は入れずに食べます。確かに今の冷凍餃子は、冷凍技術の発達から味も良くなっていますが、まだまだ生の餃子には勝てない気がします。

餃子屋さん焼印
餃子屋さんの焼印画像

上の写真は、テムジンさんという餃子屋さんの焼印をシナベニア板に押した時の画像です。北海道に住んでいる私は、テムジンさんを知りませんでしたが、テムジンさんは全国展開している餃子チェーンで調べましたら札幌にはあるようです。あっさりとしてヘルシーなこだわり餃子が人気で、私も一度食べてみたいと思います。その味の秘密はたっぷりの野菜と豚肉ではなく、牛のミンチを使った手作り餃子にあるそうです。又、テムジンという名前も餃子屋さんの名前としては不思議だと思っていましたら、お店を始める時に、ある人からジンギスカンという名前を薦められたそうで、その時、社長がジンギスカンという名前は重過ぎると考えて、ジンギスカンの幼名であるテムジンにしたそうです。

焼印を厚揚げに

足跡(肉球)の焼印を厚揚げに押して見ました。使った肉球の焼印は、ミニ焼印としてオークションで販売している1,700円の安い焼印です。印面の彫は7ミリの深彫で、焼印として食品にも押せる安いけどポテンシャルの高いものです。直火式焼印ですので、バーナー等で炙って押しますが、今回は、ガスコンロで加熱して押して見ました。

肉球焼印
肉球焼印の画像

上の写真は肉球焼印を厚揚げに二回連続で押した画像です。厚揚げの表面が凸凹していますので一部分、焼印の印面が触れずに焼けていない部分があります。
私は厚揚げや揚げが好きで頻繁に食べます。大豆製品で健康に良い事もありますが、肉より好きです。高校時代の友人の親が豆腐屋さんをやっていてそこのお店の揚げが美味しく大好きでしたが残念ながら廃業してしまいましたので、今は近くのスーパーの厚揚げや揚げを買っています。あまり知れていませんが日本も大豆の輸入国で、年間300万トン前後輸入しています。その輸入先の一番は、アメリカ合衆国で他にブラジルやアルゼンチン等からも輸入しています。そんな大事な大豆ですが、日本人の食用に使われるのは全体の4%前後でその他大部分は、油をとるのに使われています。大豆からとった油は食用油としても使われるのでそれを換算すると大豆全体の13%前後は人の食用になる計算です。大豆も他のマメ科の植物と同じく種子に毒性があり、生で食べるとお腹を壊す事があります。
ビールのおともに人気がある枝豆も大豆で出来ています。勿論、枝豆も大好きですしビールもしかりです。同じ大豆製品に豆腐がありますが、豆腐も焼豆腐の場合には結構綺麗に焼印が押せますので、寒い時期になると、おでん屋さんからの焼印製作の注文も増えてきます。

 

アリの焼印

昆虫の蟻がデザインされた焼印を作りました。蟻の体全体が出てきますので足の部分が非常に細く長くなりますので足が製作可能なサイズで作る事になります。このように焼印を作る場合には、一番製作が難しい部分を基準にして大きさを設定するか、大きさが決まっている場合には、作りにくい部分の線幅を変更する場合があります。蟻を嫌っている人も結構いますが、日本に昔から住んでいる蟻は益虫として、色々な害虫を捕食してくれるので役にたつ昆虫だと思います。只、近年、外国から毒を持ったヒアリが入ってきたりしています。ニュースを見ていると日本全国でヒアリの巣が発見されているようで、見つかる度に、駆除している様子が放送されていますが、日本各地で見つかるという事は、もう日本に定着していると見た方がよいと思います。北海道でも、苫小牧の港でヒアリが発見されニュースになりました。只、ヒアリは南方系の昆虫で寒さに弱いようで、北海道の冬を乗り越える事はできなようですので、北海道には定着しないだろうと放送していましたので一安心しました。でもそのうちに北海道にも定着するかもしれません。その理由は地球温暖化と寒さに対する耐性をもった個体が出てくる可能性がある為です。私の学生の頃は、北海道にはゴキブリが住んでいないと言われてましたが、近ごろは、札幌や地方の都市でも見かける事があるそうです。昆虫の進化もありますが、暖房設備が整ったことにより一年中ゴキブリが活動できる温度の場所が増えたからのようです。快適性や利便性を追求する人間が、結局自分たちの害になる生物の生息環境を整えているのは皮肉的なことですね。

