裏千家の焼印

伊達様からのご注文で裏千家マークの入った焼印を製作しました。裏千家とは、茶道の流派の一つという位の知識しか私にはありませんでした。私には、妹が二人いて、上の妹がお茶を習っていましたがどこの流派だったかは覚えていませんでした。又、裏千家とは、「一般社団法人今日庵」というような法人組織を指すことや、家元とその家族らで構成される宗家を指す場合、弟子、門下生を含む流派組織を指す場合等があるそうです。裏千家と呼ばれる所以は、千利休から家督を継いだ本家の表千家のたいして代表する茶室の今日庵が通りから裏側にある事からきています。家元制であれば当然、それぞれの技量に応じた資格がありその証としての許状という書面があります。それと同時に資格制度もあります。最初の許状が、「入門」でその後、「小習」、「茶箱点」と続き、この段階の資格を初級と言います。続いて、茶通箱、唐物、台天目、盆点、和巾点、までを中級、その後、行之行台子、大円草、引次までを上級(助講師)とし、さらに、真之行台子、大円真、正引次までを講師、次の茶名を専任講師、さらに最終的な準教授まであります。

伊達様原図
伊達様の製作用原図

上の写真は伊達様から製作の為に頂戴しましたデザイン画になります。ここから製作用のデータを作成致しました。

伊達様焼印
伊達様の焼印画像

上の写真は出来上がった焼印を杉の板に試し押しした画像です。私の間違いで写真をとる角度が違ってしまいました。上の写真を丁度、左に45度傾けると正しい見た目になります。個の焼印の大きさは18ミリ丸で80W電気ごて仕様で作りました。