木の玩具に焼印

高務様の焼印

高務様から木のおもちゃに押す為の焼印製作を依頼されました。車のデザインにToy plus-oneとう文字が入っています。今の玩具は、電子的なゲームが主流になり木のような自然の素材でできたものはあまり見かけなくなりました。子供の頃、竹ひごと紙で飛行機をよく作っていました。私の親父が物を作る事が好きだったので一緒に作った記憶もあります。竹ひご(竹で出来た細い丸棒です。)をローソクの火で加熱して、曲げていき、飛行機の翼の骨組みを作ります。又、竹ひごと竹ひごをくっつける時にはニューム管というアルミニューム製の細いパイプに通して繋ぎ、飛行機の本体はバルサ材の軽い木を使っていました。竹ひごで作った翼の骨組みに紙を貼って飛行機の翼を完成させて、バルサ材の胴体に取り付けて、飛ばすための動力は、ゴムを使い、飛行機の表面のプロペラを手で回して、プロペラにつながっているゴムをねじり、そのゴムが元に戻る時の力でプロペラを回して飛ぶ構造でした。翼の部分に紙を貼ったノリが乾くのを待って飛ばしました。軽くい機体の飛行機は、結構長く飛んでいた記憶があります。そういえば、親父に竹とんぼの作り方を教わった記憶もあります。切り出しナイフで竹を削り作っていましたが、不思議と当時はナイフで手を切った事もありませんでした。

高務様焼印
高務様の焼印の画像

上の写真は出来上がりました高務様の焼印をシナベニアの木に試し押しした時の画像です。大きさは、幅35ミリ×高さ22ミリで、100Wの電気ごてを取り付けました。木の玩具の場合、焼印を使う事が多く、その理由は、塗料を使うよりも体にはよくエコだからといいます。合成樹脂を使った塗装をすると、子供が口に入れてしまう可能性がある玩具には不向きなので、木に焼印を押しただけの玩具であれば口に入れても実害が少ないからでしょうね。後で知ったのですがtoy plus-oneは、小さな子供たちに安全な木の玩具を提供している兵庫県のお店の名前で、積み木やパズル等の知育玩具を製造販売しています。そういえば私の息子が小さかった頃、無垢の木で出来た積み木を探して買った記憶があります。その後、せっかく買った無垢の木の積み木に息子がマジックで悪戯書きをしたのにはまいりましたが?