虎のお菓子用焼印

神戸にあります、はれるや製菓様の焼印を製作いたしました。はれるや製菓様は、阪神本線、御影駅より徒歩10分の所にあり、オリジナル和洋スイーツを提供しているお菓子屋さんです。神戸夢物語というサブレは、柔らかい生チョコレートの中身がとろける、洋風なのに、和風のような感じのする手作りチョコクッキーです。チョコレートに生クリームを混ぜて作るのですが、温度管理が難しく少しの温度変化の違いで思ったような出来にならないそうです。大きな栗がまるごと1個入った夢色風船という栗饅頭は、特殊技法により、はったい粉と小麦粉を香ばしく焼き上げて作らていて、パリッとした感触があります。お店自慢のいちご大福も人気の商品で、御影屋さんという3代続く果物商の大将が目利きした新鮮ないちごがまるごと入っており、餡には、北海道産の白てば豆を使った白あんを用いています。賞味期限が2日と短いので、北海道まで送ってもらい食べることができないのが残念です。暑い夏の時期限定のくず餅と水ようかんの中間的なプルンとした食感の笑わず餅も一度は、食べてみたい和菓子です。

はれるや製菓様焼印
はれるや製菓様のとらの焼印

上の写真は、はれるや製菓様のとらの焼印です。神戸という土地柄を考えますとこのとらは、多分、阪神タイガース関係のとら?ではないでしょうか?
焼印は40mmの大きさの直火式で、柄の部分を90度曲げたお菓子屋さんが一番好むタイプで作りました。

 

 

湯の里デスク様焼印

ニセコ地区にあります湯の里デスク様からご注文を頂き焼印を製作いたしました。湯の里デスク様の工房には、一度訪ねたことがあります。廃校を利用して工房にしており、広くあづましい(北海道弁で居心地が良い)良い環境で物作りをしており羨ましく思いました。北海道には、廃校が沢山あり、道内外の多くの芸術家や工芸作家の方々が、廃校を利用して工房を開いています。湯の里デスク様の工房のそばには池もあり、素晴らしい作品は、素晴らしい環境から生まれるものなのでしょうね。製作する木工品は、無垢の木の質感を大切にし、植物ベースのオイル塗装で仕上げ、長年の使用に耐える丈夫な作りで、愛着をもって長くお使い頂ける一生ものの木工品です。工房の運営は、東京生まれのお二人で行っており、デスクや本棚等の大きなものから、ペンスタンドや木製フレームの様な小物まで製作しており、千歳空港や道内有名ホテル、東京まで販路を広げて販売しております。

湯の里デスク様焼印
湯の里デスク様の焼印の印影

上の写真は、湯の里デスク様よりご注文頂きました焼印の試し押し画像です。40mm程の大きさの100W電気ゴテ仕様の焼印です。電気スタンドと横の文字部分から構成され、シンプルですがお洒落な焼印です。

ダーツの焼印

東京にありますダーツバーのアーンツ様の焼印を製作しました。ダーツといえば先が尖った金属棒に羽がついた形の器具で、的に投げて点数を競う競技ですが、実際にやったことがないので詳しいことは知りませんでしたが、先日、20才代のダーツのプロがテレビ番組に出ていました。彼は世界中のダーツの大会に出ており年間数千万円も稼ぐと聞いてびっくりした記憶があります。日本ではあまりダーツの大会の話を聞きませんが、ヨーロッパでは、盛んに行われおり、大きな大会では、賞金も数百万単位になるそうです。ダーツは元々、14世紀の百年戦争前後に、イギリスで、兵士がお酒の樽に弓矢の矢をあてていた物が始まりとのことです。只、的の高得点の所に当てれば良いのではなく、高度なやり取りをする頭脳ゲームとのことです。矢の種類も昔ながらの金属の針状の尖った物からソフトダーツと呼ばれるプラスチック製の軽いものもあり、性能を競って日々進化しているそうです。カラフルなダーツボートがお店に飾ってあればそれだけでお洒落な感じがしますね。

アーンツ様焼印
アーンツ様のダーツの焼印

上の写真はアーンツ様の焼印で、ロゴマークとダーツの矢が描かれています。大きさは20mm角に内接するサイズです。80W電気ゴテ仕様焼印で製作しました。ダーツの羽の部分の余白がもう少し広い方がハッキリとした印影になったと思いますが、デザイン通りの仕上げにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彫刻店の焼印

