大吟醸の焼印

横浜市の宮本様よりご注文頂きました焼印です。直火式で高さ40mm、幅30mmの大きさです。書体は、筆文字様のものでよく使う書体ですが、文字の画数が多いのでその分押しにくくなります。

慶映の焼印
慶映の焼印画像

上の写真は、宮本様ご注文の焼印の試し押し画像です。私はあまりお酒を飲みませんので詳しいことはわかりませんが、流石に大吟醸という言葉くらいは知っていました。只、実際にはどのような事を言うのかわかりませんでしたので、お酒について調べてみました。日本酒には、米と米こうじだけで作る純米酒と米と米こうじと醸造用アルコールを使う本醸造酒の2種類があるそうです。もちろんどちらにも大吟醸と呼ばれるお酒があり、大吟醸とは、お酒を造る時につかう米をどのくらい精米してお酒を作るかによる違いだそうです。大吟醸は精米する度合いを50%以下にした米から作られる日本酒ですので、純米酒でも本醸造酒でも使う米の精米の割合が50%以下であれば大吟醸というそうです。
精米の度合いの違いにより名称が変わり、60%以下の精米度合いで吟醸酒といい、精米度60%以上のお酒と分けています。ちなみに、純米酒で精米度60%以上のものは単に純米酒といい、本醸造酒で精米度60%以上の場合には、本醸造酒とだけよばれるそうです。精米の違いでお酒の味が変わるとは驚きです。

 

 

 

バクの焼印

広島県にありますLUFT DESIGN様の焼印を製作しました。イベントて使うとのことで、急いでおりましたので、至急製作させて頂きました。

バク焼印
バクの焼印

上の写真は製作いたしましたLUFT DESIGN様のバクの焼印です。15mm×10mmという小さな焼印で40W電気ゴテ仕様で製作しました。写真がピンボケですみません。バクは、中国から日本に伝わった伝説上の動物(獏:バク)の話もあり、伝説の動物の獏は、形が熊に似ていて、鼻は象、目はサイ、脚は虎、尾は牛に似ていて、人間が寝ているとき見る夢を食べて生きているとされ、悪夢を見たときには、この夢、獏にあげます。と唱えると、その後、悪夢を見ないという言い伝えもあります。話を動物のバクにうつしてみますと、バクはバク科とう種目に属する動物、奇蹄目に属し、名前の通り奇数個の指を持っており、前脚には指が4本、後脚には、3本あります。森林に生息し、夜行性で水辺を好み、外敵から身を守るために水中で生活することが多い動物です。良く動物園で見かけるバクは、豚のような格好をしていて、体が白と黒の2色の物が多いですね。食べ物は草木や果物、水性植物等で、その革を利用する為に狩る民族もいるそうです。

アート工房の焼印

富山県にあります㈱アート工房様より焼印の制作依頼をうけました。アート工房さんでは、看板や印刷物の製作、介護リフォーム、福祉用品のい販売、レンタルを行っている会社です。イベント機材のレンタルもしており、仮設ステージや音響機器、テントのような大きな資材から、カラオケマシーンや綿あめ機、プロジェクター等の小物まで取り揃えておりますのでパーテーや式典等もお任せ下さい。

アート工房様焼印
アート工房様の焼印

上の写真は㈱アート工房様の焼印のシナベニアへの試し押し画像です。大きさは幅60mm、高さ29mmの直火式焼印です。楕円形の内側の英字部分が、中抜き文字になっており、その輪郭線が細くて製作時、大変でした。下の楕円に添って書かれているFRESH HANDMADE COSMETICSの文字部分は、最初は違う書体での製作をご希望でしたが、大きさと文字数から、ゴシック体の方が綺麗に出やすいとのことで決めました。楕円形は焼印としては押し易い形状ですが楕円の外側に文字が配列してある場合、どうしても楕円の円周の方が濃く写り、文字部分が薄くなる傾向にありますので、直火式の場合、意識的に文字部分に火を当ててて文字のある下の部分を強めに加熱した方が押した時に綺麗に出ると思います。

 

青年会議所の焼印

愛知県にあります知立青年会議所様の焼印を製作いたしました。私自身、青年会議所がどうゆうところかわかりませんでしたので、少し調べてみました。
青年会議所は国内に697箇所あり、その中核をなしているのが、日本青年会議所で1951年に設立、世界中に青年会議所がある。満40才未満でないと入会ができず、全国に約32400名の会員がいるそうです。会員は、小売業から製造業、サービス業等々から集まっていて、正会員の約9割が管理職。基本理念は、「教育再生と経済再生による誰もが夢を描ける日本への回帰」だそうです。気になって私の住んでいる小樽を日本青年会議所のページで調べましたら、小樽青年会議所がありましたが、北海道の中の地区分けで道南になっていました? 小樽は道央地区にあるのに、青年会議所の区分けではなぜ、道南地区になっているかわかりませんでしたが?

