飾り枠の焼印

㈱橘様より依頼のあった焼印についてご紹介致します。㈱橘様は、宝石店等で宝石を飾るディスプレーを作っている会社です。本社は横浜にあり、東京に支所、札幌に営業所があります。メタルアートは、元々、シルバーアクセサリーを製造して販売していましたので、㈱橘様の指輪のケースやネックレスケース等を使っていたと思います。㈱橘様は自社のデザインを形にする為に木工所や製作工場、塗装場等の施設を持ち、熟練のスタッフの手により、高品質な商品を提供しており、ジュエリーディスプレーで培った技術を武器に、展示やイベント施設、各種店舗のトータルデザインもご提案しております。又、自社の製品をいち早く確実にお客様に届けるために独自の物流システムも構築しています。

㈱橘様焼印
㈱橘様から依頼の焼印

上の写真は、㈱橘様よりのご依頼で製作いたしました焼印です。大きさは幅83.5mm×高さ33mmで200W電気ごて仕様で製作した焼印で温度コントローラも追加しました。枠部分が角ばった段になっていて、文字の書体もお洒落な感じがします。意外と枠部分が凝ったデザインの焼印は少なく、普通の単純な線の枠や、2重線で外側を太くした枠が主なもので、枠部分をデザイン的にすると、内側の文字部分が目立たなくなるためだと思われます。

汽車の焼印

黒滝さんという木工をやっている方より、積み木に使いたいとの事で蒸気機関車のデザインの焼印を注文頂きました。積み木は、幼児向けの玩具と思われていますが、最近の積み木には、大人向けの複雑な形状のものもあり、幼児期の想像力や構成力を養う目的だけではなく、大人の創造力向上や高齢者のボケ防止の為に使われることが多くなっています。一時期、プラスチック製の積み木に押され気味だった木製の積み木も無垢の木を使い、環境にやさしく、口に入れても安全と言うことで需要が拡大しています。更に、米を50%以上つかった特殊な樹脂素材でできた積み木や、積み木の中に鈴や小さな鐘を入れて音の鳴る積み木、数字や五十音が書かれている学習用の積み木、積み木の上下や側面にくり抜き穴があり、積み木の組み方を替えて、ボールが通る道筋を変えれるパズルのような物や今までのような、四角や丸、三角といった別々の形の物ではなく、平らなステック状の1種類の積み木で、重ね方を変えることで色々な物が作れる新型の積み木もあります。

積み木焼印
積み木に押す焼印

上の写真は、出来上がった黒滝様の焼印画像です。蒸気機関車を正面からみたデザインで、高さ40mmの100w電気ゴテ仕様の焼印です。私が、子供の頃は、蒸気機関車が走っていて、大きな汽笛をならしたり、蒸気音を聞きながら乗った記憶ががあります。トンネルに入る前には、煙が入り込まないように、慌てて窓を閉めた事を思い出します。今でも、ニセコや小樽近辺では、年に数度、イベントとして蒸気機関車を走らせる事があり、鉄道マニアの人で混み合っています。
小樽は、新橋~横浜間についで、全国で2番目に鉄道が開通したとの事で鉄道記念館もあり、義経号等の蒸気機関車を見ることができます。

 

サインの文字焼印

北海道虻田郡豊浦町にお住まいの相川様より依頼の焼印を2本製作しました。北海道に住んでいる私には豊浦町といえば、ホタテを思い出します。噴火湾産の大きなホタテをバターを入れて焼いて食べる。思わず生唾を飲み込んでしまいます。豊浦町には、元々アイヌの人たちが住んでいて、アイヌの人たちは、ペーペナイと読んでいたそうです。ぺーぺナイとは、アイヌ語で水の豊かな川を表すそうですが、この地域は、農水産物が豊富で、内浦湾に面していることから、「豊富」の豊と「内浦湾」の浦の文字を取って豊浦町になったということです。元WBC世界フライ級の王者、内藤大助さんの出身地としても有名です。又、洞爺湖サミットが行われたホテルを見上げる地区に、天然豊浦温泉しおさいがあり、温泉施設と宿泊施設が整っていて観光客にも人気があります。道の駅とようらでは、地元の農産物や水産物が安価で変えますので、休日になると札幌方面から高速道路を通って買いに来るお客さんも沢山います。道の駅とようらでは、プロボクサーの内藤大助さんの展示コーナーも開設されています。

上の左の写真は相川様の文字をデザインした焼印でSAKURAと書かれた30mmの直火式仕様です。右の写真は、サインを焼印にしたもので、大きさは同じく30mmです。どちらもプリントした画像をもらい焼印に仕上げました。

 

