ハグの焼印

野村様からハグチェアーの焼印2種類の製作を依頼されました。ハグチェアーとは、その名前の通り抱きかかえられたような座り心地を実現する椅子の事です。ひじ掛け部分が抱き抱える手のように飛び出た構造になっています。日本人にはあまりハグするという事はないようですが、外国では親愛を表すため男女間だけではなく同姓どうしでもよくハグをするようです。ハグを日本語にしますと抱擁と書きますが、意味的に違うものになったような気がしますが私だけでしょうか?、別な言い方で「抱っこ」とも呼ばれるようですが、「抱っこ」の方が抱擁よりもとり本来のハグに近いような気がします。宗教的にハグを禁止にしている国もあるようですが、最近の若者たちには、あまりハグに関する違和感はないようですが、昭和生まれの私には、ハグには、戸惑いもあります。ハグに関する用語もあるようで、長い時間、お互いに気持ち良い体勢でハグすることをガドリングと言い、抱く人のお腹側が抱かれる人の背中側にくるように両者が同じ方向を向いてハグする事をスプーニングと言うそうです。最近では、フリーハグズという街頭で見知らぬ人とハグする事やお姫様抱っこ等もテレビや映画でよく見ます。

左の写真は、中抜き文字でゆめハグちぇあと抱き抱えるような手の仕草がデザインされた野村様の焼印をシナベニア板に試し押しした画像です。この焼印の大きさは、幅32ミリ×高さ42ミリで150W電気ごて仕様で製作しました。右の写真は、左の焼印の一部を取り出したデザインのものです。大きさは、幅30ミリ×高さ20ミリで左の焼印と同じく150W仕様ですが、2本の焼印を1本の150W電気ごてで併用して使うので、電気ごては1本だけです。このように、大きな焼印の一部分を取り出して別の1本の焼印を作る場合が多く、大きな方の製作用データをそのまま利用できますので、その分、製作費用が安くなります。