仁淀川の焼印

葉山町の名釣会様より、仁淀川で行われる釣り大会の焼印製作の依頼を頂きました。仁淀川は四国の高知県、愛媛県にあります「日本一美しい川」と言われている川で、その川の色は、仁淀ブルー、青の神秘とも言われる日本一の清流です。もっとも愛媛県側では、仁淀川ではなく、面河川と別の名で呼ばれています。四国3番目の大きな川で、吉野川、四万十川につぐ大きさです。源流は、愛媛県の石槌山でそのから全長124kmにわたる大きな川です。漁業協同組合もあり、あゆ、あなご、モズクガニ、うなぎ、鯉等の釣りができる遊魚証の販売も行っています。販売価格は1日券が2,000円、年間利用券が8000円になっています。釣りだけではなく、水泳やカヌー等の水遊びも出来ますし、春は川のそばにある樹齢500年のひょうたん桜で花見、ゴールデンウイークには、350匹もの鯉のぼりを川に浮かべる紙の鯉のぼりのイベントや秋葉祭り等、1年を通して楽しむことができます。

仁淀川釣り大会の焼印
円形の仁淀川釣り大会の焼印

上の写真は、直径50mmの円形の仁淀川釣大会の焼印です。明朝体の書体が含まれていますので、作るのが難しい焼印でした。200W電気ゴテ仕様での製作です。丸い形の焼印は一番押しやすい形ですし、電気ゴテの焼印は中心部分の温度が高くなり、中心部が濃く焼ける傾向があるので、中心部分に細い書体を持ってくるのは理にかなっています。私は、海釣りしか行ったことが事がないので、つい、綺麗な清流でのんびりと川釣り出来たらよいなと考えてします。

山車の焼印

北海道江差町の高橋印刷様よりの焼印製作で、松寳丸という文字の焼印を製作しました。最初は、漁船の名前かと思いましたが、山車の船のようで、江差町3大祭りの一つで370年の歴史を誇る姥神大神宮渡御祭に奉納される船型の山車で北海道有形民俗文化財に指定されている物だと知りました。この山車は、大阪の船大工の棟梁太秦屋徳八郎が製作したもので、大阪の塗師や鏡師が力を合わせて作ったものです。

松寳丸の焼印
高橋印刷様の松寳丸の焼印

上の写真は、製作しました松寳丸の焼印で高さ36mm、幅13mm、100W電気ゴテ仕様で製作しました。独特な書体は、データをイラストレ-ターのパスファイルで入校頂きましたので、書体名はわかりませんでした。
松寳丸(まつほうまる)は、松前藩の財力を表した豪勢な作りで、帆の部分には、松前藩の他の船と同じく、三階松の図柄が染められています。船体は、朱塗りで、金色の飾り金具が施されており、船頭としての子供を載せて町内を回る姿は豪華絢爛なものです。松前藩の時代には、沢山のニシンがとれ、藩の財政が豊かだった事がよくわかります。その後の乱獲によりニシンの漁獲量は昭和になって激減致しましたが、近年は、今までの資源保護の対策の成果か、少しずつニシンの漁獲量も増えてきているようです。ニシンが豊漁だった昔は、よく、猫もニシンを食べなかったと言われるように大量に取れたそうです。群来(くき)とよばれるニシンのオスの出す精子で海が白く濁る現象も見られるようになり、昔のように取れるようになるかもしれません。