アリの焼印
アリの焼印画像

上の写真は出来上がったアリの焼印を木の板に試し押しした時の画像です。左右対称に整ったアリの足を見ると、展足板で足を整えた昆虫標本のようです。大きさは画像からもわかるように幅35ミリで100Wの半田ごてを使った100W電気ごて仕様で作りました。

焼印ニングルテラス

カタカナで「ニングルテラス」と表示された焼印を製作しました。北海道には、先住民であるアイヌの言い伝えが沢山あります。ニングルもその中の一つで、アイヌ語で「ニン」は縮むという意味があり、「グル」は、人を表すのでニングルとは小人の事を表しています。よく北海道の観光パンフレットにフキの葉を傘にした小人がデザインされているのを見ますが、その小人はコロポックルと呼ばれるニングルです。又、テレビのCMで森林破壊防止キャンペーン用に放映されたニングルが泣いている画像を知っている方も多いと思います。演出家の倉本聡さんが著書の中でニングルを取り上げていますのでニングルといえば倉本さんを思い出す方も多いと思います。そんなニングルの名前をつけた施設が北海道富良野にあり、ニングルテラスと呼ばれています。ニングルテラスは15棟のログハウスで構成されており、色々な知恵を工夫を凝らしたニングルテラスにしかない商品を作り販売しています。中には、羊毛フェルトや流木を利用した作品を作っている工房や森の鍛冶屋さんという鉄を使っている工房、万華鏡、革や木、ろうそく、紙、ガラスや銀細工の工房等があり、どの工房もオリジナリティーに富んだ作品を製作販売しています。又、製作体験の出来るクラフト工房やカフェもあります。

ニングルテラス焼印
ニングルテラス焼印の画像

上の写真は出来ましたニングルテラスの焼印を木に押した時の画像です。大きさは一緒に写っている定規からわかる通り幅30ミリで80Wの半田ごてを使った80W電気ごて仕様焼印で作っています。

焼印渦巻マーク

渦巻きのようなデザインの焼印を製作しました。太目の渦が反時計回りに回っているように見えますし、見方によっては巴の字を反転したようにも見えます。渦巻きといえば、何といっても鳴門の渦巻きを上げる人が一番多いと思います。残念ながら私はまだ見た事がありません。鳴門海峡は、瀬戸内海と太平洋を結ぶ海峡で、潮流が日本一速く、発生する渦潮の直径は15メートルを超えて大きい時には30メートルにもなるそうです。実際に見てみたいと思いました。又、渦潮と言えば銀河を思い浮かべる人もいると思います。天体写真でアンドロメダ銀河やその他の銀河を見ると渦潮のように回っているように見えます。銀河は、沢山の星や星団で作られていてその中心にはブラックホールがあると言われています。ブラックホールの強力な引力の影響により銀河が作られていると思われます。その銀河の渦も左巻きや右巻きがありますが、実際には見る視点の問題で、右巻きの渦でも反対側から見ると左巻きに見えるので渦の向きは相対的なものでしかありません。不思議なことに銀河が回っている回転速度は中心部でも周辺部でも同じくらいのスピードになっているそうです。普通は、回転している中心部ほど回転速度は速く、周辺部は遅くなるのですが、銀河の回転速度が変わらない事から外側に重力を取り巻く何らかの物質が必要であり、その物質がある事はわかっているのですが確認できないので暗黒物質をいう名前で表現されています。

渦巻き焼印
渦巻き焼印画像

上の写真は出来がった渦巻きのような焼印を木の板に試し押しした時の画像です。お腹がすいていた時に見たらナルト巻に見えてしましました。ナルト巻は、焼印を綺麗に押しやすく、焼印映えする食材です。

 