徳島市にあります伊川彫刻店様より焼印のご注文頂きました。伊川彫刻店様は、雛人形や五月人形等の木彫りの工芸品を製作販売しております。今は3代目伊川昌宏(彫昌)さんが高度な日本伝統の木彫り作品を作っています。又、社寺彫刻というお寺や神社の伝統的な木工品であるだんじりや虹梁(彫刻が施された木製の梁)、げぎょとよばれる飾り彫刻も行っていますし、靴べらや木工おもちゃ、木製のファッション小物まで製作しています。木彫り職人として2代目の後を継いだ彫昌さんは、木と対話し木を見極めながら彫り進め、人の人生よりも長い間、目に触れる木製品だから、後世の職人さんに見られても恥ずかしくない仕事をすることを心がているそうです。

伊川様焼印
伊川彫刻店様の焼印

上の写真は伊川彫刻店様からご注文頂きました焼印の試し押し画像です。試し押しはシナベニアの板に行いました。幅40mmの100W電気ゴテ仕様での製作です。お店の名前と両はしに木工彫刻で使うような図柄がデザインされています。お店のロゴマークだそうです。職人が使う道具を作るということは、私自身も緊張します。ものを作る人は誰でも思うことですが、使う人に満足頂ける物を作る事と、愛着をもって末永く使ってもらえる物を作りご提供出来ればと考えています。まだ道半ばというところでしょうが?

 

星の焼印

東京にお住まいの木村様より星のマークの入った焼印の注文をお受けいたしました。個人の方からの注文だったので特別に気にしていませんでしたが、メールの所にイマージュオペラと書かれていましたので、この部分気になりました。
イマージュオペラは、舞踏家の脇川海里さんが主宰する芸術運動体と書かれていましたが、芸術運動体とは?と思った所、要するにダンスパフォーマーみたいなものだと判断しました。イマージュオペラの他のメンバーは、デザイナーと構成作家の綾原江里さん、ダンサーの野沢英代さん、相良ゆみさん達がいるそうです。どのようなものかと思いましたらYOUTUBEに青島左門さん作品のイマージュオペラ公演、「古の夜々の月」というのがありましたので見ました。奇抜な格好をした出演者達が、神楽のような、ボルネオかどっかの原住民のような音楽に合わせて、仮面のような被り物をしたり、赤ちゃんに人形を抱えたまま登場して踊りだしたりと見ていて、どのように解釈したらよいかわからない構成でした。前衛的なダンスと音楽、演出を備えたパフォーマーという感じでした。

木村様焼印
木村様依頼の焼印

上の写真は、木村様よりご依頼頂きました焼印の画像です。星が2つ並んでいるようなデザインですが、よく見ると凧が2つ空に上がっいるような不思議なデザインです。枠部分が、丸ではなく多角形になっている事も面白いと思います。
10mm程の80W電気ゴテ仕様の焼印です。

 

大吟醸の焼印

横浜市の宮本様よりご注文頂きました焼印です。直火式で高さ40mm、幅30mmの大きさです。書体は、筆文字様のものでよく使う書体ですが、文字の画数が多いのでその分押しにくくなります。

慶映の焼印
慶映の焼印画像

上の写真は、宮本様ご注文の焼印の試し押し画像です。私はあまりお酒を飲みませんので詳しいことはわかりませんが、流石に大吟醸という言葉くらいは知っていました。只、実際にはどのような事を言うのかわかりませんでしたので、お酒について調べてみました。日本酒には、米と米こうじだけで作る純米酒と米と米こうじと醸造用アルコールを使う本醸造酒の2種類があるそうです。もちろんどちらにも大吟醸と呼ばれるお酒があり、大吟醸とは、お酒を造る時につかう米をどのくらい精米してお酒を作るかによる違いだそうです。大吟醸は精米する度合いを50%以下にした米から作られる日本酒ですので、純米酒でも本醸造酒でも使う米の精米の割合が50%以下であれば大吟醸というそうです。
精米の度合いの違いにより名称が変わり、60%以下の精米度合いで吟醸酒といい、精米度60%以上のお酒と分けています。ちなみに、純米酒で精米度60%以上のものは単に純米酒といい、本醸造酒で精米度60%以上の場合には、本醸造酒とだけよばれるそうです。精米の違いでお酒の味が変わるとは驚きです。

 

 

 

