キャラクターの顔の焼印

リコマニア様から2本の焼印製作を依頼されました。1本はRIKOmania様の頭文字をデザイン化したRの文字と女性キャラクターの顔の焼印です。顔の焼印は画像ファイル(bmp)からの製作で、今回はデザインが細かく、焼印サイズが30ミリとあまり大きくないので詳細な製作データが必要な為に画像ファイルをそのまま使わずに、トレースしてパスデータを作ってから切削用DXFデータに変換しました。ちなみにRIKOmania様は、渋谷の街で情報をチェックしているスタッフが人に気にいられ、こんな感じんが欲しかったと言われるような企画を立案、ご提供する会社です。面白い社名ですが、会社を立ち上げた女性社長のあだ名がRIKOでmaniaはオタクのmaniaと社長の名前の真理子のmaを繋げた言葉の遊びで命名したそうです。人の集まる都市には、流行の兆しや組み合わせるとヒット商品になるような商材があり、アンテナを広ろげてその情報をキャッチ出来る人だけが次のヒット商材を生み出せるのだと思います。そんな次のトレンドを発掘して情報発信していくことは大変な仕事だと思われます。著名な経営者や1代で大きなビジネスを築き上げた人は、ビジネスに対する広範囲で高性能のアンテナを持っていたと思いまし、普段から注意深く物事を見て、チャンスとみれば行動出来る実行力ももっていたと思います。RIKOmaniaの女性社長さんもきっとそんな方だと思います。

左の写真はRIKOmania様のRをデザイン化した焼印の試し押し画像です。丸みを帯びたアニメの題材で出てきそうな文字です。大きさは、幅20ミリ×高さ17ミリで、1本の電気ゴテで印面部分を差し替えて使う為に大きな顔の方に合わせて100W仕様で作りました。中央の画像は、製作用に頂戴した画像ファイルで、ここからデータを作りました。右の写真は、実際に完成した焼印を試し押しした時のものです。大きさは幅30ミリ×高さ29ミリのほぼ正方形に収まる形です。顔の方の焼印を鋳造する場合に、星のマークの細い棒の部分、30ミリでは、うまく出ない可能性がありましたので、少し太めにして鋳造して、試し押しをしながらルーターで削って調整して作りました。デザイン画では、耳の下の部分に2つの小さな点がありますが、顎の線の近くの点は、印面上は出ていても、いざ焼印を押すと放射熱で変色して判読できなくなってしまいました。同じように髪の毛の部分もうまくでませんでした。

ひらがなの焼印

自動車関係のシャロン様から「じどうしゃや」と、ひらがなで書かれた焼印製作を依頼されました。自動車屋と漢字で書くよりひらがなにした方が見た目の訴求力はあると思います。今の生活になくてなならない自動車ですが、若者の間では自動車離れが叫ばれているのも事実です。東京のような公共交通の便の良いところに住んでいると自動車の必要性は低くなると思いますが、北海道のように面積が広く、人口密度の低い地域では、公共交通を使える地区が限られており、個人の家から、色々な商業施設までの公共交通手段がなく、自動車に頼らなければならない場所が沢山あります。又今の時代、小さな個人商店がなくなってきているので、どうしても遠方に買い物をしに行く必要も出てきます。私の家の周りでも殆ど車を持っています。奥さんが買い物に行くための軽自動車があるのが普通です。郊外では、都市部と違い土地はありますので、車を止めて置く場所には困らないのも一因だと思います。車が生活に必要な事は、逆に高齢化が進み車を使うことができない人が増えている問題も引き起こしています。高齢者の移動手段が車しかない為に高齢でも運転を続けないとならない実情から高齢者の交通事故が増えています。一番の解決方法は、速く完全自動運転車が登場する事だと思います。地域の取り組みとして、乗合のマイクロバスを走らせたり、移動販売車を走らせたり、コンビニで自宅までの配達するサービスを始めたりする取り組みはありますが、一部地区に限られ、人口の少ない農村部では、なにも対策がとられていないのが実情です。

シャロン様の焼印
シャロン様ご注文の焼印

写真はシャロン様からの依頼で製作したじどうしゃやの焼印です。楕円形の外枠にひらがなで「じどうしゃや」とデザインされその下にルート339と道の名称が入っています。ちなみに国道339号線は、青森県弘前市から東津軽郡外ガ浜町まで繋がる国道で、青森県龍飛岬の部分で階段国道と呼ばれる車が通ることができない全国唯一の国道として有名です。シャロン様の焼印の大きさは、幅50ミリ×高さ30ミリで150W電気ゴテ仕様で作りました。楕円形の焼印で押しやすい縦横の比率が1:3までですので、今回の場合は押しやすい楕円の焼印に入ります。又ひらがなで焼印をつくる場合に一番問題になるのは濁点です。濁点の間の余白が狭いと潰れて1つの塊になってしまいますし、間を広げすぎると間抜けな印象になります。

