地域通貨の焼印

それぞれの地域内で通用する通貨として地域通貨があります。今回は、そんな地域通貨の焼印を製作しました。木製の地域通貨に押して使うのだと思います。
普段使っている通貨は、法定通貨と呼ばれ円やドル等の通貨を指しますが、地域通貨の場合、ある地域でしか使えなかったり、何かのイベントや催事用だけに使えるものもあります。法定通貨のように紙や金属を使ったものから、電子マネー形式のものまで様々ですが、マイナンバーカードの利用と同時にマイナンバーカードの地域活性化への利用として、ボランテイアに対する報酬に対して地域通貨を使う考えや自治体が行う活性化計画で地域通貨を導入する動きもあります。
昔の通貨は、その通貨自体が同じ価値を持つ素材で出来ていました。例えば金貨や銀貨がそれにあたります。金本位制もその例です。ところが現物の金や銀がないと通貨を発行できない不便さ等があり、それを打開するために、国の信用力等をバックにして、現物と同じ価値を持たない紙幣等が出回るようになりました。又、紙幣であれば増刷も簡単ですし、市中に出回る通貨の量も簡単に調整できるので通貨経済の発展にもつながりました。

地域通貨焼印
地域通貨の焼印画像

上の写真は、地域通貨の焼印を木に試し押しした時の写真です。大きさは30ミリ丸で100W電気ごて仕様での製作です。この地域通貨の単位は100UBAKUとなっています。宇莫別とは北海道の美瑛町の地域になります。地域通貨ではありませんが、メタルアートで学園通貨という学校内だけで使われる通貨をホワイトメタルで作ったことがあります。

子猫の焼印

子猫が威嚇しているような姿の焼印を作りました。実は、私はあまり猫が好きではありません。どちらかといううと犬派だと思います。そういえばこの頃、近所であまり野良猫を見かけなくなりました。何年前か忘れましたが猫エイズという病気が流行りましたね。猫後天性免疫不全症候群というそうで、FIVというウイルスが原因で起こる病気で、人間のエイズのようにウイルス自体はそれほど強くないので、ウイルスを持っていても免疫がそれを抑え込んでいるそうですが、環境が悪かったりして、免疫力が落ちると発病し、一度発病するともう免疫力で抑える事ができないのも人のエイズににています。感染すると免疫力が落ちて最終的に死に至る恐ろしい病気です。人のエイズウイルスと同じように空気感染はしませんが、猫はよく縄張り争い等で喧嘩をしますので、その時に接触感染する可能性や子猫に遺伝する可能性もあるそうです。人に移る事はないのでその点は心配いらないとの事です。猫FIV用のワクチンがあるので、外に出歩く猫にはワクチン注射をするのが一番だとききます。

子猫焼印
子猫の焼印画像

上の写真は、子猫の焼印をシナベニア板に試し押しした時の画像です。この焼印、台座部分がほぼ三角形になっているので尻尾の上の方に力が入りやすくなり、濃いめに焼けてしまいました。本来、台座を四角くとればその分押しやすくはなるのですが、逆に表面が柔らかいものに焼印を押す場合、余分な台座部分が写ってしまう可能性が出てきますので、何に焼印を押すかによって台座部分の処理も違ってきます。

 

デバイスの焼印

deviceという文字の焼印製作を依頼されました。いつも何となく使っているデバイスという言葉ですが、本来の意味はよくわからない気がします。コンピュータ用語としては、コンピュータにつなげて使う別の機器となっていて、プリンタやハードドライブの事を言っているようですが、英語になると別のものに聞こえてしまいますね。よくパソコンの設定時にデバイスドライバーという言葉が出てきますが、これを聞くと何か難しいもののように感じてしまいますが、例えばプリンタを動かすソフト等のように日本語で書いてくれれば自分で試してみようという気にもなれると思います。言葉による壁って結構大きく、言葉を聞いてなにかよくわからない場合には、やる気がなくなりますが、わかりやすい日本語で説明してくれている場合、やる気がでて案外となんでもできると思います。特にパソコン関係は、やたらと専門的な言葉を使いたいようですし、問題が起きた時に色々と調べていると英語で書かれた説明が出てきて、わからなくなり、その英語を翻訳ソフトで日本語に変換してみると変な日本語で尚更わからなくなるという悪循環にはまってしまう場合が結構あります。

