「ほっかいどうさん」という産地の焼印を製作しました。漢字で「北海道産」としないでわざわざ平仮名で作った意図がわかるような気がします。皆さんご存知の通り、北海道は、農産物、魚類、畜産物の全国的なブランドが多く、近年では、海外でもしられる食品ブランドになってきています。少し前までは、北海道産の米は、全国的なコシヒカリのようなブランド米にはかないませんでしたが、近年、「ゆめぴりか」のような全国ブランド米が多数出てきて米市場でも存在感を高めています。昔から北海道ブランドで有名な物に乳製品があります。バターやチーズは安全で高品質なイメージで高いシェアを誇っていますが、これらの乳製品を高次加工して付加価値を高めたお菓子類については、まだまだ発展の余地があると思います。牛乳も北海道ブランドが有名ですが、案外と地域ごとに好まれているニッチなメーカーも多く、私の所でも赤井川村の山中牧場の牛乳を定期的にとっています。大手乳業メーカーの色々な種類の牛乳を飲み比べてきましたが、山中牛乳と比べると、味が薄く、コクがないような気がします。価格は市販の牛乳より多少高いのですが、玄関先まで配達してくれますし、味の方はとても良いので愛飲しています。このように、地元でしか出回らない少量生産品もインターネットでの販売等で新たな販売経路を作り売り出されてきてはいます。
魚類については、中国や香港等で輸出される量が増えて、全体的に価格が上がったことから道民の口に入る割合が少なくなっている事が残念です。
写真は出来上がりました「ほっかいどうさん」の焼印をシナベニア板に試し押しした時の画像です。ポップ系の書体で可愛らしい感じがします。大きさは、幅35ミリ×高さ5ミリの細長い文字の小さな焼印で、100Ｗ電気ごて仕様で製作しました。