木製家具のロゴ焼印

東京世田谷区南烏山にあります㈱クニナカ様の会社のロゴマークの焼印を製作しました。クニナカ様は木製のオーダー家具や木製のキッチン用具や木のおもちゃや木の小物等を製作販売している会社です。木の持つ温もりや手触りを大切にして、人に優しいデザインと、手仕事によるクオリティーの高い木製品を提供し続けています。木製品には、自然の人間に優しい蜜蝋ワックスや自社特製オイルを使用しており、安全で安心できる木製品を末永く使って頂けるように1品1品真心を込めて製作されています。天然素材のオイル塗装をしていますので、長期間使っていると、艶がなくなったりする場合がありますが、そのような場合には、家具用の蜜蝋ワックスを用意して、汚れた箇所を乾拭きしてから、蜜蝋ワックスを薄く、布で塗り、円を描くように乾拭きしてもらえれば元の艶を取り戻しますし、汚れが酷い場合には、600番位の目の細かい紙ヤスリで、汚れを落としてから蜜蝋ワックスで拭けば買ったときのように綺麗になるそうです。

クニナカ様焼印
㈱クニナカのロゴの焼印

上の写真は、㈱クニナカ様の会社のロゴの焼印をシナベニアに試し押しした画像です。大きさは25mm×25mmで、80Wの電気ゴテ仕様で製作しました。両手を合わせて作った上に白と黒の正方形を配置したロゴマークの下に会社の名前のロゴが書かれています。

 

調理器具の焼印

東京杉並区にあります㈱タクミ製作所様の焼印を作りました。タクミ製作所様はキッチン用品の製造販売や業務用厨房設備、手さげカゴや工芸品の企画、製造販売をしている会社で、「和装工芸かごや」をインターネット上で運営しており、ショールームもあります。

かごやの焼印
和装工芸かごやの焼印

うえの写真は、タクミ製作所が運営している和装工芸かごやの焼印の試し押し画像です。高さ40mm、幅15mmの大きさで、既に使っている白光の100W電気ごてを利用するとの事で、100W用8mmの銅棒をつけて納めました。
和装工芸かごやさんは、自然の天然素材である山ぶどうのツルを使った編みカゴや、竹や檜、杉、イチョウ等の天然木を使ったセイロ等の台所用品の製作販売をしています。今では途絶えそうなカゴ編みの技術を持った職人さんを集めて、手仕事で複雑な製品を作り、それだけではなく、カゴ編みの文化が残る中国福建省の職人さんの技術も合わせてよりよい製品の研究、開発を行い、皆様の元にお届けしています。又、お蕎麦屋さんが使う編みカゴも人気がありますし、そば粉をひく時の石臼等そば道具全般も扱っています。最近では、財布やストラップのような小物も楽天ショップやアマゾンで販売しており、人気があります。

住宅イベントの焼印

神奈川県横浜市にあります住宅総合サービスの㈱ワカバヤシ様よりの依頼の焼印です。50年以上の歴史をもつ、地元密着型の住宅総合メーカーです。

ワカバヤシ様焼印
ワカバヤシ様イベント用焼印

上の写真は、ワカバヤシ様が物を作る楽しみを子供達とその親にも知ってもらいたいと夏休みのイベントとして開催する夏休み工作教室の製作物に記念として押すための焼印です。サイズは幅40mmで高さ19mm、100W電気ゴテ仕様での製作です。製作した日時を書き込めるように、年、月、日の間には余白を設けてあります。私の小学生の頃は、学校でも工作の時間があり、ノコギリや金づちを使うことがありましたが、今の学校教育では物を作る機会が少なく、男の子でもノコギリで木を切った経験がない子供の方が多いようです。刃物を使うことは危険もありますが、専門の人がついて指導しながら進めれば怪我をすることはまず無いですし、物を作ることは、創造力を高め、指先を使うことで脳にも良い刺激を与えますし、何よりも1つの物を完成させた時の達成感を味わえる事が一番良いことではないでしょうか。近頃はDIYブームで近くのホームセンターでも色々な電動工具や材木等の材料を手軽に買うことができますし、インターネット社会の発達で、工作の仕方等は、動画でも多く紹介されていますが、実際に自分の手で作業を行う場合には、最初は、きちんと指導してくれる人がいないと危ないので、このような工作教室に参加して、安全にノコギリ等の工具を扱うことを覚えるのも、後々大切な経験になると思います。