丸づくしの焼印

丸(〇)を6つ集めて三角形を描いた焼印を製作しました。丸は焼印の枠としてよく使われる図形です。面に力が均一にかかる形なので、焼印にすると押しやすい焼印になるので好まれると思います。丸というと円周率の話になる事がありますが、円周率をどこまで知っているかという事が度々、テレビ番組でも見る事があります。普通は、3.14までで大丈夫だと思います。私は、色々な小物を作るので円周率から巻き付ける材料の必要な長さを計算する事があります。例えば9ミリの棒材を丸くまげて輪を作る場合には、作る輪の内径を仮に50ミリとしますと、50×3.14としたい所ですが、実際には、丸棒の太さがありますので、太さ9ミリの棒の場合には、棒の半径が4.5ミリになりますので、棒の中心部分は、内径50ミリ+4.5ミリ+4.5ミリになり、計算上は、59×3.14で約185ミリとなりますが、私の場合には、曲げる時の誤差も含めて190ミリとして材料の長さを決めます。
先日、テレビ番組で、小学生のゆとり教育を取り上げ番組を放送していたのを見ましたが、驚いた事に、円周率を3にするべきと言っている人が出ていました。
この人は何を言っているのか?と疑問に思いました。確かに教育上は扱いやすいようになるかもしれませんが、本来は、円を求め物を作るのに必要な情報で教育の為に左右されるべきではないと思い、半分あきれて見ていました。学校教育については色々な問題が提起されていますが、根本的に日本の教育は余計な規制だらけでかなり歪んでいる結果だと思います。

丸づくし焼印
丸で構成された焼印

上の写真は丸づくしの焼印を木に押した画像です。この焼印、丸を6個集めて三角形の形に配置していますが、印面の台座部分も余分な所が押すものに触れないように三角形にしています。実は、三角形の焼印は頂点部分に力が加わりやすくなり、その部分が濃いめに焼けてしまうので、綺麗に押すのが難しくなります。今回の写真も見てもらえればわかると思いますが、写真の左下の丸部分だけ太く二重になっているように見えますが、この部分に力が集中したのでこのような焼け方になってしまいました。押した時の力の配分で言うと、時計の文字盤にたとえると5時方向に力が入りすぎてこのような歪な印影になってしまいました。上の写真は、今回の焼印を試し押しした時の最初に押した画像で、次に押した時には、最初の画像を確認して修正し、11時の方向に力が向くように意識して綺麗に押す事が出来ました。このように焼印のデザインにより、押しやすい力配分がかわるので、最初に使う時に何度か試し押しをすることをお勧めしています。

賀玉の焼印

賀玉という字が書かれた縦書きの枠付き焼印を製作しました。賀玉とは、ネットで調べてもよくわかりませんでしたが、文字からすると「お年玉」の事だと思います。小さい頃は、正月にお年玉をもらい、いくらたまるか楽しみにしていましたが、成人してからは、渡す方になり、兄弟の子供や母、祖母等に渡してみました。うちの関係は男性が早死にする傾向があるのか、父と祖父にお年玉を渡したことはありませんでした。そのうちに自分の子供が生まれ、お返し分も出ていくようになり、お年玉を渡していた全盛期には、年末、年始に結構な出費でした。出費がかさんだのは、クリスマスと正月に2度渡す必要があったからですけど!
その後、兄弟の子供たちは成人し、自分の息子も成人し、祖母が亡くなったりしましたので、今では私の母にしか渡す事がなくなり、すこし寂しい感じもします。そのうちに、息子が結婚して子供ができたら、その子にお年玉を渡す事になるのでしょうね。お正月といえば、昔は自宅で餅つきをしていましたが、今は、餅を買う事になっています。私が小学校位の頃は、杵と臼で年末近くに良く餅つきをしていましたが、いつの間にか、電動式の餅つき機に変わり挙句の果てには餅を買ってくるようになったのも寂しい限りです。息子が結婚して、子供が出来たら、奮発して、臼を杵を買い、餅つきを一緒にしてみたいと思います。今、思い出すと昔使った杵には、屋号のような焼印が押してあった気がします。

賀玉焼印
賀玉焼印の画像

上の写真は出来がった賀玉の焼印を木に押した時の画像です。書体は筆文字様の書体で、おめでたい事なので、枠は角丸の枠を使いました。この焼印の大きさは、高さ30ミリ×幅15ミリで100W電気ごて仕様で製作しました。