お酒という文字の焼印

天池様からのご注文で日本語で「お酒」とデザインされた焼印を作りました。外国人の来日ブームのせいか、アルファベットの焼印で「OSAKE」という文字のものも作った事があります。お酒は20歳からとよくいいますが、私が初めてお酒を飲んだのは小学校の頃だと思います。小さい頃、お正月の御屠蘇として飲んでいました。御屠蘇(おとそ)とは、お正月に今年も一年間無病息災でありますようにと願いを込めて飲む縁起もののお酒で、風習として未成年が飲んでも差支えのないものだと思っていました。勿論、厳密には違法だと思いますが… お屠蘇として飲んでいたのは日本酒で、親父の出身が新潟県だったので、新潟の親戚から送られてきた「越の寒梅」というお酒を飲みました。小さな盃で1杯だけでしたが、あまり美味しいものではないのに大人がどうして好んで飲むのか疑問でした。只、甘酒だけは、小さい頃から好きで飲んでいましたので、お酒も甘酒のようなものだと考えていた時期もありました。その後、高校生の時にビールを飲みましたが、初めてのんだ時は、こんな苦くて不味いものは大人になっても飲みたくないと思いましたが、その後、成人して仕事についてからは、ビールの味が美味しく感じるようになり、時たま飲むようになったのは、味覚が変わったか?、ビールに慣れたかどちらかでしょうね。
そんな私ですがタバコは吸ったことがありません。正確に言うと、一度だけ吸いましたが、その後すっていないと言った方が良いのですが、小さい頃、よく父親がシャボン玉にタバコの煙を入れて遊んでくれました。その煙入りのシャボン玉を手で壊して煙をだすのが好きで何度も頼んで遊んでいました。ある時に、父親が目を話した隙に自分でもやってみたいと思い灰皿の上に置いてあった火のついたタバコをおもいきり吸い込んで、むせて大変なめにあいました。これがトラウマになり以後タバコを吸うことがなくなりました。高校は男子校だったので、私以外は多分全員タバコを吸っていたと思います。今では、ひょっとして子供にタバコを吸わせたくない場合、小さい頃に吸わせてみるのも良いかもと思っています。

天池様の焼印
天池様のお酒の焼印

上の写真は、天池様からのご注文で製作しました「お酒」と書かれた焼印をシナベニアの板に試し押しした画像です。お店の木製の注文板に押して使うとの事でした。 大きさは縦45ミリ×幅16ミリで150W電気ゴテ仕様で作りました。

三つ星印の焼印

東京の三井様からの依頼で星印の焼印を製作しました。デザインは、星印が3個並び英語でSHOWAと書かれています。星のデザインは、元々、古代のエジプトが発祥で、天井に空を表すために書かれていたものだそうです。星のデザインが入った焼印をつくる事は非常に多く、10個に1個の割合位で、どこかに星のマークが入っています。古代の神話や世界観では、天体や宇宙が神々の世界として表されていますが、星の運行や配置等も人間の想像性を掻き立てて、知らないことへの畏怖や謙遜へと繋がっていると思います。少年科学館で初めてプラネタリウムを見たときに、宇宙の広さと謎について想像してワクワクした事を覚えています。夜空に点のように光り輝く星でも、実際には太陽よりもはるかに大きく、地球から光の速さでも何万年もかかるような距離にあるとは、信じられない事でしたし、その星々の先には、大宇宙が広がっていて、宇宙の端はどうなっているのだろうとよく考えていました。結局、今の科学でも宇宙の端がどうなっているかは不明で、人間の創造力を超えた問題だと思います。人間は光で物を見ていますので、宇宙の端は光の速さよりも速く膨張しているとの事ですので人間の能力では、永遠に宇宙の端を見つける事はできないのでしょうか。数学的な手法を使って宇宙の端を説明している学者さんがいて先日、テレビで紹介されていました。内容的にはよくわかりませんでしたが、数学の知識を使えば宇宙の端の状況を説明できるそうですが、説明出来た所で、それが事実であることを確認することができないのでにわかには信じられませんでした。人類の歴史はわからない物を解明して、生活に役立つように利用して発展してきましたので、宇宙についても同じように不明な点を解明しつつ、利用していけばいずれは宇宙の謎に迫れるかも知れないですね。私の生きている間には無理でしょうが。

