家具工房の焼印

金沢にあります木工工房のKWC様(近藤ウッドクラフトの頭文字)の焼印を製作しました。KWCさんは、人にしっくりとくる無垢材のオーダー家具を作っていて、一般的な薄板を組み合わせただけの家具ではなく、無垢材の質感のある木材を使い木の特製や木目を吟味して使う木材の良さを引き出せる家具作りをしています。使う木材は、堅牢で硬く加工が難しいが、木目が素朴で美しい楢材やブラックウォールナットと呼ばれるチョコレートのような色をして不規則な木目が面白く、深い光沢がある世界的な良材、白く目の詰まった材質で非常に滑らかな仕上がりになる楓や赤みがかった木目が緻密で使うほどに色合いがかわるチェーリー材等です。家具の作り方も極力、釘やネジ等は使わないようにして、ホゾやアリ組みを多用して堅牢な作りで仕上げます。特に無垢材は、収縮による狂いが出やすい木材なので、木の癖を生かした組み合わせを考えて、ソリや収縮による変形や破損を逃がすために吸い付きアリ桟という手法も使います。家具の仕上げも化学系の塗料は避けて、木の肌触りを楽しめるように天然物の亜麻仁油等の植物性オイルで仕上げています。なんでもそうですが家具も自然劣化しますで、手入れが重要になりますので、KWCさんの方で専用オイルをわけてくれるので、ご自分でメンテナンスを行うことでいつまでも最高の状態を保てるそうです。

KWCの焼印
近藤様のKWC工房焼印

上の写真はKWC家具工房様の焼印画像です。印面の大きさは、42×16mmで、100W電気ゴテ仕様での製作になります。