メイドカフェの焼印

池田さんという方からメイドカフェの焼印製作を依頼されました。メイドカフェと言いますと、メイド服姿の女性がお客をご主人様にたとえて、接客サービスするカフェですが、実のところ、私は一度も行ったことがありません。近くにあれば一度行ってみたいと思うのですが地元にはないので行けません。テレビでよく見るメイドカフェは東京の秋葉原が多いみたいです。元、東京でサラリーマンをしていた私はよく秋葉原に行っていました。勿論、私のサラリーマン時代にメードカフェはありませんでしたので、電気街に出かけてパソコンの部品やソフト、電気関係の工具等を物色していました。その帰りに神保町界隈の古本屋によって本を見て帰ることが多かったと思います。その当時でも秋葉原近辺には、コミック雑誌の専門店があったので、メイドカフェが生まれる素地はあったのかと思います。テレビで見るメイドカフェは、若い女の子がフレンチメイドの格好をしている事が多いようですが、今では進化してコスプレカフェとしてメイド以外の格好をして接客する店もあるそうです。中高年のおじさん達が料亭で中居さんの振る舞いに興味を持つのと同じように、若い男の子は、可愛いメイドさんに興味を持つのでしょうね。文化の根底は変わらないのかもしれませんね。

池田様の焼印
池田様のメイドカフェの焼印

上の写真は、池田様よりご注文頂きましたメイドカフェの焼印のシナベニアへの試し押し画像です。大きさは、幅25mm×高さ13mmの80W電気ゴテ仕様の小さなものです。用途は聞いていませんので、どこに使うのでしょうか?

 

ドッグウェイの焼印

岐阜県の仲村様よりご注文頂きましたドッグウェイの焼印を製作しました。近頃、ペットを飼う人が増えたせいか、私の家のそばにもドックランが出来ました。犬を飼っていると、伸び伸びとした広い場所で、リードをつけないで、自由に犬を遊ばせてやりたいと思いますね。前に私の実家でもシェルティーを飼っていましたので、よくわかりますが、犬は散歩が大変好きです。朝と晩に一時間位かけて散歩をしましたが、それでも私の顔を見ると散歩に連れていけとねだりました。特に冬に外で散歩するのが好きな犬でしたので、寒い吹雪の時にも凍えながら散歩していました。冬に外で散歩すると犬の足の毛の部分に雪が付いて氷の塊になってしまうので、犬が散歩の途中でよく立ち止まり、足の裏を舐めて氷の塊を取っていた姿が浮かびます。犬は好きなので今も飼いたいのですが、死別した時の悲しい記憶がありますので躊躇しています。息子が小さい時に一度、犬を飼おうかと思った事があります。よく、子供が生まれたら犬を飼うのが良いと聞きます。子供が小さいうちは子供の遊び相手になり、子供を守る事もあり、当然犬の方が成長が早いので、子供がある程度大きくなった時には、犬は死ぬので、生き物の死を教えることが出来ると聞いていたからです。残念ながら、息子が犬猫アレルギーとわかったのでやめましたが。

ドッグウェイ焼印
ドッグウェイの焼印です。

写真は製作いたしましたドッグウェイの焼印の試し押し画像です。大きさは幅43mm×高さ12mmで、80W電気ゴテ仕様焼印で製作して温度コントローラもつけました。線画で書かれた左側の犬の顔とDOGWAY.JPの中抜き文字が特徴のデザインです。

 

ゆりの焼印

東京都の立川市にあります㈱自然教育センター様からのご注文でゆりの焼印を製作いたしました。自然教育センターは、環境教育や自然教育について積極的に取り組んでいる会社です。私たち人間は、地球が長年にわたり貯えてきた資源や生物を活用することで、人々の生活を経済的、社会的、文化的に豊かにしてきましたが、一方では、地球の健全性が損なわれ、生物全体の生存にも影響を与えています。人の生活による環境や地球への負荷を軽減して持続可能な循環型社会づくりと大切な自然環境を後世に残して多くの人々が幸せに暮らせる社会を目指している会社です。具体的には、さいたま緑の森博物館や那須平成の森等の自然公園や駒場野公園や国営昭和記念公園のような都市公園の管理運営、自然豊かな場所でのキャンプや体験学習、自然教室等の開催、環境教育や自然教育に携わる人材の育成、自然団体や民間企業との地域環境保全の取り組みも行っています。
近年、社有林や会社の敷地の緑化、ビルの屋上の緑化等、企業へのアドバイスも増えています。