 

標語的焼印

「今 北から発信」という標語のような言葉の焼印を作りました。インターネットと各種SNSやスマホの発達で、個人が簡単に色々な情報を発信する事が可能になりました。昭和の頃は、大衆に向けて何かを発信するには、テレビや新聞、雑誌等のマスコミを使って対応する方法がメインでしたが、今では、自分のスマホから簡単に同じ趣味を持つ人や不特定多数の人に情報発信できます。このことは、仕事の在り方を変えて店舗や販売会社の手を借りずに自分で販路を開拓して
自分だけのブランド(マイブランド)を立ち上げ仕事にしたり、一部の少数派の志向品でも仕事として成り立つ素地を与えてくれました。何を隠そうメタルアートもその恩恵にあずかっています。又、この簡単に発信できることが逆手にまわり新しいタイプの犯罪や問題が起きているのも事実です。私の息子も高校生の頃にツイッターで誹謗中傷され名誉棄損にあたるような内容の事を書かれまして、小樽警察に相談に行った事があります。結局は警察では何の手立てもうてずに、ツイッターに私の方から削除依頼を申請しましたが、結局は、犯罪性のある内容の規定には当てはまらないという事で削除依頼も受け付けてもらえませんでした。そこで、弁護士の運営しているサイトで色々と調べた所、裁判にして被害届を提出し、裁判所の方から開示命令を出してもらわないと先に進むことができないという事がわかりました。それには多額の費用と時間がかかり個人的に対処できない事だと判断して放置する事にしました。よくプライバシーの問題を言いますが被害者側のプライバシーにも配慮して対処してはいないと思います。先日、この問題の投稿のアドレスを入力しましたら、あれから4年近くなるのにそのページはまだ表示されていて驚いてしまいました。

標語的焼印
標語のような焼印

上の写真は出来上がった標語的な焼印を木の板に押した時の画像です。この焼印の大きさは、幅30ミリ×高さ15ミリで100W電気ごて仕様で作りました。

浅い彫の焼印

浅い彫の焼印製作の経緯

メタルアートで作っている焼印は通常印面の彫りを3ミリにしていますが、用途により深さを変える事があります。例えば、あるお菓子屋さんは職人さんからの指定で6ミリで彫る事になっていますし、ある蒲鉾屋さんはもっと深い10ミリで作ります。そのような状況なので、3ミリ以上彫る事はありますが、逆に浅く彫った事はあまりありません。今までで浅く彫った事と言えば焼印を作る場合ではなく、溶かした蝋をたらして、封印を押す封ロウ用のコテを作ったときに1ミリで彫った事位でした。焼印を作る時にロストワックス鋳造という、細かい物も鋳造出来る方法を使っていますが、鋳造用の機械が家庭用100Vで作動する機械を使っているので、工業用の大型機械に比べ、細い部分まで綺麗に鋳造するのが難しい面があります。そこで、鋳型の温度を細かく管理することで出来るだけベストな鋳造をと思っていますが、鋳造する線の太さが0.5ミリ以下になるとうまく鋳型に鋳込めない確率があがります。又、当然の事として印面を深く彫る程、細い部分に加わる圧力が減るのでその分、うまく鋳造できなくなる確率があがります。一番よい方法は、真空加圧式の大型鋳造機をいれれば、いいのですが電源を工業用200Vにして、高価な機械を導入しないとならない為に、焼印の製作単価も必然的に上げる事になってしまいます。そこで逆転の発想として、今ある機械で細い線も安定して鋳造出来るように、印面の彫を浅くして実験してみました。

