縄のれんの焼印

縄を垂らして視界を適度に塞いで、店と外との空間を隔離する縄のれんですが、色々な縄(ジュート麻、マニラ麻、化繊、絹縄等)を使い、垂らす縄と横の縄をかける棒の部分の上に、さらに1本棒を置いて、この2本の棒の間を亀甲に編んだり菱形、星型等色々な模様で編むことによりバリーエーションが沢山でき、又、縄に色をつけたり、文字を書いたりと色々なオプションがありますので、自分だけのデザインの縄のれんをつくる事もできます。

左の写真は、横向きに縄のれんと書かれた焼印です。文字は勘亭流で全田的に太めの書体です。大きさは40ミリで100W電気ゴテ仕様での製作です。右の写真は同じ焼印の縦書きのバージョンです。

のれんの役割

お店の入口にかけて、お店が営業中であることを示したり、店との空間をまじきるのれんの歴史は古く、商家でののれんは、今で言う営業権を表す商標のような役割もしてきました。江戸時代には、のれんわけと言いまして、今まで、店のために尽くしてきた使用人に、お店が独立して営業すること認める証として、同じのれんの使用を認めて来た経緯から、今でも、フランチャイズで開店する場合や勤め先から独立する場合に、のれん代という形で営業権を買う事があります。多くの場合、のれん代は、形のない無形固定資産として貸借対照表に計上されることになります。

俗語としての縄のれん

多くの居酒屋や一杯飲み屋と称される小さな飲み屋さんでは、店先によく縄のれんを吊るすことから、縄のれんと言うと、居酒屋さんや飲み屋さんを表す俗語としても使われています。縄のれんと聞くと、仕事帰りのサラリーマンのお父さんが、ちょっと飲んで帰るような雰囲気の伝わる言葉です。私の小さい頃には、近くにも、立ち飲みでワンカップを飲ませるような飲み屋さんがありましたが、いつの頃からかなくなり、スナックのようなこじゃれた飲み屋さんが増えたのも寂しい感じがしますが、時代の流れなのでしょうね。

 

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