梅どら焼きの焼印

包装企画様から梅どら(梅どら焼)の焼印の製作依頼を受けました。どら焼は、焼印を製作する機会の多い食品です。皮部分に適度な弾力性があり、皮の色がうす茶色であることから、印面の放射熱による周りの変色が目立たないため印影も綺麗に見えます。直火式が80%、電気ゴテ式が20%位の割合で製作しており、直火式での製作が多く、特に通常の印面より深く彫る5~6mmの深彫の印面で、柄の部分を90度曲げた仕様が殆どをしめます。
梅どら焼は、梅が入った手作りどら焼で、道産の小麦を配合して、厚めにふんわりとしつつふっくらと焼き上げた皮に、手亡豆と使った白あんに合うように全国から集めた梅を厳選して、風味が合うものを使い作った、さっぱりとして仄かな梅の香りがするどら焼です。白あんではなく、北海道産の小豆を使った粒あんに梅をまるごといれた物もあります。又、梅をまるごと1個使う梅どら焼が主流ですが、白あんに梅ジャムを混ぜて、梅の風味を抑えたどら焼も販売されています。高級な梅どら焼では、熟成された梅酒につけた梅を使っている物もあるそうです。低カロリーで健康に良い梅を使ったどら焼と言うことで女性にも人気があります。

梅どら焼印
梅どら焼に押す焼印

上の写真は、包装企画様よりの依頼で製作いたしました梅どら焼に押す「梅どら」の焼印です。高さ30mmの柄の部分を90度曲げた直火式仕様で作りました。
枠の部分は普通の枠だと味気がないとの事で、途切れたガタガタの枠を使いました。