8つの黒丸焼印

黒丸が8個集まったデザインの焼印を作りました。何を表しているのかは、尋ねませんでしたのでわかりませんが変わっているデザインなので取り上げてみました。

8つの黒丸焼印
黒丸が8個集まった焼印

上の写真は黒い丸が8つ集まって出来たデザインの焼印を厚紙に押した時の画像です。この焼印、幅20mmほどの小さな物で、40W用の半田ごてに取り付けて製作しました。前に黒い丸を集めて文字や顔を表したデザインの焼印を作った事がありますが、今回は何を表してデザインしたものかわかりませんでした。物の形を写し取る道具で名前はわからないのですが、沢山の細い棒を束ねて、外形を型取るものを思い出しました。実はメタルアートでも、色々な文字に変形できる焼印の製作を何度か試してみた事があります。皆さんご存知の通り、パソコンや携帯の画面は、ドットと呼ばれる点の集まりで表現されています。ウィンドウズが出る前のまだパソコンがマイナーだった頃のパソコンに表示される漢字は、輪郭にギザギザがあり、滑らかではありませんでした。これは、1つの文字を表すドット(●)の数が少ないためにギザギザになっていましたが、このドットで表すという事からヒントを得て正方形の枠の中に縦3列×横3行(3×3)の9ドットの丸い棒を配置して、この棒を押し出す事により色々な表現が出来ないかと考えて焼印を作りました。この9ドットのピン焼印、成功したのですが、ドット数が少なく表せるものが+、-、/、□、三角、|等の数種類しかなかったので、もっと複雑なデザインを表せるように縦5列×横5列の25ドットの電気ごて式焼印を試作しましたが、小さなピンを正確に25本配置するのが思ったよりも難しく途中で取りやめました。只、いずれは実用化できると思い実用新案の申請だけはしました。私の所にフライス盤がないので、フライス盤を購入したあかつきには商品化しようと思っています。