リスの焼印

駒川様から小さなリスの焼印製作を依頼されました。デザインはbmpファイルでもらいました。製作する焼印が大きなもので、単純なデザインであればbmpファイルのままデータ化して原型作りをするのですが、今回は15ミリと小さい為に精度の高い版下データが必要になる為に、bmpファイルを版下にして輪郭をトレースしパスデータを作ってから切削データにしました。今回の頂いたデータをそのまま使う場合、40ミリ位の大きさでしたらbmpファイルのままで切削データに使えたと思います。デザイン的に一番大変なのは、カスレのある筆文字のデザインを画像ファイルで貰う場合です。この場合、貰った画像ファイルを製作する焼印のサイズで一度プリントして、概ね0.5ミリ以下の部分は、デザイン的に一番影響しないように、削除するか大きくするか判断し輪郭をトレースしてからお客様にご提示して製作になります。

左の写真は、駒川様から頂戴したbmp画像のデザインです。四葉のクローバーの葉の付け根部分と尻尾の付け根の細い白い部分とりすの目の部分は、サイズ的にかなり小さくなるので、焼印うぃ作ってもうまく出ないかもしてませんとお伝えしました。右の写真は出来上がった焼印をシナベニアの板に試し押しした時の画像ですが、目の部分と尻尾の白い部分変色してわかりにくくなってしまいました。大きさが幅15ミリ×高さ10ミリと小さいので、その分、彫りが浅くなり変色しやすくなります。一応、目の部分は円形だったので鋳造後にドリルで深めに穴を開けましたがそれでも完全な白にはなりませんでした。仕様は40W電気ゴテ式で作りました。
私の自宅は、山のそばにたっていますので、二階の窓から外を眺めるとリスを見られる事があります。多分、大きさからシマリスだと思いますが、木々の間を忙しそうに動き回っている姿を見ると心が和みます。たまに散歩で出かけることがあるなえぼ公園でも、リスを見かけたことがありますが、この時見たリスは、かなり大きかったのでエゾリスではないかと思います。なえぼ公園には、カメラや双眼鏡をもって野鳥やリス等を観察している人が結構います。近くに人が居ると姿を現さない臆病な動物ですし、少しの物音でも驚いて逃げてしまうので、隠れるようにして、息をころし木々の間から見ていました。木々の間を飛ぶように素早く移動するリスを目で追うのは大変で、リスの姿を追うことに夢中になり音を立ててしまいリスに逃げられる事も多々ありました。