ペンションの焼印

北海道ニセコ町曽我490-7にありますペンションフォレストグリーン様注文の焼印を製作しました。フォレストグリーンさんはニセコアンヌプリの近くにあり山小屋風な木造の可愛いペンションで、和室1部屋、洋室4部屋で、食泊数12名、建物が混雑しているアンヌプリ近辺より少し離れていますので、静かな落ち着いたゆっくりと流れる時間を楽しめます。 又、近くのアンヌプリエリアにでれば、レストランやバーのある賑やかな地域になりますので、賑やかに遊んだあとに静かなひと時を楽しむこともできます。 アンヌプリ温泉郷やニセコ昆布温泉郷も近いので、温泉巡りをするのも良く、冬はアンヌプリスキー場でスキーで汗を流し、その後、温泉で一息ついて、宿でゆっくりとした時間を過ごすのは最高です。

ニセコの焼印
ニセコという文字の焼印

上の写真は、製作しましたニセコという文字の焼印です。焼印は20ミリ程の小さなもので、80W電気ゴテ仕様で製作しました。私が小さい頃、ニセコは今とは違い鄙びた感じのする温泉地帯という状況でしたが今では、日本で一番地価の上昇率の高い外国人に人気のスポットになりましたが、今でも湯治に、昆布温泉へ行って、昆虫採集や川で遊んだ記憶が鮮明に残っています。

 

 

北海へそ祭りの焼印

北海道富良野町で行われる北海へそ祭りの焼印を製作しました。へそ祭りの始まりは、昭和44年7月に制定された富良野市民憲章の中の「私たちは、北海道の中心標に立つ富良野市民です。」という一文から、北海道の中心だから体に例えるとへそであり、このへそを地域の振興や商業の発展に役に立てることができないかと考えた末に、北海へそ祭りのアイデアが浮かんだそうです。開祭日は7月28日、29日の両日です。へそ祭りは、今ではへそスポットとなっている富良野市内にある、愛情、誕生、健康、成長、繁栄、幸福、安楽を祈願し、人間とはどのようなものかと問いかける北真神社(へそ神社)の例大祭です。へそ神輿を担ぐ行事もありますが、なんといっても一番に人気は、へそを中心にしてお腹に色々な絵を書いてその腹をだして踊るへそ踊りです。そのへそ踊りにも2種類の踊り方があり、1つは、皆が知っている正調図腹踊りというお腹に絵を書いて踊る方法、もう一つが浴衣踊りというお腹を出さない踊りです。
へそ踊りのお腹に書く絵を図腹といい、基本的には、お腹に白いドーランを塗り、その上から白いパウダーをかけ、へその部分に口が来るように、思い思いの図柄を書いてから、お腹を出したまま半被を着て、襟元に団扇をさすのが本来の姿だそうです。又、へそにちなんで、臍帯血バンクにも協賛して募金活動もしています。

へそ祭り焼印
北海へそ祭りの焼印

上の写真は、北海へそ祭りの参加証の焼印です。高さ50ミリ、幅10ミリの150W電気ゴテ仕様で製作しました。

曳山の焼印

秋田県仙北郡角館町川原町の焼印を製作しました。角館のお祭りに使うと思います。角館のお祭りは、神明社と成就院薬師堂の2社のお祭りで、9月7日に神明社の宵宮、次の日の8日に神明社の本祭りと成就院薬師堂の宵宮になり、9日に成就院薬師堂の本祭りが行われ、毎年9月7日から9日まで行われます。このお祭りは、「角館祭りのやま行事」として重要無形民俗文化財にも指定されておりますし、別の呼び名で飾山囃子とも言われています。このお祭りにはやまとよばれる山車があり、置山と曳山の2種類の山車が出てきます。置山は2つの社の近くの十字路に置かれ、曳山ぶつけというお互いに山車をぶつけ合う豪快な光景が見られます。

