賀玉の焼印

賀玉という字が書かれた縦書きの枠付き焼印を製作しました。賀玉とは、ネットで調べてもよくわかりませんでしたが、文字からすると「お年玉」の事だと思います。小さい頃は、正月にお年玉をもらい、いくらたまるか楽しみにしていましたが、成人してからは、渡す方になり、兄弟の子供や母、祖母等に渡してみました。うちの関係は男性が早死にする傾向があるのか、父と祖父にお年玉を渡したことはありませんでした。そのうちに自分の子供が生まれ、お返し分も出ていくようになり、お年玉を渡していた全盛期には、年末、年始に結構な出費でした。出費がかさんだのは、クリスマスと正月に2度渡す必要があったからですけど!
その後、兄弟の子供たちは成人し、自分の息子も成人し、祖母が亡くなったりしましたので、今では私の母にしか渡す事がなくなり、すこし寂しい感じもします。そのうちに、息子が結婚して子供ができたら、その子にお年玉を渡す事になるのでしょうね。お正月といえば、昔は自宅で餅つきをしていましたが、今は、餅を買う事になっています。私が小学校位の頃は、杵と臼で年末近くに良く餅つきをしていましたが、いつの間にか、電動式の餅つき機に変わり挙句の果てには餅を買ってくるようになったのも寂しい限りです。息子が結婚して、子供が出来たら、奮発して、臼を杵を買い、餅つきを一緒にしてみたいと思います。今、思い出すと昔使った杵には、屋号のような焼印が押してあった気がします。

賀玉焼印
賀玉焼印の画像

上の写真は出来がった賀玉の焼印を木に押した時の画像です。書体は筆文字様の書体で、おめでたい事なので、枠は角丸の枠を使いました。この焼印の大きさは、高さ30ミリ×幅15ミリで100W電気ごて仕様で製作しました。