パテントの焼印

英語でPATENT(パテント)と書かれた小さな焼印を作りました。パテントとは日本語に訳すと特許と訳されます。特許とは、皆様もご存知の通り新しい仕組み等を考えだした人の権利を保障する為の制度で、特許庁に出願してとることが出来ます。日本の制度では、実用新案と特許の二つに分かれており、簡単に言いますと、特許といえるほど画期的な考えでない場合、実用新案で出願すると思ってよいと思います。今、アメリカと中国の貿易戦争の真っただ中ですが、元々は、中国がアメリカの特許権を侵して経済活動している事に対する報復から始まりました。勿論、アメリカだけではなく日本に対する特許侵害もありますが、今のところ、日本政府は何もしていないようです。よくニュースで日本の人気キャラクターのドラえもんやウルトラマンに似たキャラクターが中国であることが放映されています。著作権や特許という事を軽んじているようで一向に問題解決には向かっていないような気がします。

 

パテント焼印
パテント焼印の画像

上の写真はパテントの焼印を木板に押した時の画像です。小さな焼印で、40W電気ごて仕様で製作しました。 メタルアートでも焼印に対す実用新案をいくつか出願していますが私個人でも幾つか特許出願しています。個人で出願していると特許は売れもしない役に立たないようなものばかりで、印紙代の無駄といえなくもありませんが、自分で書類を書いて出願しましたので、色々な勉強にはなりました。売れない特許の一つを紹介します。せめて記事にでもしないと全くの無駄ですよね?(https://astamuse.com/ja/published/JP/No/1998086939)この特許は缶飲料の飲み口の清潔を保つ保護シールとして私が自分で書いて出願した第一号です。売れるだろうと思い出願しました。その後、売り込みをかけましたが全然ダメ。あれから22年以上経ってしまい只一言、恥ずかしいとしか言いようがありません。他にも出願して死蔵しているものがあり、今は全く興味がなくなりました。

小熊特許1
小熊特許1の画像

上の図が私が初めて自分で書いて出願した特許になります。コーヒーや缶飲料の飲み口部分に清潔を保つための保護シールを貼って、飲むときにはがしてから飲むという事で出願しました。当時は、ちょうどO157(オー157)事件があったので出して見ましたがどこにも売れませんでした。只の思い付きだけで特許をとっても売れる程甘くはないと痛感しました。この時、特許関係の本を5~6冊読破して一から自分の手で書き出願しましたので、自信にはなりましたが、出願した特許を通算しますと大赤字というのが現状です。(幾つかは売れましたが)