三井様焼印
星と英語の焼印

写真は、三井様からの依頼で製作しました焼印の試し押し画像です。上の部分に星が3つ並んでいますね。みっつ並んだ星を見ると格付けの星のマークを連想してしまいます。三ツ星は上級ランクですね。SHOWAの文字を見て、昭和を連想するのは昭和生まれだからでしょうか?平成も30年になり年々昭和生まれの人は減っていき、今の若者は平成生まれですよね。ひと時もスマホから手を離さずに歩いている若者を見ますとつくづく年齢を感じてしまいます。昭和の30年代生まれの私にはインターネットについて行くにがやっとで、スマホは持っていなくガラケイで電話とメールしか使っていませんが、スマホを巧みに操る若者を見ていると羨ましくすら感じます。 三井様の焼印の大きさですが、幅14ミリ×高さ10ミリの小さめで、40W電気ゴテ仕様になっています。

カトラリーの焼印製作

ケーアイ様からカトラリーの4種類の焼印製作を依頼されました。カトラリーとは、食卓用のスプーンやナイフ、フォークの事ですが、中世ヨーロッパでは、暗殺を恐れて銀製のカトラリーが使われていました。当時、暗殺に使われた毒物がヒ素の化合物で、精製技術が未熟だった為に、ヒ素に硫黄分が残り、その硫黄に銀が反応して硫化銀になることで、銀食器が変色する事を利用したそうです。
メタルアートでも、柄の部分が木管楽器のフルートの形をしている925銀製のスプーンを製作して収めたことがあります。
今ではカトラリーの大半がステンレス製になっています。今回の焼印もカトラリー本体は金属なので押すことができないのでカトラリーのセットを収める木製のケースに押して使用すると思います。

上の写真はカトラリーの木製箱に押すために製作しました4種類の小さな焼印の試し押し画像です。一番左はアルファベットのMの文字に花の飾り等を加えたデザインで、大きさは幅10ミリ×高さ7ミリと小さなものです。左から2番目の画像はバラの花をイメージしたデザインの焼印で、大きさは、幅10ミリ×高さ8ミリです。右から2番目は、葉っぱを2枚重ねたデザインで、大きさは幅8ミリ×高さ5ミリになります。一番右の画像は、「many」のアルファベットの焼印で、大きさは、幅15ミリ高さ7ミリになります。この4本の焼印は、1本の40W電気ゴテで差し替えて使用するようになっており、各焼印の印面台座部分には、40W用の5ミリの銅棒が取り付けられています。1本の電気ゴテで印面部分を差し替えて使う場合、別の印面に差し替えてから焼印が押せる状態まで印面が温まるには、多少時間がかかります。お客様によっては、焼印を押す能率を上げるために、お使いになってから、電気ゴテを追加注文される場合もあります。ケーアイ様も能率を上げる為に別に40W電気ゴテを1本追加され、電気ゴテ2本と焼印の印面4本の体制で使用されました。1本の電気ゴテで複数の印面を差し替えて使用する場合に、別の方法もあります。その方法は、熱容量の大きめ電気ゴテを使用して温度コントローラを使う方法です。熱容量が大きい電気ゴテは当然、温まるのも早くなりますが、温まり過ぎる事もありますので、この場合には温度コントローラの併用をおススメしております。

リスの焼印

駒川様から小さなリスの焼印製作を依頼されました。デザインはbmpファイルでもらいました。製作する焼印が大きなもので、単純なデザインであればbmpファイルのままデータ化して原型作りをするのですが、今回は15ミリと小さい為に精度の高い版下データが必要になる為に、bmpファイルを版下にして輪郭をトレースしパスデータを作ってから切削データにしました。今回の頂いたデータをそのまま使う場合、40ミリ位の大きさでしたらbmpファイルのままで切削データに使えたと思います。デザイン的に一番大変なのは、カスレのある筆文字のデザインを画像ファイルで貰う場合です。この場合、貰った画像ファイルを製作する焼印のサイズで一度プリントして、概ね0.5ミリ以下の部分は、デザイン的に一番影響しないように、削除するか大きくするか判断し輪郭をトレースしてからお客様にご提示して製作になります。