ゆりの焼印
自然教育センター様のゆりの焼印

上の写真は自然教育センター様からの依頼で製作致しましたゆりの焼印のシナベニア板への試し押し画像です。幅74mm×高さ68mmの直火式焼印で製作しました。正確にはヤマユリで、葉の筋や雄しべ、花の線等細かな部分までよくできているデザインだと思います。このヤマユリの細かなデザインで綺麗に押すためには、70mm前後の大きな焼印でないと難しいと思います。

 

ワイングラスの焼印

札幌にありますMACHI  BAR 様からの依頼で焼印を製作いたしました。最初は名前からして、ススキノで営業しているバーかと思いましたが、まちばると言い、札幌の街や北海道という地域が持つ固有の風土や環境を共有して、みんなが楽しめる人中心の空間を提供している所です。まちばるの名前は、まち=街、ばる=スペインで、朝にコーヒーを出し、昼過ぎには食前酒替りに一杯、夕方は散歩や買い物途中に、ビールやコーヒーを飲み、夜は顔見知りと巷の出来事を話に一杯のむスペインのバルからきています。札幌時計台やススキノ、円山、大通り、狸小路、中島公園等なじみの深い地域で食べ歩きをしたり、札幌街語りでは、市電や雪まつりの移り変わり、札幌の都市としての変化、札幌オリンピックの時の様子等札幌について語られています。又、さっぽろ都市生活デザイン会議を開いて都市として発展し続ける札幌と生活者として機能的で住みやすい都市のあり方、デザインを協議したりと色々な活動をしています。

まちばる焼印
まちばる様の焼印

上の写真は、まちばる様のロゴ焼印をシナベニアに試し押しした画像です。大小2個のワイングラスと円形の外枠、MACHI BARの文字からなる高さ24mm、幅20mmの80W電気ゴテ仕様の小さな焼印です。グラスの輪郭が細く製作するのが大変でした。

 

蒲鉾に焼印

富山県魚津市にあります明治40年創業の老舗の中村蒲鉾様の焼印を製作いたしました。創業者の政次郎さんのお父さんの捨次郎さんが家計の足しにと、魚津の前浜でとれたアジやニギスを使いスリ蒲鉾を作ったのが始まりだそうです。
実は、私も蒲鉾を作ったことがあります。私の実家は水産加工業をしておりました。蒲鉾は作っていませんでしたが、私の小さい頃は、住んでいました小樽の高島でも、魚が沢山取れていて、スケソ(正式名は、スケソウダラと言います。)もよくあがっていました。(魚が捕れることを、海から陸に引き上げられる様子から「あがる」と言っていました。)すり鉢にスリ棒でスケソの身をすり身にして作った蒲鉾の味は格別でした。残念ながら今では味わえない味になってしまいましたが。中村蒲鉾様は今は4代目が継がれており、昭和58年には、当時の皇太子様(現在の天皇陛下)も視察されたことがあるそうです。現在は、色々な蒲鉾を製造しており、普通の平らなひら天から、ごぼうを巻いたごぼう天や海老、ズワイガニ、富山県名産のホタルイカを使った蒲鉾、枝豆や黒豆を入れた蒲鉾もあるそうです。職人の技術がさえる細工蒲鉾は、華麗な見た目と本物の味で人気があります。

上の左の写真は、ハート型の蒲鉾に「ありがとう」の焼印を押した画像です。蒲鉾の表面が少し凸凹しているので押しにくかったと思います。右の写真は、比較的表面が平らで滑らかな蒲鉾に焼印「ほんのきもち」を押しました画像です。蒲鉾の白地に赤い丸のアクセントと淡い印影が不思議な印象を与えます。
今回製作しました焼印はどちらも150W電気ゴテ仕様で製作しました。又、写真は中村蒲鉾様より頂戴いたした物を使っています。