デバイス焼印
デバイスの焼印

写真は出来上がった焼印を木に試し押しした画像です。写真を見ると右上がりに文字が傾いていると思いますが、最初に頂戴しましたデザインがそうなっていたので同じようなアングルで撮影しました。ちなみに、出来上がった焼印は、台座部分をなるべく小さくしているので、普通の長方形の形になっており、台形の台座で作っている訳ではなく、焼印を少し傾けて押しているだけです

 

恋人同士の焼印

恋人らしい2人の名前の入った焼印を製作しました。よく結婚式用の焼印を作る事がありますが、今回は、ただの恋人同士のようです。今の若い人は、結婚する人が少なく少子化の原因ともいわれていますが、本当にそうでしょうか?私の周りには、結婚していませんが、男女で暮らしている人が結構います。知り合いにもいますので、話を聞いたことがあります。話によると二人とも別々の仕事をしていて仕事も大事にしているとの事で、結婚により仕事に影響がでないように考えて同棲の道を選んだそうです。又、二人とも子供は欲しくないそうで、二人の時間を大切にしつつ、お互いの仕事もプライベートも大切だという事らしいです。結婚して子供を作って家庭を作るというライフモデル自体が古いのかもしれません。社会が豊かになり、情報化社会が進む中、結婚して子供が出来る事による制約の方が大きいと考える人がふえたのでしょうね。元々、結婚も子供も本人たちの自由で選ぶことが必要であり、社会システムの存続の面からしか結婚や出産を考えていない方が考え方を変えていかないと結婚する若者も増えないし、出生率も上がらないと思います。それどころか、今の若い人達は今までの社会システム自体に疑問を抱いているようです。社会保障や社会の機構は今の時代にそぐわなくなってきて根本的に変えていかないとならない時に来ていると思いますが、誰もそのことに手をつけていない現状に根本的な問題があると思います。

二人の焼印
二人の焼印画像

上の写真は恋人同士の2人の名前が入った焼印を木に試し押しした画像です。下の「ののか」の部分に顔が描かれているのが女性らしいデザインだと思います。

 

ガラス工房の焼印

小樽市の朝里川温泉にありますstudio j-45様からの依頼で焼印を作りました。実は、正確に言うと焼印ではなく、焼かない焼印という方が正しいかもしれません。使うのは、まだ、柔らかいガラスに押して跡をつける為で、普通の印鑑ですとまだガラスが熱いので使えないとの事からです。前に別のガラス屋さんからも同じ理由で焼印を納めたことがありました。結果、思っていたよりうまくできたと聞いていたので大丈夫かと思いました。只、今回のデザインが細く小さいのでうまく跡が残るかは不安でした。私も前に吹きガラスをしたことがあります。体験程度でしたが熱い溶けたガラスをステンレスの吹棒でとって口で息を吹き込み空気を送り膨らませます。中々難しく、棒を回しながら均一に膨らむように吹くのですがうまくいかなく、アシスタントの人に助けれられ作った記憶があります。あと、ガラスの器にサンドブラストで模様をつける体験もやったことがありますが、シルバー製品を作っていたことがあるのでサンドブラストは使っていましたのでこれは問題なくできました。

j-45様焼印
j-45様焼印の画像

上の写真は出来上がりましたj45様の焼印を板に試し押しした時の画像です。今回の使う目的からすると試し押ししてもあまり意味がない事かもしれません。
大きさは、高さ18ミリ×幅15ミリの小さなもので、ガラスの押して使うので直火式仕様でいつもより棒を少し短くして作りました。下のstudio j-45は、かなり細くて小さいのでガラスにうまく跡が残ったのでしょうか。

 

