セミナーの焼印

LBF様から本がデザインされたセミナーの細長い焼印製作を依頼されました。サラリーマン時代、色々なセミナーに参加したことがあります。関係していたTKCという会社のセミナーが主でしたが啓発セミナーや経営や財務に関するセミナーに多く出ていました。セミナーに出ることにより、知らなかった知識を得たり。行動するきっかけを掴んだりと有用な面がありますが、一番よい結果は、同じ思いをもった仲間に出会い、話が出来ることだと思います。私は、なるべく隣に座り合わせた人に声をかけて話すようにしていました。中には、会社から出るように言われたから来た人もいましたが、普段は感じられない刺激をもらえる人も何人かいました。何度かセミナーの講師をやったこともあります。多くの人前で話をする機会はあまりなかったので、決してうまく進行できたかは、わかりませんでしたが貴重な体験にはなりました。学生時代に芝居をしていた頃からですが、練習や稽古の時はものすごく緊張しても、本番で、一度出てしまうと落ち着きを取り戻す癖がついていましたので、この時は役に立ちました。セミナーの講師として出る事になったときは、色々と勉強して調べ、手順を箇条書きにして、何度か自分でシュミレーションもして本番に備えましたが、イザ、本番の時には、予定していた手順通りには行かずに、アドリブ的につなぐ部分がありましたが、アドリブが出来たのも前もって色々と勉強しておいた成果だと思いました。
劇団に所属していて、舞台に出た時にも、相手がセリフを飛ばしてしまい、一瞬焦りましたが、アドリブで乗り越える事ができたのも、考えれば練習を積んで体で覚えていたからだと思いました。

上の3枚の写真は、左から、白い厚紙に押した場合と革の押した場合、シナベニア板に押した場合の試し押しの画像です。それぞれに特徴が出ていますが、本の部分と周りの変色具合の違いが判ると思います。焼印の大きさは、幅43ミリ×高さ6ミリの横に細長い形状で、電熱式をご希望でしたので、100W電気ごて仕様で作りました。細長い焼印の場合、電気ごてにすると、中心部から熱が伝わりますので、どうしても印面の端端まで熱の伝わりが悪くなるので、厚めの台座にして熱容量を大きくするので、少しワット数の高い電気ごてをお勧めしています。