羽のある兎焼印

羽の生えた兎の焼印を作りました。実際には生息していないと思いますが、未確認生物(UMA)として1874年にスエーデンで捕獲されスクヴェイダーと名付けられた生物がおり、スンスヴァルの博物館に展示されていると聞いた事がありますが、調査を行った所作りものだったそうです。話は変わりますが、兎の数はどう数えるかわかりますか?、実は1羽、2羽と数えるそうですがその辺も羽が生えた兎の話に関係があるのかもしれません。兎を何羽と数えるのは、人が兎を食べ物として認識していた事からきているようです。日本では仏教が伝来してから獣を殺して食べてはいけないという教えが広まり、その後、江戸時代には徳川綱吉が「生類憐みの令」をだして、四足歩行の生き物全般を食べる事が出来なくなり、山で狩猟生活をしていた猟師たちは大変困りました。そこで色々と考えられ、兎は鳥のようにぴょんぴょん跳ねるので鳥の仲間であるとか、兎は2本脚で立ち上がるので四足歩行をする獣ではない、兎の耳は鳥の羽のようだから獣ではなく鳥である等々の理由付けをして、その結果、数を数える場合には、鳥の仲間なので1羽、2羽と数えるようになった言う説や獲った兎を持ち運ぶときに何匹かの兎の耳を掴んで運んだ事から、束ねたものを数える一把(いちわ)、二把(にわ)という言葉が変わって一羽(いちわ)、二羽(にわ)になったという説もありどちらが本当なのかはわからないそうです。兎は、焼印で作られる事が多い動物で、その理由はお月見や干支に出てくる動物なので、饅頭や絵馬等に使われる事が多いためだと思います。

羽のある兎焼印
羽のある兎焼印の画像

上の写真は羽のある兎焼印を木の板に試し押しした時の画像です。写真からわかるように兎のデザインの右横には、「doiKOMERA」という文字が描かれておりますが、焼印を試し押しする時の印面の温度が少し高すぎたので、周りが変色してしまいました。この焼印、直火式だったので、バーナーをあてる時間が少し長かった事と、右の文字部分に力が入りやすいデザインだったことが原因だと思います。結果的には押した私の技量不足なのですが。