富士見の焼印

富士見という地名は各地にあるようです。富士山が見えるので富士見とつけた所が多いようで、この場合の富士山とは、日本一の高さを誇る富士山とは、限らず、北海道でいえば蝦夷富士(羊蹄山)というように地方地方にあり、山の姿が富士山に似ていてそう呼ばれる山が見える地域でも富士見という地名があります。
残念ながら私は富士山に登ったことがありません。学生時代とサラリーマン時代の十年以上を東京で過ごしましたが富士山には登りませんでした。只、学生時代には八王子に住んでいましたので山梨にはよく遊びに行きました。愛用のXL250に乗って色々な林道を走ったものです。北海道にある蝦夷富士にも登っていませんが、途中まで行った事はあります。羊蹄山は、中級、上級者向けの山なので登山経験がない私には簡単に登れない山です。只、途中の半月湖までは、結構人が訪れていてハイキングコースになっています。国道5号線にある倶知安側の羊蹄山登山道という看板から入り途中の駐車場まで車で行き、その後歩いて大体20分位だったと思います。羊蹄山に登るのは年齢的にも難しくなってきているので、せめて近いうちに、富士山に行き、バスで登れるところまで行ってから、山頂まで挑戦してみたいと考えております。そういえば、富士山登山の時に使う登山棒に押す焼印を作ったことがありました。うまく、自分が納めた焼印を押した登山棒にでくわせばラッキーですが、どうでしょうか?

富士見焼印
富士見の焼印画像

上の写真は、勘亭流という太い書体で作られた焼印を木の板に押した画像です。大きさは、高さ45ミリ×幅15ミリで直火式焼印で作りました。

再の字に見える焼印

四角形を集めて形を構成する焼印製作を依頼されました。迷路のように四角形が集まったデザインで、何を表しているかは聞きませんでしたのでわかりませんが、画像を離してみると「再」の文字のように見えます。四角いドットで表す方式で有名なものは、バーコードとQRコードがあると思います。どちらも流通業種には欠かせないものですが、QRコードは元々、トヨタ自動車系列のデンソーが作ったもので、部品数の多い自動車の生産において部品管理を合理化して生産コストを下げるために考えられたそうで、今では、小売販売にも欠かすことのできない販売管理グッツになっています。なんといっても一番利用しているのが中国で、中国では現金決済で物を買う事は殆どなく、QRコードを使った電子決済が世界中で一番すすんでいます。又、利用用途も各方面に広がっており、長良川の鵜飼いの船着場には、観光客の為にQRコードが示されそのコードにスマホをあてると鵜飼いの説明文が現れるようになっています。又、QRコードから派生したマイクロQRコードやiQRコード等も出てきています。焼印でQRコードを焼き付ける方法を試した事がありますが、コード自体をある程度大きくしないとうまく読み込む事が出来ない場合が出てきたり、押すのが上手い人であれば読み込めても、初心者のようなあまりうまく押せない場合には読めなかったりするので焼印には不向きだと考えました。

再のような焼印
再のような焼印画像

上の写真は出来上がった焼印をシナベニア板に試し押しした画像です。画像から少し離れてみると感じの再のように見えます。部屋の中や庭の表しているようにも見えますし、本当のデザインの意味は聞き損ねたのでわかりません。

 

 

コラボの焼印作り

二つの違う業態同士で一緒に組んで一つの物を作る、俗に言うコラボという形の焼印を製作しました。コラボとはよく使う言葉で何となく意味は分かるのですが正式には、どのような事かこの機会にみてみました。コラボとはコラボレーションの略で、共同制作、共同作業という意味になるそうです。言葉の使い方として新しいのですが、昔から使われてきた、協同、共著、共作、合作も英語に直せばコラボともいえるので、昔から行われた事に新しいお洒落な言葉使いがくっついたようなものになります。よく芸能人や芸能事務所が絡んだ内容で使われますので流行りの言葉のようですが、実際には言い方が変わっただけという事でしょうか。又、異業種交流、インスパイア、タイアップ等もコラボと同じ意味に使われる事があるのでその辺の線引きはハッキリしていないようです。そういえばメタルアートでお菓子屋さんと共同で作った焼印もあるので、コラボ焼印と言えそうですし、三和メッキさんに焼印のメッキをしてもらっているので、コラボといえるのでしょうね。なんでもコラボになりそうです。

