四葉と英字の焼印

東京シュガーアート様からのご注文で、英語の文字と四葉のクローバーがデザインされた焼印を作りました。シュガーアートと聞くと私のような60歳近い年齢のものには、仏壇に上げる蓮の砂糖菓子を思い浮かべますが、シュガーアートとはそれとは全然違い、花びらやレースのような繊細なデザインの芸術性の高いものです。結婚式のウェディングケーキに飾り付けたり、おしゃれな小物としてお部屋の雰囲気を高めたりできる高機能な食材であり芸術品でもあります。又、東京シュガーアート様では、お客様からの注文以外でも、教室やワークショップも開いており幅広くシュガーアートを広めております。砂糖菓子とシュガーアートとの違いは、使う材料にもよるようです。シュガーアートでは、細かな造りを実現するために、粉砂糖に卵白を練り合わせてクリーム状にしたロイヤルアイシングと呼ばれる素材や、増粘剤を加えて粘土のように加工ができる素材も使われています。又、シュガーアートの本も出版しており、初めての方向けの「初めてのシュガーアート」やクリスマス関連に特化した「クリスマスクッキーデコレーション」や結婚式の場で使うお菓子を自分で作れるようにと「シュガーアートで作る私のウェディングケーキ」等の本も好評です。私的には、練り切り等を使った創作の和菓子の洋風版のような感じがしますが、創作和菓子の場合には、目で楽しんでから実際に食べるものですが、シュガーアートでは、食べられる食材で作らていますが、食べる事を主な事由にせず、目で楽しんでもらうことが目的のようで、直射日光の当たらない場所で、湿度の高くない所でしたら長期間保存できるように工夫されているようです。元々、砂糖菓子は保存のきく食べ物で、砂糖の濃度が高くなると雑菌が発生しにくく、又、水分も少ないので保存食にも向いていました。今まで直接、砂糖菓子に焼印を押したことはありませんが、お菓子を作るときの道具で、砂糖の表面に焦げ目をつけるカルメライザーという機械があり、構造は焼印と変わらない事から、何度かカルメライザーを作った事がありますので、その時の経験から、シュガーアート用の食材であれば、工夫すれば焼印を使うことが出来ると思います。一度、自分でも試してみたいと思います。

シュガーアート様焼印
東京シュガーアート様の焼印

写真は、東京シュガーアート様の依頼で製作しました、クローバーと英字の焼印のシナベニアへの試し押し画像です。焼印の大きさは、幅30ミリ×高さ17ミリで、電熱仕様を希望でしたので、100W電気ゴテを使用しました。