ワイオミングの焼印

中山様から、Shabby Wyomingと英語で書かれた焼印の製作を依頼されました。焼印の使用目的はわかりませんが、Shabbyには、着古したという意味がある事からワイオミング州(Wyoming)のビンテージ物の衣料か古着を扱っているものと思われます。ワイオミング州とは、よく聞きますがアメリカ合衆国のどこにある州なのかよくわかりませんでしたのでこの機会に調べてみました。ワイオミング州は、アメリカ50州のなかで一番人口が少ない州で約57万人弱しか住んでいません。又、人口密度も低く、1平方キロあたり2人とアラスカ州に次いで全米2位の低さです。位置的には、アメリカ西部の山岳地域の州で、州の東部には、ハイプレーンズと呼ばる地域があり、地下に大きな帯水層があるために乾燥地帯でありながら、多くの湖や沼がある独特な気候となっており、又、州の西側の三分の二がロッキー山脈に連なる山岳地帯と牧草地帯になっています。ワイオミング州の経済の中心は、鉱業と観光業で、観光資源としては、西部劇で有名なララミー砦の跡やイエローストーン国立公園やグランドティトン国立公園があり、鉱業生産物として原油や石炭、天然ガス、ウラン等がとれます。

ワイオミング焼印
中山様のワイオミングの焼印

上の写真は、中山様のワイオミングの焼印をシナベニア板に試し押しした時の画像です。ツタをあしらった枠飾りと上の文字Shabbyがカスレ文字で表され、下の文字WYOMINGが太い明朝系の書体で表されているのが特徴的です。大きさは、幅83ミリ×高さ23ミリの大型焼印で、300W電気ごて仕様で作りました。デザイン的にみて、ジーンズの後ろについている革のパッチ部分に押せば良いのではと思いました。