太陽の焼印

太陽(お日様)の焼印を作りました。太陽は昔から神ともされるくらい人間の生存には必要な存在です。古代エジプトでは太陽神ラーとしてあがめられ、マヤ文明でも随時観測されてきました。天文学的に見れば地球も太陽系に属する天体の一つにすぎません。そんな太陽は、大きさで地球の約109倍、重さでは約333000倍もありますが宇宙の中の大きな天体から比べると小さな部類の天体になります。地球から太陽までの距離は約1億5000万キロありますので、光でも約8分30秒位かかります。すなわち、私たちが見ている太陽の光は、太陽を8分30秒前に出た過去の光になります。そんな太陽も銀河系の端にある小さな存在になり、その銀河系自体も、数限りなくある銀河の一つに過ぎないのですから宇宙の広さは想像もつきませんね。そういえば先日皆既日食があり私も実際に見ることが出来ました。皆既日食とは、太陽が月の影で欠けて見える現象で、太陽と月、地球の軌道を計算する事でいつ起こるかわかります。私が先日見た皆既日食は、太陽の右上の一部分だけ欠けていましたが、それでも直接見ることが出来ない程眩しいので溶接用の面を持ってきて観測しました。太陽の光の根源は、熱核融合で得られたエネルギーから出たものですが、太陽は非常に熱く、太陽の周りを取り囲んでいるコロナは100万度といわれ、太陽の中心部の温度は1500万度ともいわれます。
見当もつかない高温ですね。実は最近の研究で、太陽もエネルギー源は核融合だけでは説明がつかないという研究もあるそうです。それは、太陽の大きさと質量、天体の寿命等を考えると、水素原子を2個核融合させてヘリウム原子にする核融合だけでは説明できない程長く燃え続けているそうです。実際に核融合を行うことが出来ない人類にはわからない何かがあるのかもしれませんね。

太陽の焼印
太陽の焼印画像

上の写真は出来上がった太陽の焼印を厚紙に試し押しした時の画像です。写真からわかるように大きさは40ミリ丸で、150Wの半田ごてに取り付けて150W電気ごて仕様として製作しました。この写真をよく見ると、太陽の焼印ともひまわりの焼印とも、どちらともいえない感じがします。地球上の生物の生存には欠かせない太陽ですが、星にも寿命があり、終末期には、巨星と呼ばれる大きな星に膨れ上がり地球をも飲み込んでしまうそうです。そうなったら地球は全滅ですね。そうならなくても、将来、大きな隕石が地球に落ちれば、恐竜が絶滅した時のように太陽の光が遮られ生物は絶滅するかもしれませんが?