二人の名前焼印

耕司、美智子と二人の名前が入った焼印の製作を依頼されました。焼印を結婚式に使うことがあります。その理由は、インクで書いたものと違いいつまでたっても名前が残るという事に縁担ぎして使います。大抵は、男女の名前だけの場合が多いのですが、ハートや花の図柄を入れて製作することもあります。焼印ではありませんが、結婚式に使う蝋燭に名前を入れてオリジナルで作りたいと相談された事があります。この時、お二人の名前を入れた蝋燭を作るためにシリコンゴムの型を作りました。ロストワックスという鋳造法を行っていると色々なワックス(蝋)を使います。又、蝋で原型を作るので、普段から蝋を加工する技術は持ち合わせていますのが、こんな所で役立つとは思いませんでした。又、結婚式の時に使う焼印という事で、金メッキを施してほしいとの依頼もあり、メッキ業者さんに頼んで金メッキをかけてもらったこともあります。今は、焼印を作ることがメインですが、元々は、シルバー製品をロストワックス法で作っていたので、結婚指輪を自分達で作りたいという依頼は何件かあります。この場合、女性が男性の指輪を作り、男性が女性の指輪を作るのですが、前もって指輪のサイズを聞いていますので、それぞれのサイズに指輪の蝋型を作っておいて、その蝋型に尖ったペンで模様や名前等をいれて好きなデザインにしてもらい、その後、鋳造するので、実際にお二人での作業は1時間程度で終了してオリジナルリングを作ることができます。一度、結婚式に配るバームクーヘンに焼印を押したいという事で焼印を作りました所、バームクーヘンを作っていたお菓子屋さんから焼印を使った事がないので押してほしいと頼まれて沢山のバームクーヘンに焼印を押しに行った事もあります。いつも出来上がった焼印の試し押しはしているのですが、実際に販売するお菓子に押した事はなく、すごく緊張しました。

連名の焼印
お二人の名前の焼印

写真は製作しました焼印をシナベニアの板に試し押しした時の画像です。大きさは、高さ25ミリ×幅16ミリで、電熱式をご希望でしたので、150W電気ごて仕様にて作りました。一度にたくさんの数を押したいとの事でしたので、普通であれば80Wの電気ごてで大丈夫ですが、大きな150W用にして、温度コントローラの使用をお勧めしました。又、この焼印の文字はパソコン等のフィントではなく、お客様が直接かいたものを頂戴してそれからデザインを作成して作りました。