 

 

養蜂場の焼印

宮崎県の西澤養蜂場様の焼印を製作いたしました。パンにバターと蜂蜜をつけて食べるのが好きな私は、蜂蜜を買うときには国産の物を選んで買うようにしています。蜂蜜は成分の殆どが、糖分で大体80%位をしめ、残りは極微量のミネラル分と水分になります。中国からの輸入品が多く、国産の蜂蜜は少ないので、普通にスーパー等で見かける蜂蜜は、表示をよく見ると原産国が中国になっています。テレビ番組の特集で中国の食品について見た事がありますが、その中にも偽装蜂蜜が出てきましたので、その後は国産表示のあるものしか買わないようにしてきました。蜂蜜ではありませんが、数年前からローヤルゼリーをサプリで摂るようにしています。ローヤルゼリーは女王蜂の食物として作られ、働きバチと同じ蜂から生まれる女王蜂が、働きバチの数倍も大きな身体になるのは、ローヤルゼリーを食べているのが原因と聞いてから採りはじめました。その他、蜂が作る蜂の巣からは、抗菌作用のあるプロポリスや化粧品なども作られていると聞きます。蜂蜜自体は弱酸性ですが、食べていると身体をアルカリ性に導くと聞きました。不思議な食べ物だと思いました。

西澤様焼印
西澤養蜂様の焼印

上の写真は西澤養蜂場様の焼印のシナベニア板に押した試し押し画像です。蜂の部分、直線ではなく、複雑に入り組んだ多くのパスで出来ていますので、押した時に輪郭がギザギザした様子が分かると思います。パスが多いのでデータとしては重い大きなデータになりました。何度か、養蜂箱に押す焼印を製作してきましたが、殆どは、屋号や名前の物でしたので、実際に蜂のデザインのものは珍しいです。直径27mmの100W電気ゴテ仕様での製作です。

 

焼肉屋さんの焼印

コスモフーズ様より焼肉屋さんの焼印のご注文を頂きました。焼肉は私も好きで近くの焼肉屋さんによく行きますが、私の行く焼肉屋さんは、どちらかというと実家がお肉屋さんだった元肉屋の親父さんがやっている中年のサラリーマンがよくいるお店で、塩ホルモンが美味しい薄汚い大衆店ですが、今回の焼肉星遊山さんは、女性にも人気があるお洒落な焼肉屋さんです。

コスモフーズ様焼印
焼肉銘菓の焼印

上の写真は、コスモフーズ様ご依頼の焼肉星遊山の焼印です。大きさは、100mm×37mmの大きなもので、300W用電気ゴテ仕様焼印で製作しました。
星遊山様は、汐留シティーセンター41階の高層階にありますので、個室の窓からは、スカイツリーが見えると言うことで人気があります。夜景を見ながらのデートスポットに使われたり、ノンアルコールでグレープフルーツベースのヒアルロン酸入りゼリーの入ったカクテルが美味しく美容に良いので、女性客にはお薦めだそうです。コースメニュー、ランチメニュー、ディナーメニューがあります。神戸牛、松阪牛をつかった期間限定のスペシャルコースやざぶとんのとろける食感がクセになる贅沢ユッケ、薄切りの松阪牛のサーロインをさっと炙って食べる炙りサーロインも人気があります。デザートも3種の盛り合わせで出てきたり、熱々のショーロンポウもお薦めだそうです。

 