ベーカリーの焼印

兵庫県夢前町にありましたさくらベーカリー様の焼印を製作しました。只、現在は、移転し名前を変更して、薪窯パン キリクとして営業しております。
名前の薪窯のとおり、レンガ作りの薪窯でパンを焼いています。有機小麦、天然酵母等オーガニック食材をつかい、日々の主食として食べるパン作りをしています。低温で20時間じっくりと発酵したパン生地を地元の薪を使って焼きあげたパンは、外はパリット、中はしっとりとしていて、ご飯を電気ガマで炊く場合と釜戸で炊く場合の違いのようなはっきりとした味の違いが出るそうです。又、日持ちも良く、消化にもよいパンが出来あがるというので、薪をつかい手間をかけた甲斐があるそうです。私個人としては、普通に売っている食パンのような柔らかいスカスカしたパンよりも、しっかりとした質感で固めのパンの方が好きですので一度、食べてみたいと思います。山キリクという作ったパンを楽しめる喫茶店のようなスペースもあります。そこのメニューの中にあるデーツあんトーストの写真を見たところ、あんこ好きの私は思わず食べたいとうなってしまいました。
移動販売や地方発送用の宅配パックもあるようなので、一度注文してみようと思っています。

旧さくらベーカリー焼印
旧さくらベーカリー様の焼印

上の写真は、さくらベーカリー様からご注文頂きました焼印の画像です。大きさは、40×53mmで柄を90度曲げた直火式仕様で製作いたしました。現在は、名前と製法をかえて薪窯パン キリクとしてオーガニックパンを製造販売しておられます。

 

 

田牛温泉の焼印

静岡県下田にあります田牛温泉民宿旭屋様より依頼のあった焼印を作りました。田牛温泉をどう読みますか?私は「たうしおんせん」だと思っていましたら本当の読みは、「とうじおんせん」と読むそうです。日本語の読みは難しいですね。
旭屋さんは、伊豆下田の綺麗な海岸線の近くに有る民宿で、海まで2分、ダッシュで20秒で行けると書かれていました。綺麗な白い砂浜に青い海、夕日が沈む時の絶景は本当素晴らしく感動します。又、浜辺には、サンドスキーをするところもあります。サンドスキーとは、砂を雪に見立てて専用のスキー板で滑る競技です。冬に雪の上でスキーを滑る私には、砂の上で転んだら痛いのでないかと心配ですが?伊豆下田といえば海の幸ですよね。旭屋さんでも伊勢海老やアワビの特選の刺身があるとのことですので、一度、食べてみたいものです。

旭屋様焼印
田牛温泉民宿旭屋様の焼印

上の写真は、田牛温泉民宿旭屋様よりご依頼頂きました焼印をシナベニアに試し押しした画像です。20mm×20mmの大きさの直火式焼印で奥さんが作ったきんつばに押すために注文したそうです。きんつばといえば、粒あんを四角い形にして小麦粉で作った薄い皮を被せた和菓子ですが、きんつばのルーツは京都で流行った銀つばというお菓子だったそうです。銀つばは、小麦粉の代わりに、うるち米粉を使ったお菓子で、江戸に伝わってきんつばになったそうです。

 

虎のお菓子用焼印

神戸にあります、はれるや製菓様の焼印を製作いたしました。はれるや製菓様は、阪神本線、御影駅より徒歩10分の所にあり、オリジナル和洋スイーツを提供しているお菓子屋さんです。神戸夢物語というサブレは、柔らかい生チョコレートの中身がとろける、洋風なのに、和風のような感じのする手作りチョコクッキーです。チョコレートに生クリームを混ぜて作るのですが、温度管理が難しく少しの温度変化の違いで思ったような出来にならないそうです。大きな栗がまるごと1個入った夢色風船という栗饅頭は、特殊技法により、はったい粉と小麦粉を香ばしく焼き上げて作らていて、パリッとした感触があります。お店自慢のいちご大福も人気の商品で、御影屋さんという3代続く果物商の大将が目利きした新鮮ないちごがまるごと入っており、餡には、北海道産の白てば豆を使った白あんを用いています。賞味期限が2日と短いので、北海道まで送ってもらい食べることができないのが残念です。暑い夏の時期限定のくず餅と水ようかんの中間的なプルンとした食感の笑わず餅も一度は、食べてみたい和菓子です。

はれるや製菓様焼印
はれるや製菓様のとらの焼印

上の写真は、はれるや製菓様のとらの焼印です。神戸という土地柄を考えますとこのとらは、多分、阪神タイガース関係のとら?ではないでしょうか?
焼印は40mmの大きさの直火式で、柄の部分を90度曲げたお菓子屋さんが一番好むタイプで作りました。

 

 

湯の里デスク様焼印

ニセコ地区にあります湯の里デスク様からご注文を頂き焼印を製作いたしました。湯の里デスク様の工房には、一度訪ねたことがあります。廃校を利用して工房にしており、広くあづましい(北海道弁で居心地が良い)良い環境で物作りをしており羨ましく思いました。北海道には、廃校が沢山あり、道内外の多くの芸術家や工芸作家の方々が、廃校を利用して工房を開いています。湯の里デスク様の工房のそばには池もあり、素晴らしい作品は、素晴らしい環境から生まれるものなのでしょうね。製作する木工品は、無垢の木の質感を大切にし、植物ベースのオイル塗装で仕上げ、長年の使用に耐える丈夫な作りで、愛着をもって長くお使い頂ける一生ものの木工品です。工房の運営は、東京生まれのお二人で行っており、デスクや本棚等の大きなものから、ペンスタンドや木製フレームの様な小物まで製作しており、千歳空港や道内有名ホテル、東京まで販路を広げて販売しております。