小樽マンホールの浅彫り焼印で実験

メタルアートでは、焼印以外にキーホルダーやストラップも製作しており、小樽水道局から許可を得て、小樽のマンホールに関する商品を開発中です。本来は、ラバーキャストという方法で、低融点合金をゴム型に流して、キーホルダー用の金属ヘットを作ろうと思っていたのですが、小樽市内の観光お土産店をみて回った所、ある程度の量をキーホルダーとして販売していく為には、販売単価で500円前後にしなければならず、そのためには、委託販売料金等を考えると100円代の製造原価を保たないと利益がでない計算になります。そこで、金属ヘットのキーホルダーでは採算に乗らないので、革のキーホルダーに焼印を押して販売できないか考えました。取引のある革関係の業者さんのカタログから、革のキーホルダーとして使えそうな部材を見つけましたので、それに合う小樽マンホールの焼印を作る事にしました。ところが、キーホルダーの部材の大きさから作る焼印の大きさを算出すると、大きくとも35ミリ丸が限度で、小樽のマンホールの複雑な細かなデザインを焼印にして35ミリの大きさにおさめるには、今までの方法では作れないと思い思い切って逆に焼印の印面の彫を極端に浅くして作るとどうなるか試す事にしました。

0.7ミリ彫の小樽マンホール焼印

焼印として作れることを前提に彫の深さを極端に浅く0.7ミリにしてみる事にしました。今まで焼印を作ってきた経験から通常の3ミリでは焼印として作れないデザインなので、思案した結果、彫を浅くしてみようと思い、彫の浅い焼印を押した時にどうのような印影になるかの実験もかねて思い切って0.7ミリにしました。

浅彫焼印
浅彫焼印の画像

上の写真は小樽マンホールの蒸気機関車のデザインを35ミリ丸の大きさにして鋳造した彫の深さ0.7ミリの浅彫焼印の鋳造後の写真です。写真と撮りやすくするために印面部分を先に紙ヤスリで平面だししてから、斜めの角度で撮りました。
写真をみると0.7ミリでも深く見えます。

浅彫焼印を押した画像
浅彫焼印を木に押した画像

上の写真は、出来上がった0.7ミリの浅彫焼印を木の板に押した画像です。何度か写真を撮りましたがピントが甘く、シャープな画像で撮れませんでした。すみません。本当は、キーホルダー用の革の部材で試してみたいのですが、注文した部材がまだ手元に届いていないので木に押して見ました。又、今回は電気ごて式ではなく直火式で試しましたが、革に押すときまで電気ごて式に作り替えて温度コントローラも取り付けてベストな状態で押せるように準備しておきます。

最後に結果として。

今回、0.7ミリ彫という試したことがない浅い彫の焼印を作り実験してみましたが、思ったより綺麗に押せて私自身が一番驚いています。今まで、標準3ミリ彫った事に意味があったのでしょうか?注文しているキーホルダー用の部材が着きましたら、実際に今回の焼印を押して見て、うまくいけば、焼印スタンドで押せるように専用の冶具を作りご紹介したいと思っています。又、小樽マンホールは今回の蒸気機関車とは別のデザインが沢山ありますので、随時、別のデザインにも挑戦していこうと思います。

 

古語の焼印

古語に関する焼印を作りました。「楽居」という文字の焼印で意味が解らなかったので調べてみましたら古語で「旦那も奉公人も一緒に楽な姿勢で座って」という意味があり、身分の上下に関係なく平等にという意味があるようです。高校時代、古文の授業を真面目に聞いていませんでしたので反省しています。元々は井原西鶴の世間胸算用という浮世草子の中にでてくるとの事です。江戸時代には、色々な文学的な発展や芸術的にも優れた人物が沢山出てきます。浮世草子にはあまり興味がありませんでしたが浮世絵は好きでした。その浮世絵が好きになったきっかけは、昔、永谷園のお茶づけの中に東海道53次の浮世絵カードが一枚入っていてそのカードを集めはじめた事によります。大学生時代ほ東京に住んでいましたので、本物の浮世絵を見る機会もありましたが、北海道にいると本物を見る機会もあまりなく寂しく思います。浮世絵が好きだったので、東洲斎写楽の浮世絵の切手ももっています。

楽居の焼印
楽居の焼印画像

上の写真は出来上がった楽居の焼印を木に押した時の画像です。フォントの書体ではなく文字をデザインして作ったものです。この焼印の大きさは幅32ミリ×高さ14ミリで100W電気ごて仕様で製作しました。太めの書体だったので焼印の印面の彫は5ミリの深彫にして、黒い凸部分に囲まれた白い凹部分、なるべく多くのガス抜き穴を開けて製作しました。又、温度コントローラもつけて納めました。