電話番号の焼印

エビス木工所様の電話番号とFAX番号の入った焼印を製作しました。元々は、固定電話を引くときに電話加入権という権利が必要で、メタルアートでも使っていない電話加入権があります。昔は、FAX番号と電話番号を別々にして使っていましたが、途中から、FAXよりメールでのやり取りが多くなりあまりFAXを使わなくなった為に電話とFAXを兼用の番号にして1回線で済ますことになり1回線分の電話加入権がそのまま残っています。今、家に固定電話のあるお宅が減ってしまい、電話加入権自体が必要なくなり、今では電話加入権がなくても固定電話をひくことができますので、残った電話加入権を持て余している始末です。仕事をしている方であればご存知ですが、電話加入権は、会社のバランスシート上では資産にあたり、資産項目に載っています。メタルアートのバランスシートにも、76、440円という金額でのっていますが、売ることもできないので、このまま資産として残しておくしか方法がないのでしょうか?安くても売れれば、売れた差額を固定資産売却損として計上できるのでありがたいのですが、何方か売れる方法しりませんか?全然話が変わりましたが、木工所さんは、焼印屋さんにとってはお得意様であります。私が知っている木工屋さんは、木工旋盤で椅子の足のような丸いものを専門に作っている職人さんで、近ごろは、海外産の安い木工品が多く入ってきて、仕事が成り立たないと言っていました。どの業種も、外国産の商品を価格競争しないとやっていけませんが、結局は競争に負けてやめてしまい、大切が技術が失われてしまうようです。私は、仕事で旋盤(金属加工用)を使いますが、木工旋盤はうまく使えません。普通の旋盤は、削るための刃物を移動するのにハンドルを回して送りますが、木工旋盤の場合、直接、刃物を手でもって木にあてていきますので、熟練の技術がないと固い木の場合には削ることができません。自分も何度も失敗しているのでよくわかります。それに一度、技術がなくなると戻ることはありません。子供が小さい頃、職人さんに木の独楽を作ってもらったことがあります。木工旋盤を巧みに使い、独楽を作り、旋盤の回転を利用して色付けをしていく姿は、ずっと残っていってほしいと考えつつ見ていました。

エビス木工様焼印
電話番号の入った焼印

上の写真は、エビス木工所様からの依頼で製作しまいた電話番号とFAX番号の入った焼印のシナベニア板への試し押し画像です。大きさは幅50ミリ×高さ18ミリで柄の真っすぐな直火式で作りました。