左の写真は、駒川様から頂戴したbmp画像のデザインです。四葉のクローバーの葉の付け根部分と尻尾の付け根の細い白い部分とりすの目の部分は、サイズ的にかなり小さくなるので、焼印うぃ作ってもうまく出ないかもしてませんとお伝えしました。右の写真は出来上がった焼印をシナベニアの板に試し押しした時の画像ですが、目の部分と尻尾の白い部分変色してわかりにくくなってしまいました。大きさが幅15ミリ×高さ10ミリと小さいので、その分、彫りが浅くなり変色しやすくなります。一応、目の部分は円形だったので鋳造後にドリルで深めに穴を開けましたがそれでも完全な白にはなりませんでした。仕様は40W電気ゴテ式で作りました。
私の自宅は、山のそばにたっていますので、二階の窓から外を眺めるとリスを見られる事があります。多分、大きさからシマリスだと思いますが、木々の間を忙しそうに動き回っている姿を見ると心が和みます。たまに散歩で出かけることがあるなえぼ公園でも、リスを見かけたことがありますが、この時見たリスは、かなり大きかったのでエゾリスではないかと思います。なえぼ公園には、カメラや双眼鏡をもって野鳥やリス等を観察している人が結構います。近くに人が居ると姿を現さない臆病な動物ですし、少しの物音でも驚いて逃げてしまうので、隠れるようにして、息をころし木々の間から見ていました。木々の間を飛ぶように素早く移動するリスを目で追うのは大変で、リスの姿を追うことに夢中になり音を立ててしまいリスに逃げられる事も多々ありました。

足跡の焼印

島田様からのご注文で足跡の焼印を製作しました。見たところ、4本指の足跡ですので熊かもしれないと連想しました。私には、西澤という友人がいますが彼は趣味で砂金採りをしています。数年前に彼に誘われて函館の知内温泉付近の川に砂金取りに行ったことがあります。彼のキャラバンで出かけましたが、装備がすごく、川底を掘り起こすための数種類のスコップや砂金を川砂ごと入れて比重の違いを利用してより分ける板状の器具(呼び方がわからないのですみません)、熊よけの鈴と大型の唐辛子スプレー、又、金属探知機も積んでいます。勿論、唐辛子スプレーは熊に出会った時のためです。彼は、高校卒業後、自衛隊にいて、演習中に熊を目撃したことがあるそうです。演習場の中だったので、仲間と数人で見かけたそうですが、小銃を持っていたのですが怖かったと言ってました。
砂金採りに行った先は小さな川でしたので、どこなのかはわかりませんでしたが、川の横の空き地に車を止めて装備を持って川沿いに上流に向かって歩きました。彼には自分だけの場所があるようで、川原のある場所でとまり探すことになり、最初は、持ってきた金属探知機で周りを探査します。流石に金属探知機で探して見つかるような塊はないそうですが、一度だけナゲットと呼ばれる金の塊を見つけた事があるそうです。私も見せてもらいましたが、試験管のようなガラスの管に入れてあった米つぶ位の大きさのナゲットでした。それを見つけてからは、必ず金属探知機も使うことにしたそうです。残念ながらこの日は、鉄くず位しかみつかりませんでした。その後、川の中に入りスコップで川底の砂をすくい上げコシ分ける作業に入ります。何度かコシ分けていると、キラキラと光る金色の小さな欠片が中に入っていました。余りにも小さいのでよく見ないとわかりませんが確かに金です。その後も砂をコシ分ける作業をして、その小さな金のつぶをスポイトのような器具で吸い上げで、小さなガラス管に入れていきます。同じように川砂をコシ分ける作業を何度も繰り返しているうちに、ガラス管には少量の砂金が溜まっていました。休憩を挟んで、場所を変えたりして半日程作業を続けたので腰が痛くなってきましたので作業をやめました。その後、試験管を確認すると砂金が少量ですが取れていました。彼の話では、今回採れた砂金は2g位あるとの事ですが、単純に金の価格にすると1万円弱という事ですので、車を使いガソリン代をかけて、大人2人で一日ががりで1万円では、採算には合わないですね。趣味としてはお金のかからない方だと思いますが?その後、二人で知内温泉まで行き温泉にのんびりとつかってから家に帰りました。
その後、色々と砂金とりについて聞きましたが、今回行った知内温泉付近よりももっと砂金が取れる場所があるとの事で、その場所は今金町という所で、前に彼はそこで1日で10g以上の砂金を採った事があるそうです。只、その砂金の取れる川には、熊で出るらしく砂金を取りに行って何度も熊の足跡を見つけた事があり、一度は、砂金取りをしている時に、猟師がきて、熊が出るからここより奥には行かない方が言いとアドバイスされたそうです。本当に危険な場所だということで砂金は欲しいけど、熊には会いたくないので今回は比較的安全な知内温泉の方へきたと言ってました。縁起を担いでの事だと思いますが、そんな彼の持っていたスコップの木製の柄には丸の中に金という文字の焼印が押されていました。