古い民具に焼印

兵庫県南あわじ市にあります古材工房きたやさんの焼印を製作いたしました。きたや様は、江戸後期幕末期から明治時代に建てられた民家を手作業で丁寧に解体して、柱や梁の木製品や、敷石や土台、床板や屋根材、使われていた民具に至るまで、活用販売している工房です。近年の古民家ブームや、喫茶店やレストランで、落ち着いた雰囲気を醸し出す為につかう昔の道具類等の需要の急増を受けて小物から大きや蔵の部材まで扱っています。ご主人は元々、土木測量や設計業を営んでおり、史跡公園建設関係の仕事をした事をきっかけにして、古材に惹かれていったそうです。
主に東北、中国地方や北近畿、北陸地方まで古材を集めて周り、今では、見れらなくなった樹齢数百年の大木から作られた太い大きな梁や長年囲炉裏の煙によって色づいた、黒光りする柱等普通には手に入らない材料を沢山集め、今では、日本全国ならず、中国や東南アジアのお客様からも問い合わせがあります。
古い蔵を解体していると昔の焼印も出てくるそうで、古い焼印も沢山持っておられます。

きたや様焼印
きたや様の屋号焼印

上の写真は古材工房きたや様からご注文を頂きました屋号の焼印です。大きさは30mm丸に収まる大きさで、100W電気ゴテ仕様で製作しました。解体しました古い商家の屋号で、焼印が押された古い民具もあったそうです。当時は、屋号を用いて商売をしていたので、当時の屋号を使うために、屋号の焼印を作ったそうです。

おにぎり焼印

阿部さんという個人の方よりおにぎりの包装に押したいとのことで焼印を製作しました。白いご飯で握られたおにぎりには案外綺麗に焼印を押すことができます。只、凸凹しているので細かなデザインのものは向きませんが、ある程度の大きさの文字やデザインであれば、凸凹した隙間の空いた部分がかえって面白い印影になることがあります。近頃、私の家の近くにもおにぎり専門店が出来ました。米好きの私ですので、コメにこだわった銀シャリ握りがありましたので、食べてみました。何も具が入っていない、白いご飯を握って、塩を(自然の岩塩からとった塩だそうです。)かけただけのシンプルなおにぎりでしたが、大変美味しく感動しました。暖かい握りたてのおにぎりはそれだけで美味しい事がよくわかりました。又、銀シャリ握りには、味噌漬けの漬物がついていますが、この漬物が自家製で美味しく、漬物だけでも欲しいくらいでした。お昼に、たまに買うのですが、一番すきなおにぎりは、紅シャケのおにぎりで、次は、種を抜いた大きな梅干の入ったおにぎりです。店の片隅に、小さなテーブルがあって食べることができるコーナーがありますので、そこでかったばかりの暖かいおにぎりを食べているとお店の人がお茶をだしてくれました。おにぎりにお茶(もちろん日本茶)はベストの組み合わせで、小さなサービスですが、お店の人の暖かさを感じました。

阿部様焼印
阿部様のおにぎり焼印

上の写真は阿部様のご依頼で、製作しまいた焼印です。40mmの大きさで直火式仕様で製作しました。

布に焼印

東京の目黒区にありますアパレル関係メーカーのプットイットオン様ご注文の焼印を製作しました。プットイットオン様は子供関係の服飾を中心に企画販売しており、品川に直営店があります。保育園や幼稚園のユニフォーム作りもしており、未来を創る子供達に着てもらう服なので、4つの基準を設けています。第一の基準は、身体を自然環境の中で守るために四季や環境に合わせた機能性を持っていること、第二に、人と関わる社会環境で認められる事、第三に、仲間同士の帰属意識を高める事、第四に、個性を表現するオリジナリティーを持っている事だそうです。スポーツウェアにも力を入れていて、大手スポーツクラブのウェアから、マラソン大会やトライアスロンのウェア等、着ている人に喜んでもらえるファション感度の高いスポーツウェアをご提供しています。

プットイットオン様焼印
プットイットオン様の焼印

上の写真は製作したプットイットオン様の会社のロゴマークの焼印試し押し画像です。大きさは幅50mm高さ10mmで150W電気ゴテ仕様で製作しました。布に焼印を押す場合、化繊のものでない限り、温度コントローラを使い綺麗に押せる温度状態を見つけれる工夫をすれば押すことができます。特に、厚手のデニム地には向いていますので、ジーパンに個性を出すために使われる事があります。