めでたい焼印

平仮名で「めでたい」と書かれた横文字の焼印を作りました。めでたいとは縁起のよい言葉で、お正月や良い事があった時に使われる言葉ですが、意外な一面もあるようです。パソコンで平仮名を打って漢字変換すると「目出度い」と出てきたり「芽出度い」、「愛でたい」と変換されます。目出度いはそのままに意味を考えると目が出てきてほしい?というような変な感じがしますよね。これは、漢字を読みに当てはめて書いただけだと思われます。次の芽出度いは、草木の芽が出てきてほしいという意味の取れますが、これは、寒い冬の季節が終わり、暖かい春がきて新緑の芽がでるのが待ち遠しいという「ねがい」の意味合いが強いと思いますので良い事があった時に使うのとは少し違うような気がします。最後の愛でたいですが、この漢字が何か良い事があった事を言うには一番近い漢字だと思います。漢字ではないですが、魚の鯛と結び付けて「愛で鯛」と書かれているものを見る事もありますね。鯛は、良くお祝い事等で食される魚ですが、どうしてかと言うと、鯛の体の色が赤いので縁起が良いという理由からだそうです。恵比須様が鯛を持っている姿もよく見かけますが、これは、縁起の良い魚と認識されるようになってから恵比須様と鯛を結びつけたようで、鯛が縁起の良い魚だと言われた方が先のようです。

めでたい焼印
めでたい焼印の画像

上の写真は出来がっためでたいの焼印を紙に押した時の画像です。大きさは幅35ミリで、80Wの半田ごてに取り付けて電気ごて仕様として製作しました。平仮名で書く方がおめでたさが沢山伝わるような感じがします。日本語の場合、平仮名、カタカナ、漢字が入り混じる事があり、焼印を作る時に、漢字と平仮名、カタカナがある場合には、同じ大きさの文字にするために漢字を調整する事がよくあります。又、一般的に漢字の方が画数が多いので、作る時に漢字の線だけ細目に作らないとならない事もあります。