コラボ焼印
コラボの焼印画像

上の写真は出来上がった焼印を木の板に押した画像です。ハラスタイル様とLB家具様のコラボという事になります。中間部分の✖は便利な記号でこの一文字でコラボとわかりますね。数学の演算記号としてだけでなく他にも使い道が沢山ありそうです。この焼印、右側と左側の文字の太さを意図的に変えていますので、この辺は、お互いに協同するときの比率の違いなのでしょうか?
この焼印の大きさは、幅51ミリ×高さ10ミリの横に細長い焼印で、熱の伝わりを考えて150W電気ごて仕様にしました。

大津市の焼印

滋賀県の大津市を表す焼印を製作しました。説明が難しいのでとりあえず写真を掲載いたします。

大津の焼印
大津の焼印画像

上の写真は出来上がった焼印をシナベニア板に試し押しした画像です。感の良い人であれば大津を表している事がわかると思います。大の文字は、大津の大を表し、その上にあります面白い形のものは、琵琶湖を表しています。そうしますと、琵琶湖のそばにある大がつく街は大津市である事がわかります。洒落のきいた焼印だと思いました。私はまだ実際に琵琶湖を見たことがありませんが、日本一大きい湖である事はわかります。そういえばこの前のテレビ番組で琵琶湖での外来種の問題を取り上げていました。日本全国、外来種がはびこっていて、日本古来の在来種ま絶滅の危機にさらされています。色々な対策をとっているようですが普通の方法では外来種の増加を防ぐことが出来ない状況ですので、根本的な手段が必要になると思います。
一番大切だと思うのは、もうこれ以上外来種を国内に入れない為に、外国産の生き物をペットとして売る事を全面的に禁止して、今、外国産の生き物を飼っている人たちを登録制にしてその生き物のDNAを提出してもらい、その生き物を自然界に出ないように完全に隔離してもらう事が第一だと思います。DNAは責任の所在を明らかにするための登録です。そのうえで全面的な捕獲作戦を練らないとならないと思います。小さな池や堀でしたら、テレビ番組のように水を抜いて根絶し、大きな、湖については、捕獲した外来種の一定の割合を不妊処理して戻して、根絶のための捕獲作戦を続けるしか方法がないと思っています。過激な方法ですが、現状はそれ以外にやり方がない状況まできていると思います。
この製作しました焼印は幅24ミリ×高さ30ミリで100W電気ごて仕様で作りました。

 

人生の名言の焼印

a good moment for lifeという文字の焼印を製作しました。直訳すると「人生の良い瞬間」という言葉になります。思い起こすと私にも沢山の良い瞬間がありました。子供が生まれた時のような大きさ出来事による幸福感の時や、目標が達成したり良い買い物が出来た時のように些細な出来事もありました。勿論、逆の場合も多くあり、人生とは色々な出来事の連続体で、その体験から学んだり、落ち込んだりしながら、少しずつ成長していくものなのでしょうか?今より若い頃の方がいい事も悪い事も沢山ありましたが、年齢を重ねるごとに段々と減り、今ではあまり感じなくなってきました。それに時間がたつのが若い頃よりも早い気がします。ひょっとしたらそれが年を重ねるという事かもしれないと思っています。

名言の焼印
人生の名言焼印

上の写真は製作しました焼印を木の板に試し押しした時の画像です。焼印の大きさは、60ミリ×20ミリと幅広ですが。文字数が多くその分文字が小さくなるので書体は出やすいゴシック体にしてもらいました。左側のオーム(Ω)を90度回転させてようなデザインは、何を表しているのでしょうか?オームと言えば電気の抵抗値を示す単位位しか思い当たりませんが。今、巷では、元オウム真理教の浅原と元幹部の7名の死刑が執行されたニュースが飛び交っていますが、オウム真理教オウムはヨガの瞑想の時の掛け声のようなものだそうです。事件当時、私は東京から戻ってまもない時期でしたので、地下鉄サリン事件の事が信じられませんでした。宗教は、毒にも薬にもなるという事を嫌と言う程教えられた事件でしたね。サリンやVXという毒ガスの事も皆がしるきっかけにもなったと思います。
そういえば大きな戦争や紛争には、必ず宗教が絡んでいますが、自分が信じる宗教が一番だと思い他者へも広げようという宗教の目的が争いの根本的な原因なのかもしれませんね。 この焼印は同じものを2本作り、1本は直火式、もう1本は200W電気ごて仕様でした。