足跡の焼印
動物の足跡の焼印

写真は製作しました動物の足跡の焼印の試し押し画像です。大きさは、10ミリと小さいもので40W電気ゴテ仕様で作りました。印面が小さいので、焼印を押すときには、コンセットに差し込んで電源を入れてから50秒位で押せるまで温まります。

 

牧場の焼印

榎本様からご注文で、「TATESHINA  馬 BOKUJYO」の焼印製作を依頼されました。親戚に牧場を営んでいる人がいるのでたまに遊びに行きますが牧場の仕事も大変な仕事です。それでも今では、機械化が進んでだいぶ楽にはなってきたと言っていました。我が家には、小さな庭がありますが、私が、あまり手入れをしないので、雑草がはえ放題で荒れ放題でした。そこで、牧場の干し草を1ロール貰ってきたことがあります。干し草ロールとは、皆さんも見たことがあると思いますが、トイレットペーパーのロールのように草をトラクターに取り付けた専用の機械で、圧縮して巻いたものです。直径が150cm位ですが、重さは300kg以上あります。牛や馬も好みの干し草があるようで、あまり食べない種類があるそうで、親戚の牧場で干し草が足りなくなり、買ってきたところ、牛がその干し草をあまり食べないとの事で譲ってもらいました。軽トラックにトラクターで干し草ロールを1個積んできて、庭に下ろして広げてみました。実際に広げるまでは、1個で足りるのかと思っていましたが、干し草を圧縮して巻いているので1個のロールを広げるとすごい量で、庭全体が、厚い干し草のベットのような状態になりました。干し草を引いた庭は、日が当たらないので、雑草もはえず、3年位は持ちました。北海道の場合、冬は雪が積もるのでひと冬過ごすと、敷いたふわふわの干し草も潰れてしまい一面倒れた草地のような状態ですが、日の光が遮られることで雑草は生えませんでした。又、干し草は自然と分解されるので体には安全ですし、分解された干し草は肥料になります。親戚には干し草を貰ったお礼に木製品に押す牛の顔の焼印を1本プレゼントしました。
自然に囲まれた牧場にいると心が穏やかになります。草の匂い(動物の臭い匂いもたまにしますが)と広い見晴らしの良い場所にいると、小さなことはどうでも良くなり、清々しい気分になれます。残念ながら親戚の牧場では馬は飼っていませんが、もし馬がいるのであれば、広い牧場の中を走りまわりたいと思いでしょう。西部劇で出てくるようなカーボーイの格好をして、腰にガンベルトを巻き、45口径のコルトシングルアクションアーミーをぶら下げて、ウインチェスターのライフル片手に馬で疾走している姿を想像しながら物思いにふけるひと時でした。

蓼科牧場焼印
蓼科牧場の馬の焼印

上の写真は製作しました蓼科牧場の馬の焼印の試し押し画像です。大きさは幅33ミリ×高さ30ミリで100W電気ゴテ仕様で作りました。この焼印の製作データはイラストレーターファイルをテキスト化したデータでもらいました。初めてのデータだったので少し戸惑いましたが、上手く製作できました。

