どら焼きキャラ焼印

どら焼きをキャラクターにした焼印を作りました。色々な動物や漫画のキャラクターの焼印を沢山作ってきましたが、どら焼自体をキャラクターとして使って焼印を作るのは初めてでした。メタルアートの場合、焼印の注文を頂く業種さんの内の約50%はお菓子屋さんになり、その中の約8割位がどら焼きに押す為の焼印を作りますので、実質、製作する焼印の約40%はどら焼きに押す焼印になります。どら焼きは、生地が適度に柔らかく、密度も高い事と、どら焼に餡を入れる前の平らな状態で焼印を押すことが出来るので細かなデザインまで綺麗に再現できる食品になります。又、皮の色が薄いきつね色をしていますので、焼印の黒い色との関係で出しゃばりすぎず、落ち着いた印象と高級感を与える為に好まれていると思います。面白い事に、どら焼き用の焼印の約8割は直火式で柄を90度に曲げたタイプの焼印で残りの2割が電気ごて式となり、同じお菓子屋さんでも、電気ごて式の焼印を使うのは催事場等で使う場合になり、その他は直火式になります。この理由は、焼印を扱う職人さんがいて、自社内で焼印を使う場合には、その職人さんの好みで直火式(柄を曲げたタイプ)を職人さん自身が押し、催事場等での販売の場合は、職人さんではなく、販売員が焼印を押すので電気ごてが好まれる事と生火の扱いに制限がある事の二つの問題によるそうです。

ライブドラ焼印
ライブドラ焼印の画像

上の写真は、出来上がったどら焼きのキャラクターの焼印を木に押した時の画像です。どら焼きのキャラクターはちょっと見には、カネゴンのように見えるのは私だけでしょうか?その前にカネゴンを知っているのは昭和世代の人しかいないでしょうね。簡単に解説すると、ウルトラQという番組で出ていたキャラクターでお金好きが高じて、カネゴンになってしまうという内容でした。興味のある方は円谷プロダクションのホームページを見れば出ていると思います。