湯の里デスク様焼印
湯の里デスク様の焼印の印影

上の写真は、湯の里デスク様よりご注文頂きました焼印の試し押し画像です。40mm程の大きさの100W電気ゴテ仕様の焼印です。電気スタンドと横の文字部分から構成され、シンプルですがお洒落な焼印です。

ダーツの焼印

東京にありますダーツバーのアーンツ様の焼印を製作しました。ダーツといえば先が尖った金属棒に羽がついた形の器具で、的に投げて点数を競う競技ですが、実際にやったことがないので詳しいことは知りませんでしたが、先日、20才代のダーツのプロがテレビ番組に出ていました。彼は世界中のダーツの大会に出ており年間数千万円も稼ぐと聞いてびっくりした記憶があります。日本ではあまりダーツの大会の話を聞きませんが、ヨーロッパでは、盛んに行われおり、大きな大会では、賞金も数百万単位になるそうです。ダーツは元々、14世紀の百年戦争前後に、イギリスで、兵士がお酒の樽に弓矢の矢をあてていた物が始まりとのことです。只、的の高得点の所に当てれば良いのではなく、高度なやり取りをする頭脳ゲームとのことです。矢の種類も昔ながらの金属の針状の尖った物からソフトダーツと呼ばれるプラスチック製の軽いものもあり、性能を競って日々進化しているそうです。カラフルなダーツボートがお店に飾ってあればそれだけでお洒落な感じがしますね。

アーンツ様焼印
アーンツ様のダーツの焼印

上の写真はアーンツ様の焼印で、ロゴマークとダーツの矢が描かれています。大きさは20mm角に内接するサイズです。80W電気ゴテ仕様焼印で製作しました。ダーツの羽の部分の余白がもう少し広い方がハッキリとした印影になったと思いますが、デザイン通りの仕上げにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彫刻店の焼印

徳島市にあります伊川彫刻店様より焼印のご注文頂きました。伊川彫刻店様は、雛人形や五月人形等の木彫りの工芸品を製作販売しております。今は3代目伊川昌宏(彫昌)さんが高度な日本伝統の木彫り作品を作っています。又、社寺彫刻というお寺や神社の伝統的な木工品であるだんじりや虹梁(彫刻が施された木製の梁)、げぎょとよばれる飾り彫刻も行っていますし、靴べらや木工おもちゃ、木製のファッション小物まで製作しています。木彫り職人として2代目の後を継いだ彫昌さんは、木と対話し木を見極めながら彫り進め、人の人生よりも長い間、目に触れる木製品だから、後世の職人さんに見られても恥ずかしくない仕事をすることを心がているそうです。

伊川様焼印
伊川彫刻店様の焼印

上の写真は伊川彫刻店様からご注文頂きました焼印の試し押し画像です。試し押しはシナベニアの板に行いました。幅40mmの100W電気ゴテ仕様での製作です。お店の名前と両はしに木工彫刻で使うような図柄がデザインされています。お店のロゴマークだそうです。職人が使う道具を作るということは、私自身も緊張します。ものを作る人は誰でも思うことですが、使う人に満足頂ける物を作る事と、愛着をもって末永く使ってもらえる物を作りご提供出来ればと考えています。まだ道半ばというところでしょうが?

 

星の焼印

東京にお住まいの木村様より星のマークの入った焼印の注文をお受けいたしました。個人の方からの注文だったので特別に気にしていませんでしたが、メールの所にイマージュオペラと書かれていましたので、この部分気になりました。
イマージュオペラは、舞踏家の脇川海里さんが主宰する芸術運動体と書かれていましたが、芸術運動体とは?と思った所、要するにダンスパフォーマーみたいなものだと判断しました。イマージュオペラの他のメンバーは、デザイナーと構成作家の綾原江里さん、ダンサーの野沢英代さん、相良ゆみさん達がいるそうです。どのようなものかと思いましたらYOUTUBEに青島左門さん作品のイマージュオペラ公演、「古の夜々の月」というのがありましたので見ました。奇抜な格好をした出演者達が、神楽のような、ボルネオかどっかの原住民のような音楽に合わせて、仮面のような被り物をしたり、赤ちゃんに人形を抱えたまま登場して踊りだしたりと見ていて、どのように解釈したらよいかわからない構成でした。前衛的なダンスと音楽、演出を備えたパフォーマーという感じでした。

木村様焼印
木村様依頼の焼印

上の写真は、木村様よりご依頼頂きました焼印の画像です。星が2つ並んでいるようなデザインですが、よく見ると凧が2つ空に上がっいるような不思議なデザインです。枠部分が、丸ではなく多角形になっている事も面白いと思います。
10mm程の80W電気ゴテ仕様の焼印です。