木札の焼印

高木総合土木様より木札のデザインの木札に押す焼印の製作依頼を受けました。普通に絵馬や木札に押す焼印は沢山作って来ましたが、木札のデザインの焼印を木札に押す事は考えてもみませんでした。昔から神社の絵馬には、その年の干支の焼印を押すので、秋口になりますと、干支の焼印作りが増えてきます。ところでなぜ絵馬というかわかりますか?昔、神様は馬に乗った姿で人々の前にお出ましになるという言い伝えから、神事の時には、馬を献上する習わしがあり、一般市民や馬を献上出来ない人は馬の焼き物や木、紙で馬の形を作り納めていたものが、奈良時代頃から木に馬の絵を書いて献上するようになり、絵馬になったとこ事です。この頃、合格祈願の絵馬も多いせいか、志望校合格、合格祈願といった受験に関する焼印を絵馬に押すことも多くなってきています。

高木様焼印
木札のデザインの焼印

上の写真は高木総合土木様からの注文で製作いたしました焼印のシナベニアへの試し押し画像です。面白いデザインで、2枚に木札にそれぞれ押立町とたか木の文字が入った物を更に木札に押すという発想は面白いと思います。元々お祭りの時に使う木札はお守りの意味があったとの事ですが、昔は、お祭りが人々にとって大きな娯楽の一つであり、よその町からやってくるお客も多かった事から、地場で活躍している事をアピールするのに、自分の名前や屋号を入れて作ったようです。製作した焼印の大きさは60mm×30mmで直火式仕様で作りました。