蒲鉾に焼印

富山県魚津市にあります明治40年創業の老舗の中村蒲鉾様の焼印を製作いたしました。創業者の政次郎さんのお父さんの捨次郎さんが家計の足しにと、魚津の前浜でとれたアジやニギスを使いスリ蒲鉾を作ったのが始まりだそうです。
実は、私も蒲鉾を作ったことがあります。私の実家は水産加工業をしておりました。蒲鉾は作っていませんでしたが、私の小さい頃は、住んでいました小樽の高島でも、魚が沢山取れていて、スケソ(正式名は、スケソウダラと言います。)もよくあがっていました。(魚が捕れることを、海から陸に引き上げられる様子から「あがる」と言っていました。)すり鉢にスリ棒でスケソの身をすり身にして作った蒲鉾の味は格別でした。残念ながら今では味わえない味になってしまいましたが。中村蒲鉾様は今は4代目が継がれており、昭和58年には、当時の皇太子様(現在の天皇陛下)も視察されたことがあるそうです。現在は、色々な蒲鉾を製造しており、普通の平らなひら天から、ごぼうを巻いたごぼう天や海老、ズワイガニ、富山県名産のホタルイカを使った蒲鉾、枝豆や黒豆を入れた蒲鉾もあるそうです。職人の技術がさえる細工蒲鉾は、華麗な見た目と本物の味で人気があります。

上の左の写真は、ハート型の蒲鉾に「ありがとう」の焼印を押した画像です。蒲鉾の表面が少し凸凹しているので押しにくかったと思います。右の写真は、比較的表面が平らで滑らかな蒲鉾に焼印「ほんのきもち」を押しました画像です。蒲鉾の白地に赤い丸のアクセントと淡い印影が不思議な印象を与えます。
今回製作しました焼印はどちらも150W電気ゴテ仕様で製作しました。又、写真は中村蒲鉾様より頂戴いたした物を使っています。