再の字に見える焼印

四角形を集めて形を構成する焼印製作を依頼されました。迷路のように四角形が集まったデザインで、何を表しているかは聞きませんでしたのでわかりませんが、画像を離してみると「再」の文字のように見えます。四角いドットで表す方式で有名なものは、バーコードとQRコードがあると思います。どちらも流通業種には欠かせないものですが、QRコードは元々、トヨタ自動車系列のデンソーが作ったもので、部品数の多い自動車の生産において部品管理を合理化して生産コストを下げるために考えられたそうで、今では、小売販売にも欠かすことのできない販売管理グッツになっています。なんといっても一番利用しているのが中国で、中国では現金決済で物を買う事は殆どなく、QRコードを使った電子決済が世界中で一番すすんでいます。又、利用用途も各方面に広がっており、長良川の鵜飼いの船着場には、観光客の為にQRコードが示されそのコードにスマホをあてると鵜飼いの説明文が現れるようになっています。又、QRコードから派生したマイクロQRコードやiQRコード等も出てきています。焼印でQRコードを焼き付ける方法を試した事がありますが、コード自体をある程度大きくしないとうまく読み込む事が出来ない場合が出てきたり、押すのが上手い人であれば読み込めても、初心者のようなあまりうまく押せない場合には読めなかったりするので焼印には不向きだと考えました。

再のような焼印
再のような焼印画像

上の写真は出来上がった焼印をシナベニア板に試し押しした画像です。画像から少し離れてみると感じの再のように見えます。部屋の中や庭の表しているようにも見えますし、本当のデザインの意味は聞き損ねたのでわかりません。