心臓の形の焼印

パイ焼様から心臓の形をデフォルメしたようなデザインの焼印製作を依頼されました。心臓を表すハートの形の焼印は多いのですが、心臓の形はあまり作った事はありませんでした。又この焼印にはSacred Heartという文字が含まれていました。Sacred Heartは神聖な心と訳すと思います。清らかな心を表しています。所で心はどこにあると思いますか? よく心臓と心を掛け合わす事はありますが、実際に何処に心があるかはわからないそうです。心臓や頭にあるように思いますが、例えば臓器移植手術を受けた人が、術後に好みが変わり今まで嫌いだったものが好きになったり、まったくあった事のない人を知っていたり、性格が変わってしまうことまであるそうです。実際の所、心は、心臓や脳のような一部の臓器にあるのではなく、体全体で機能してるものなのでしょうか?最近になり、医学の世界でも、各臓器や機関が複雑なネットワークを結んでいる事がわかってきたとの事ですが、このネットワーク自体が心ではないかと私は思います。臓器移植で別の人の体に入った臓器が以前と同じようにネットワークを作ろうとした影響で、好みが変わったりしているのではないかと考えるようになりました。

パイ焼様焼印
パイ焼様の焼印画像

上の写真は、出来上がった焼印をシナベニアの木板に試し押しした時の画像です。大きさは、高さ30ミリ×幅28ミリで100W電気ごて仕様での製作になりました。