母の日の焼印

福山虎屋本舗様からのご注文で製作しました母の日に関連する2本の焼印について紹介いたします。虎屋本舗様の焼印は直火式で柄を90度曲げた仕様で、印面の彫の深さが6ミリで作るのが標準になっています。最初は3ミリの標準的な彫の焼印でしたが、職人さんの希望で6ミリで作ることになり、デザイン的に6ミリで彫れないもの意外は標準彫り6ミリという事になりました。母の日に関する焼印製作は色々が業者さんから年末から3月頃にかけて多く注文が入ります。今回、ご注文頂きました焼印は「お母さんありがとう」という文字の焼印をカーネーションの花の焼印の2種類です。日本では、母の日が5月の第二日曜日となっていますが、各国によって違いがあるそうです。そもそも、母の日は、17世紀にイギリスで始ったとされ、日本の同じ5月の第二日曜日に決めている国には、アメリカ合衆国、カナダ、ドイツ、オーストラリア等があり、驚くことに北朝鮮にも母の日があって11月16日が母の日になっているとのことです。私も母の日には、プレゼントを贈るようにしていますが、私の場合、母の誕生日が5月13日なので、2018年には、誕生日と母の日が重なるので、兼用のプレゼントになると思います。

上の左の写真は、「お母さんありがとう」の焼印の印面部分の写真です。印面の深さは6ミリ深彫で、台座の周りも触れないようにできるだけ削り落しています。中央の写真は、シナベニア板に試し押ししたものです。彫が深いので普段よりも印面の温度を高くして押してみましたが綺麗に押せています。木板に押すには温度が高すぎて周りが変色していますが。右の写真はその時ちょうど、手元にフランスパンがありましたので、フランスパンに焼印を押したときの画像です。パンの表面は凸凹していますが、6ミリの深さがありますので綺麗に押せています。母の字の真ん中部分の横線が途切れているのは、ちょうどその部分に溝があり凹んでいるためですが、このように表面が凸凹しているものに焼印を押すと押せない部分がでますので注意が必要です。

左の写真は、カーネーションの焼き印の印面を正面から見た画像です。台座部分も出来るだけ削っていますが、直火式焼印の場合、台座部分を削りすぎると熱持ちが悪くなりすぐに冷えてしまうので台座を減らす分、台座の厚みをつけることが必要になります。中央の写真は出来上がった焼印をシナベニア板に試し押ししたものです。細かな部分まで出ていますが、写真の下の方が少し変色して黒っぽくなっているのは、下の方に白い部分の溝が細くなっているためです。焼印を押し慣れている職人さんの場合、印面の上の方に力を入れて下の方の焼けを少なくして調整して押すことができますが、私には無理でした。右の写真は、フランスパンにカーネーションの焼印を押した画像です。一部分出ていませんが、思ったよりは綺麗に押せたと思います。