楽屋の焼印

飯田様からのご依頼で楽屋という文字の焼印製作を依頼されました。楽屋というと私には色々な思い出がたくさんあります。大学時代に劇団ひまわりに所属していて初めて舞台に出ました。その時は何が何だかわからない状態で今考えると恥ずかしいの一言につきます。劇団ひまわりに所属していた時には、金八先生やただ今放課後、飛んだカップル等で、テレビにも出してもらいました。その後、劇団丹波道場に所属して2度目の舞台を中野サンプラザで体験、この時は、案外冷静で、舞台に出るまではドキドキでしたがイザ、舞台に上がると案外楽しく演じることが出来ました。その後、友人の劇団にチョイ役で出たりと結構な回数、舞台に立たせてもらいました。又、この頃、色々なオーディションも受けましたが、どれもダメでした。そんな私ですが演劇に興味を持ったのは、高校時代に杉村春子さんの本を読んでからです。大学進学は是非、東京でと思っていました。居合やバレエ、発声等、色々と初めての体験して楽しい時間を過ごしました。今でも当時の仲間で芝居をしている人や、役者から転身して芸能プロダクションを開業した人もいます。そんな私ですが、時たま、舞台に立ちたい衝動に駆られる事があります。大学を卒業して北海道に戻ってきてからは、舞台に立つチャンスはないと思っていましたが、ある日、友人に誘われて999人の第九に参加したのをきっかけに合唱で舞台に立つ面白さもわかり、札幌の合唱団に入りました。合唱団での公演で舞台に立つのは、芝居で舞台に立つのとは違い、さほど緊張もせずに楽しいひと時で、公演終了後の満足感も楽しめます。よく、一度舞台に立ったら、舞台が恋しくなると聞いていましたが本当だと実感しました。芝居で舞台に出ることはなくなり代わりに合唱で舞台に出たことも舞台に立ちたいという思いがあったからだったと思います。舞台は魔物です。流石に結婚と同時期に合唱もやめましたが、今でも時々、舞台に立ちたいと思うことがあります。結婚してからも、地元の劇団の練習風景を見学に行ったりもしましたが、緊張感というか雰囲気が少し違い参加はせずに時たま舞台作りの手伝いをする程度で、合唱の方も、仕事があるので合唱団に参加することまではできないので、地元での音楽祭や合唱団の公演で歌う人を求めているときに何度か参加させてもらっている程度になりました。それでも小樽合唱連盟様、札幌コダーイ合唱団様等に参加させて頂いて、時々、第九やメサイヤ等を歌わせてもらっています。

飯田様の焼印
飯田様からの依頼の楽屋の焼印

上の写真は飯田様からの依頼で製作しました楽屋の焼印です。縦書きのポップな書体を使い、大きさは、高さ22ミリ×幅13ミリで40W電気ゴテ仕様で作った小さな焼印です。

千代田猫祭りの焼印

東京の和菓子屋さんからのご注文で千代田猫祭りに関する焼印製作の依頼を受けました。千代田猫祭りは毎年開催されており今年は、2月17日(土)と18日(日)の両日、千代田区役所にて行われます。テーマは、猫祭りがもたらす人と猫の幸せで会場では、猫に関する、観る、楽しむ、体験する、味わうを体験することができます。千代田区は行政とボランティアが共同で、飼い主がいない猫の問題に取り組み、猫の殺処分ゼロを実現している全国で初めての自治体です。その千代田区が一般社団法人ちよだニャンとなる会と共同で開催するチャリティーイベントが千代田猫祭りです。又、このイベントでの収益金は、飼い主のいない猫の医療費等に活用されています。2月17日には、1階無料イベントスペースで11時5分よりむぎ(猫)オープニングライブが行われ猫の着ぐるみ姿での歌や踊り、木琴演奏を楽しむことができます。その後同じイベントスペースで獣医師による猫と仲良くなる為の公演や公認会計士によるペットを守るための遺言の公演、ジュディオングさんと千代田区長の対談、チャリティーミニライブが行われます。又、同日、1階アートスペースでは、佐藤法雪先生達による有料のリアル猫ヘットをつけての撮影会、同じく1階のワークショップでは、猫のストラップや猫人形を作る体験があり、4階では猫落語や子供向けのお話会やぬりえ等もありますので、お子さん連れでも楽しい時間を過ごすことができます。翌18日には、西澤早苗さんのボサノバオープニングコンサートを初めにグッチさんの工作と遊びのワークショップや猫に関するトーク会、子供たちの獣医体験会、バイオリンとオペラの猫コンサート、1階アートスペースでは前日と同じリアル猫ヘットをつけての撮影会、ワークスペースでは、オリジナル肉球ペイントや猫の写真の取り方、猫マグネットの製作と色付け等のイベントが行われます。又、4階譲渡会会場では、千代田区内で保護された猫と飼い主家族を結びつける猫の譲渡会が行われます。街中であまり姿を見かけることがなくなったのら猫ですが、都会の片隅に隠れるように住んでおり、猫を飼いたい人と飼い主のいない猫を結びつけて、猫と人間の良い関係作りができれば良いと考えております。又、イベントボランティアも募集していますので、猫好きで、猫と人間の良い環境作りにお役にたちたいと思っている方は、積極的に参加してみては如何でしょうか?

猫デザインの焼印
猫と健康長寿の焼印

写真は製作しました猫と健康長寿の文字が入った焼印です。仕様は直火式で、お菓子に使用する為に先端を90度曲げたタイプで作りました。大きさは、写真からもわかる通りに高さが60ミリあります。