キャラクターの顔の焼印

リコマニア様から2本の焼印製作を依頼されました。1本はRIKOmania様の頭文字をデザイン化したRの文字と女性キャラクターの顔の焼印です。顔の焼印は画像ファイル(bmp)からの製作で、今回はデザインが細かく、焼印サイズが30ミリとあまり大きくないので詳細な製作データが必要な為に画像ファイルをそのまま使わずに、トレースしてパスデータを作ってから切削用DXFデータに変換しました。ちなみにRIKOmania様は、渋谷の街で情報をチェックしているスタッフが人に気にいられ、こんな感じんが欲しかったと言われるような企画を立案、ご提供する会社です。面白い社名ですが、会社を立ち上げた女性社長のあだ名がRIKOでmaniaはオタクのmaniaと社長の名前の真理子のmaを繋げた言葉の遊びで命名したそうです。人の集まる都市には、流行の兆しや組み合わせるとヒット商品になるような商材があり、アンテナを広ろげてその情報をキャッチ出来る人だけが次のヒット商材を生み出せるのだと思います。そんな次のトレンドを発掘して情報発信していくことは大変な仕事だと思われます。著名な経営者や1代で大きなビジネスを築き上げた人は、ビジネスに対する広範囲で高性能のアンテナを持っていたと思いまし、普段から注意深く物事を見て、チャンスとみれば行動出来る実行力ももっていたと思います。RIKOmaniaの女性社長さんもきっとそんな方だと思います。

左の写真はRIKOmania様のRをデザイン化した焼印の試し押し画像です。丸みを帯びたアニメの題材で出てきそうな文字です。大きさは、幅20ミリ×高さ17ミリで、1本の電気ゴテで印面部分を差し替えて使う為に大きな顔の方に合わせて100W仕様で作りました。中央の画像は、製作用に頂戴した画像ファイルで、ここからデータを作りました。右の写真は、実際に完成した焼印を試し押しした時のものです。大きさは幅30ミリ×高さ29ミリのほぼ正方形に収まる形です。顔の方の焼印を鋳造する場合に、星のマークの細い棒の部分、30ミリでは、うまく出ない可能性がありましたので、少し太めにして鋳造して、試し押しをしながらルーターで削って調整して作りました。デザイン画では、耳の下の部分に2つの小さな点がありますが、顎の線の近くの点は、印面上は出ていても、いざ焼印を押すと放射熱で変色して判読できなくなってしまいました。同じように髪の毛の部分もうまくでませんでした。