知立青年会議所焼印
知立青年会議所の焼印

上の写真は製作いたしました知立青年会議所の焼印の試し押し画像です。幅40mmの150W電気ゴテ仕様で製作しました。デザインについて聞きはしませんでしたので本当の所はわかりませんが、線に輪郭部分は愛知県を表していて、三日月のような2つの輪は青年会議所の英字のJCを表していると思います。その上の2つの丸につきましては不明ですが。

植物の葉の焼印

帯広市にあります㈲プロット様の焼印を製作いたしました。代表者の後藤さんは東京生まれで、結婚を機に帯広に移住してきて、北海道の自然と綺麗な水、農産物や水産物の豊富さを感じ、自然の恵みを生かした事業をと考え起業したそうです。㈲プロット様は、農水省関係の農業データベースの構築やレストランの立ち上げ運営、地場産品を生かしたレシピの開発、地域のうもれた資源を活用して付加価値の高い商品やサービスを提供しています。照明器具や料亭の壁紙に使用する地場産のフキノトウ、トウモロコシ、そば、アスパラ、ヨモギ、エンドウ、小麦や小豆等の作物の風合いをもった特殊な北の農和紙という和紙も製作しております。

左の写真は、若葉と成長した茎の部分でFの字を表した焼印です。幅40mmで150W電気ゴテ仕様で製作しました。植物の成長力と自然からの恵みの恩恵がにじみ出ています。右の写真が、大地に芽生え太陽の光を浴びている双葉を表しています。この焼印も幅40mmで150W電気ゴテ仕様で製作しました。今回は、焼印の使用頻度が高いので、1本の電気ゴテで付け替えての使用をせずに、それぞれ150Wの電気ゴテを1本ずつつけました。葉の葉脈の部分の白い余白が細く、変色して潰れそうですが、細い線の希望でしたので、そのまま製作しました。

 

家具工房の焼印

金沢にあります木工工房のKWC様(近藤ウッドクラフトの頭文字)の焼印を製作しました。KWCさんは、人にしっくりとくる無垢材のオーダー家具を作っていて、一般的な薄板を組み合わせただけの家具ではなく、無垢材の質感のある木材を使い木の特製や木目を吟味して使う木材の良さを引き出せる家具作りをしています。使う木材は、堅牢で硬く加工が難しいが、木目が素朴で美しい楢材やブラックウォールナットと呼ばれるチョコレートのような色をして不規則な木目が面白く、深い光沢がある世界的な良材、白く目の詰まった材質で非常に滑らかな仕上がりになる楓や赤みがかった木目が緻密で使うほどに色合いがかわるチェーリー材等です。家具の作り方も極力、釘やネジ等は使わないようにして、ホゾやアリ組みを多用して堅牢な作りで仕上げます。特に無垢材は、収縮による狂いが出やすい木材なので、木の癖を生かした組み合わせを考えて、ソリや収縮による変形や破損を逃がすために吸い付きアリ桟という手法も使います。家具の仕上げも化学系の塗料は避けて、木の肌触りを楽しめるように天然物の亜麻仁油等の植物性オイルで仕上げています。なんでもそうですが家具も自然劣化しますで、手入れが重要になりますので、KWCさんの方で専用オイルをわけてくれるので、ご自分でメンテナンスを行うことでいつまでも最高の状態を保てるそうです。

KWCの焼印
近藤様のKWC工房焼印

上の写真はKWC家具工房様の焼印画像です。印面の大きさは、42×16mmで、100W電気ゴテ仕様での製作になります。

建設関係の焼印

埼玉県春日部市にありますリソーケンセツ様の焼印を製作しました。リソーケンセツの創業者の伊藤様は、質、実、剛、健、美をスローガンにして筋の通った家作りを目指しており、熟練した腕利きの職人集団であるリソー匠会の手仕事で理想の家を作っています。又、地域の人との交流を大切にしており、ふれあい教室を開いて、職人の指導のもと、親子で木製のテッシュボックス作りをしたり、職人さんが竹林から竹をとってきて加工して流しそうめんを楽しんだり、子供たちに大工仕事をわかってもらえるように柱にカンナをかける体験やスイカ割りを楽しんだりして交流の輪を広げる活動もしております。住宅展示場も6つあり、築年数ごとの家の経年劣化を確認出来る取り組みもユニークです。展示場に実際に寝泊まりして体験できるのも良いと思います。近年シックハウス症候群のニュースも度々耳にしますが、リソーケンセツでは、無添加無垢の家をご提供しており長く安心して住める住宅を提供しております。

