木刀の焼印

雁瀬様より昭和新山と書かれた焼印の製作依頼を受けました。小学校の頃の修学旅行先が洞爺湖で、昭和新山もその時初めて行きました。小さかったので、全然興味がありませんでしたが、畑にある日突然に山が出来たとの説明だけは不思議だったので覚えています。昭和新山は、その名前の通り、昭和になって出来た新しい山です。山と言っても火山活動で出来た溶岩ドームで、昭和18年に近くの壮瞥町で有感地震が頻発し、19年12月に溶岩ドームができ初めて、翌20年9月に活動が停止しました。昭和新山は世界でも2例しかない個人所有の火山ということです。今では国の特別天然記念物に指定されています。そんな昭和新山は支笏洞爺国立公園内にあり、今でも修学旅行で頻繁に訪れている学校があり、近くの洞爺湖のお土産屋さんでは、昭和新山と焼印が押された木刀や洞爺湖という焼印を押した孫の手が売っているそうです。洞爺湖も有名な観光地で、湖の中央に中島があり、ニジマスの養殖が行なわれていて、串にさしたニジマスを炉端で焼く様子を見ることができます。2008年に行われた北海道洞爺湖サミットで世界的にも有名になり、今では海外からの観光客も大勢訪れています。

昭和新山焼印
昭和新山の焼印です。

写真は、製作しました昭和新山の焼印をシナベニアに試し押しした画像です。大きさは高さ80mm×幅20mmの大きさで300W電気ゴテ仕様で製作しました。角丸の枠に太めの筆字の書体を用いシンプルで押しやすいデザインになっています。