上の左の写真は、町名マークが入った川原町の焼印画像で川原町若者と入れてあります。右の写真は、新しく作った祭り用の曳山に押すための焼印です。
曳山はそれぞれ町中を練り歩き、曳山と曳山が出会った場合、黄色い襷をかけた交渉員とよばれる人が、曳山を代表して、道を通る優先権を話し合い、お互いに話し合いで決着がつかなかった場合には、曳山ぶつけという曳山をぶつけ合って通行権を奪い合うことになります。曳山ぶつけは、通行権だけではなく、お互いの曳山が道路で触れ合った場合にも、優越をつけるためにぶつかり合いになるそうです。過去に曳山ぶつけで死傷者が出たこともある勇壮な祭りです。曳山は18基あり、川原町若者もその中の1基です。

 

 

父の日の焼印

父の日に大工のお父さんにプレゼントするための焼印を東京都にお住まいの堀江様よりご注文頂きました。父の日は、日本では6月の第三日曜日ですが、世界中にあることは知りませんでした。台湾では、父の日を父親節といい8月8日になりますし、ロシアでは、2月23日が、祖国防衛の日をされていて、祖国を守った軍人や退役軍人と父親や夫、男性に感謝する日となっており、実質的な父の日にあたります。ブラジルでは、8月の第二日曜日、正確な日時は決まっていませんが、ドイツにも、男の日、紳士の日とよばれる事実上の父の日があって、国の休日にあたる復活祭の39日後の木曜日で、昇天日とも呼ばれています。
日本では、母の日程、有名ではなく、母の日にプレゼントをする男性が多い割には、父の日にプレゼントをする女性は少ないようです。又、贈る物も、母の日には、ピンクや赤のカーネーションが定番で一番送る人が多いようですが、父の日には、定番になるような贈り物はなく、無難にネクタイやハンカチ、靴下を贈る事が多いようです。近頃では、デパートや各種メーカーも父の日の戦略を立ててていて、父の日特製のプレゼントキャンペーンをしたり、テレビCMで盛んに売り込み戦略をうっています。

父の日の焼印
父の日のプレゼント用の焼印

上の写真は、父の日のプレゼント用に、堀江様よりご注文頂きました焼印の試し押し画像です。大きさは25×25ミリで、直火式仕様です。中央の孝臣は、プレゼントするお父さんのお名前だと思います。その下の細い英字のUSUIは、苗字だと思います。お父さんが大工さんとの事でしたので、カンナやノコギリの柄の木の部分に焼印を押して使うのだと思います。

 

コースターの焼印

大阪の㈲プライベートコミュニテー様のコースターの押すための焼印を製作しました。プライベートコミュニテー様は、オリジナルキャラクターやキャラクター商品の開発、企画、製造、販売や食品パッケージのデザインやホームページの作成、雑貨店運営等をしている会社です。自社のオリジナルキャラクター商品も販売しており、元気でいたずらっ子の黒ネコの子供のキャラクターのロロや小熊のキャラクターミーシカ、パリに住む子豚の男の子リュカ、カラフルな覆面をかぶったり、七三に分けたりしたおやじレスラー等のキャラクター商品も販売しております。

コースターの焼印
コースターの押すための焼印

上の写真は、コースターに押すために円形の枠の中を空白のデザインにした焼印です。円周部分に文字を入れているので、正円にはなっていませんが、幅84ミリ高さ86ミリの大型の焼印です。円周部分にグラスを置いた時にART&Craftsの文字が前面に来るようにして使いますが、グラスの底より、一回り大きくないと文字が見えないために大きな焼印になりました。印面が大きので300W電気ゴテを使う仕様で製作しました。文字の&の部分だけ細く薄い印影になっていますが、電気ゴテ式の場合、電気ゴテの中心部分から放射上に熱が伝わりますので、端の方には熱が伝わりにくく、&の部分文字の線を細くしただけではうまくでないので、印面の裏側には、中心部から熱を誘導する為に補助の湯道をつけています。