マルコメの焼印

永野様という方からマルコメぼーやのデザインの焼印とマルコメマークの焼印製作を依頼されました。永野様は、マルコメの関係者で、アメリカでマルコメの商品を販売される仕事をしています。一昔前までは、味噌等の日本独自の発酵食品が海外では売れないと思われていましたが、今では、アメリカを始め世界中に味噌や醤油といった日本古来の発酵食品が販売されいます。なんといっても初めに火をつけたのは寿司だと思います。今まで生の魚を食べる習慣がなかった外国で寿司ブームになるとはだれも考えていなかったと思います。その寿司を皮切りに日本料理に関心が寄せられて、味噌や醤油、日本酒といった日本の伝統食品が注目を浴びるようになりました。日本酒もとても人気があるようで、ワインの代わりに本醸造の大吟醸酒を冷でワイングラスに注いで飲むセレブたちが多いそうです。その反面、同じ日本古来の発酵食品の納豆は、ねばねばする食感からか、嫌いな外国人も多く、海外での納豆消費を増やすためにねばねばの無い納豆が海外向けに販売されているとも聞きました。ヘルシーで低カロリーな日本料理が国際化するのはうれしいことですが、寿司ブームで海外で消費されるマグロの量が増えて、国内のマグロの価格が上がり、マグロが高級食品になる弊害も出てきているようです。

左の写真は、出来上がったマルコメぼーやの焼印をシナベニア板に試し押しした画像です。大きさは、高さ30ミリ×幅23ミリで、日本の100V100Wの電気ごてをつけて作りました。現地では、旅行用のトランスを使い使用するとの事です。
右の写真は、マルコメの屋号の焼印で、大きさは、20ミリ丸です。この焼印も日本用の100V80Wの電気ごて仕様で作りました。日本の100Vの電気ごてを海外で使用するときに、市販の旅行用トランスを使うのは手軽な方法ですが、トランスを使って電圧調整して使うと思ったような熱量が得られなかったり、ヒーターの寿命が短くなる等の影響がでますので、出来れば現地で使っている半田ごてを使った方が良いと思います。もし、現地の半田ごてを入手できる場合には、焼印製作時に送っていただければ、その電気ごてに合わせての製作も可能です。