2種類の書体の焼印

フジテレビ様からのご注文で慎吾と書かれた文字が2列別々な書体でデザインされた焼印を製作しました。フジテレビ様からは幾度かご注文を頂いていますのですが、私は昔、フジテレビに出演したことがあります。大学生の時に劇団ひまわりに所属しており、金八先生やただいま放課後等にも出たことがあり、フジテレビでオーデイションを受けて、「翔んだカップル」という番組でクラスメートとして出ていました。桂木文さんや柳沢慎吾さんもでていて、西武線沿線の鷺宮製作所という所でロケをしていたと思います。ロケ終了後にみんなで新宿までボーリングに出たこともありました。今から思えば三十数年前の話になりますが…
今回の焼印の面白いところは、書体の違う慎吾という文字を1本の印面に並べてデザインされている所です。別の書体で、2本作ったことはありましたが、1本で並べて作るのは初めてでした。1本の印面の両端に慎吾という文字がきますので、電気ごて仕様での製作という事で、印面のサイズより多少大きめの150Wの電気ごてを使いました。通常、電気ごては、丸い銅棒を印面の中心部分に取り付けて使いますので、印面の中心部分が一番温まりやすく、端に行くほど熱源から遠くなるので温まりにくくなりますので、端端を重点的に温める事が必要な場合には、台座部分を厚くして全体の熱周りを良くして、大きめの電気ごてにする必要がある為です。

慎吾の焼印
二つの慎吾の焼印

上の写真は出来上がった慎吾という文字を2種類の書体でデザインした焼印をシナベニア板に試し押しした時の画像です。一つは太ゴシック系でもう一つは、勘亭流という相撲文字ににた書体です。大きさは、幅38ミリ×高さ25ミリになります。2つの文字、実は同じポイントですが書体により文字の大きさが変わるために右の文字の方が少し小さくなっています。