バクの焼印

広島県にありますLUFT DESIGN様の焼印を製作しました。イベントて使うとのことで、急いでおりましたので、至急製作させて頂きました。

バク焼印
バクの焼印

上の写真は製作いたしましたLUFT DESIGN様のバクの焼印です。15mm×10mmという小さな焼印で40W電気ゴテ仕様で製作しました。写真がピンボケですみません。バクは、中国から日本に伝わった伝説上の動物(獏:バク)の話もあり、伝説の動物の獏は、形が熊に似ていて、鼻は象、目はサイ、脚は虎、尾は牛に似ていて、人間が寝ているとき見る夢を食べて生きているとされ、悪夢を見たときには、この夢、獏にあげます。と唱えると、その後、悪夢を見ないという言い伝えもあります。話を動物のバクにうつしてみますと、バクはバク科とう種目に属する動物、奇蹄目に属し、名前の通り奇数個の指を持っており、前脚には指が4本、後脚には、3本あります。森林に生息し、夜行性で水辺を好み、外敵から身を守るために水中で生活することが多い動物です。良く動物園で見かけるバクは、豚のような格好をしていて、体が白と黒の2色の物が多いですね。食べ物は草木や果物、水性植物等で、その革を利用する為に狩る民族もいるそうです。

アート工房の焼印

富山県にあります㈱アート工房様より焼印の制作依頼をうけました。アート工房さんでは、看板や印刷物の製作、介護リフォーム、福祉用品のい販売、レンタルを行っている会社です。イベント機材のレンタルもしており、仮設ステージや音響機器、テントのような大きな資材から、カラオケマシーンや綿あめ機、プロジェクター等の小物まで取り揃えておりますのでパーテーや式典等もお任せ下さい。

アート工房様焼印
アート工房様の焼印

上の写真は㈱アート工房様の焼印のシナベニアへの試し押し画像です。大きさは幅60mm、高さ29mmの直火式焼印です。楕円形の内側の英字部分が、中抜き文字になっており、その輪郭線が細くて製作時、大変でした。下の楕円に添って書かれているFRESH HANDMADE COSMETICSの文字部分は、最初は違う書体での製作をご希望でしたが、大きさと文字数から、ゴシック体の方が綺麗に出やすいとのことで決めました。楕円形は焼印としては押し易い形状ですが楕円の外側に文字が配列してある場合、どうしても楕円の円周の方が濃く写り、文字部分が薄くなる傾向にありますので、直火式の場合、意識的に文字部分に火を当ててて文字のある下の部分を強めに加熱した方が押した時に綺麗に出ると思います。

 

青年会議所の焼印

愛知県にあります知立青年会議所様の焼印を製作いたしました。私自身、青年会議所がどうゆうところかわかりませんでしたので、少し調べてみました。
青年会議所は国内に697箇所あり、その中核をなしているのが、日本青年会議所で1951年に設立、世界中に青年会議所がある。満40才未満でないと入会ができず、全国に約32400名の会員がいるそうです。会員は、小売業から製造業、サービス業等々から集まっていて、正会員の約9割が管理職。基本理念は、「教育再生と経済再生による誰もが夢を描ける日本への回帰」だそうです。気になって私の住んでいる小樽を日本青年会議所のページで調べましたら、小樽青年会議所がありましたが、北海道の中の地区分けで道南になっていました? 小樽は道央地区にあるのに、青年会議所の区分けではなぜ、道南地区になっているかわかりませんでしたが?

知立青年会議所焼印
知立青年会議所の焼印

上の写真は製作いたしました知立青年会議所の焼印の試し押し画像です。幅40mmの150W電気ゴテ仕様で製作しました。デザインについて聞きはしませんでしたので本当の所はわかりませんが、線に輪郭部分は愛知県を表していて、三日月のような2つの輪は青年会議所の英字のJCを表していると思います。その上の2つの丸につきましては不明ですが。

植物の葉の焼印

帯広市にあります㈲プロット様の焼印を製作いたしました。代表者の後藤さんは東京生まれで、結婚を機に帯広に移住してきて、北海道の自然と綺麗な水、農産物や水産物の豊富さを感じ、自然の恵みを生かした事業をと考え起業したそうです。㈲プロット様は、農水省関係の農業データベースの構築やレストランの立ち上げ運営、地場産品を生かしたレシピの開発、地域のうもれた資源を活用して付加価値の高い商品やサービスを提供しています。照明器具や料亭の壁紙に使用する地場産のフキノトウ、トウモロコシ、そば、アスパラ、ヨモギ、エンドウ、小麦や小豆等の作物の風合いをもった特殊な北の農和紙という和紙も製作しております。

左の写真は、若葉と成長した茎の部分でFの字を表した焼印です。幅40mmで150W電気ゴテ仕様で製作しました。植物の成長力と自然からの恵みの恩恵がにじみ出ています。右の写真が、大地に芽生え太陽の光を浴びている双葉を表しています。この焼印も幅40mmで150W電気ゴテ仕様で製作しました。今回は、焼印の使用頻度が高いので、1本の電気ゴテで付け替えての使用をせずに、それぞれ150Wの電気ゴテを1本ずつつけました。葉の葉脈の部分の白い余白が細く、変色して潰れそうですが、細い線の希望でしたので、そのまま製作しました。