リソーケンセツの焼印
リソーケンセツ様の焼印

上の写真は、リソーケンセツ様の焼印をシナベニアに試し押しした画像です。大きさは、幅30mm、高さ24mmで100W電気ゴテ仕様で製作しました。三角形で構成されるロゴ部分が家の屋根を表していて、その下に会社の名前が書かれていて、デザイン全体で家を表しています。

四角い焼印

神奈川県逗子市にお住まいの石井さんから製作依頼があった焼印です。逗子市といえば、湘南の町として全国に知られています。逗子市のお薦めスポットとして人気のある逗子マリーナや逗子海岸は定番ですが、歴史あるお寺も沢山ありますので、お寺巡りも楽しいと思います。隠れた人気スポットとして湘南七福神巡りもあるそうです。福禄寿の東昌寺、寿老人の光照寺、毘沙門天の仙光院、布袋尊の長運寺、恵比寿様の玉蔵院、大黒天の宗泰寺、厨子弁財天の延命寺を巡ります。6月には、逗子海岸花火大会があり、夜空に約7000発の花火があがります。花火大会の時は、車で大変混雑するので、公共交通手段を使うことをお薦めします。10月には、ナイトウエーブという夜の海辺にLED照明を使った幻想的な世界が広がるイベントも行われます。もちろん、マスコミでも度々取り上げられる由比ガ浜は、デートスポットとして若い人達には人気がありますし、サーフィンやカヤック等の海のレジャーも盛んです。

石井さんの焼印
石井さんの四角い焼印

上の写真は、石井さんからご注文頂きました焼印の画像です。大きさは45mm×45mmで150W電気ゴテ仕様で製作しました。角丸の正方形の枠は、オーソドックスでも押しやすい形状で文字もシンプルでお洒落な感じがします。枠と文字部分の間の余白も十分広いのでガス抜き穴を開けることもできますので、押しやすく綺麗に押せる焼印です。

 

 

対馬森林組合の焼印

長崎県対馬市にあります対馬森林組合様の焼印を製作いたした。対馬森林組合には、本所(南部支所兼務)、中央支所、北部支所の3つの本部、支所があり2555名の組合員がいるそうです。韓国に近い立地を活かして韓国への檜材等の輸出も活発です。最近のニュースで対馬でツマアカスズメバチが繁殖という記事をみました。ツマアカスズメバチは非常に攻撃的なスズメバチで高い木の上の方に巣を作るので駆除も大変だと聞いています。森林組合ですと、仕事柄、森や林に入るのでスズメバチに対する対策も大変だと思います。韓国から入ってきたスズメバチですので、韓国と地理的に近いことが影響している一面ではないでしょうか。

対馬森林組合の焼印
対馬森林組合の焼印です。

上の写真は対馬森林組合様の焼印です。大きさは幅20mm、高さ22mmの小さな焼印で、100W電気ゴテ仕様で作りました。中央の図柄は国の天然記念物に指定されています対馬山猫です。対馬山猫は、絶滅の可能性がもっと高い絶滅危惧種IAに属し、生息数は100匹前後と言われています。体長50~60cm前後で体重4kg前後、寿命は8年前後と言われています。顔の眉間の部分の模様が特徴的です。したの対馬ひのきの文字も洒落ています。対馬ひのきは、対馬の厳しい環境の中で生育する為に木質は緻密で硬く、油分を多く含むので、シロアリや腐朽菌にも強い優れた木材です。長崎県のブランド木材になっています。

 

和光大学の焼印

東京町田市にあります和光大学の芸術学科様より焼印製作の依頼を受けました。
和光大学は、1933年に成城学園から分かれた父母や教師が中心になって作られた和光学園を母体とし1966年に設立されました。設置されている学部は、心理教育学科と身体環境共生学科、現代社会学科を含む現代人間学部と経済学科、経営学科を含む経済経営学部、総合文化学科と芸術学科を含む表現学部の3つの学部と大学院(現代社会文化論コース、発達教育臨床論コース、現代経済ビジネスコース)になります。

上の左側の写真は、和光大学の校章と和光の文字の焼印で大きさは縦40mm、横14mmで100W電気ゴテ仕様で製作しました。長方形の四角い枠がついたシンプルなデザインですので、押しやすい焼印です。右の写真は、芸術と書かれた縦20mm、横7mmの小さな焼印で枠は、角丸の太めの枠になっています。80W電気ゴテ仕様で製作しました。幅が7mmと狭いので文字部分が5mm以下になってしまいますので、製作するのは結構大変でした。普通2本の焼印を同時に電気ゴテ仕様で作る場合、印面の大きさが極端に違わない時には、1本の電気ゴテで2本差し替えて使う事をお薦め致しておりますが、今回は、使用頻度が高いと言うことで2本別々に電気ゴテを用意しました。