森林ボランティアの焼印

森林ボランティア協会の焼印を製作しました。一般的に森林は、そのまま放置しておいても大丈夫だと思われがちですが、定期的に人の手を入れて整備しなければならない事が沢山あります。近年、野生の熊が人の住んでいる所に出てきてニュースになる事がありますが、この問題も実の所、森林の整備の衰退と関係しています。手付かずの原生林に近いような山と人の住んでいる町との間には、人が整備している里山があり、この里山が野生の動物と人間の間の垣根になってきましたが、近年、農村の高齢化や林業の衰退等により里山の森や林の整備がうまくいかなくなり、野生動物と人間の住処の垣根がなくなり、人里に熊などの野生動物が現れる事が増えました。人と野生動物が共存していくためには、人が手をいれないとならない部分があり、その為の人材育成も急務になっています。

森林ボランティアの焼印
円形の森林ボランティアの焼印

上の写真は森林ボランティアの焼印の画像です。丸い焼印の上部に周り文字でForest Conservation Volunteer と書かれているのは、日本語で森林ボランティアの事です。この焼印は50ミリの大きさの150W電気ゴテ仕様で製作しました。

国の森林ボランティアの支援

農林水産省の下部機関の林野庁の中に森林ボランティア支援室があり、森林つくりに参加したい個人や企業を応援したり、必要な情報を提供している場所があります。NPOや企業の森林の整備活動等を募集して、予算を配布したり各事業の内容や結果を報告しています。又、国の取り組みではありませんが、民間でも、森林保全の為の緑の募金や緑と水の森林ファンド等の募金活動により森林ボランティアを応援しています。森林ボランティアの情報誌も林野庁から出ていますので興味のある方はそちらをご覧下さい。

北海道の森林ボランティア

全国各地に森林ボランティアの組織があり、私の住んでいる北海道にもあります。北海道森林ボランティア協会は、地元での森林ボランティアの募集を行ったり、森ラボ通信という情報誌をだして森林ボランティアに興味のある人に情報を提供しています。又、財源確保の為に木の里親募金も募っています。
北海道は、大きな川が少ないせいか平地があまりなく、手付かずの森林も多くありますし、地域によっては、林業も盛んな場所も多々ありますので、森林に対する道民の意識も高く、ボランティア活動に参加する個人も多いようです。近頃、札幌市内でも、ヒグマの目撃があり、ニュース番組で取り上げられた際にも、森林の保全の問題が出ていました。地球規模の異常気象で野生動物の食べ物が不足している事も原因ですが、私たち自身にも出来ることがあると思いますので、人間も共存のために努力しないといけない時代になったのだと感じました。

 

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