会社の所在地焼印

福井県福井市の水口木材様ご注文の焼印を製作しました。会社の住所、電話番号、ロゴ等が入ったデザインで、木板に押せばそのまま名刺として使えるデザインです。昔、福井県には行ったことがあります。ナイフを趣味で作っていましたので、武生ナイフビレッジへ行きました。小樽から敦賀までフェリーが出ていますのでフェリーで行きましたが丁度、冬で日本海が荒れて具合が悪くなり、ずっとベットで寝ていました。時間がある旅だったので、敦賀でフェリーを降りた後、体の調子が戻るまでのんびりとして、武生へ行きましたが、冬の日本海のフェリーはこりごりです。武生ナイフビレッジは思ったよりも小さな感じで、職人さんがスプリングハンマーでナイフの地金を叩いているのを時間を忘れてみていました。福井県は、越前打刃物と呼ばれる刃物作りが有名で、越前打刃物とは、700年以上の歴史を持つ火作り鍛造技術で作られた刃物で、昭和54年に刃物産地としては日本で初めて国の伝統的工芸品に指定されたそうです。名前からもわかるように、鉄の地金を加熱して叩いて強度を上げる技法で、いまでは、近代的なデザインの刃物も多数作っています。武生ナイフビレッジでは色々な体験教室も行っており、私もペーパーナイフ製作を体験してきました。帰りがけにお土産用にハマグリ刃の子供でも安全に使える鉛筆用ナイフを数本買いました。ハマグリ刃とは、ハマグリの貝のように丸みを帯びた断面を持つ刃物の事で、強度と耐久性が向上するので、実用品として使う刃物には持って来いの技法だそうです。ご縁があったのでしょうか?後々になってナイフの柄の押す焼印の注文を頂いた事があります。

水口様焼印
水口様の会社の焼印

上の写真は、水口様ご注文の焼印をシナベニア板に試し押しした時の画像です。社長のお名前と会社名、住所、電話番号がデザインされた幅60ミリ×高さ50ミリの焼印で電熱式、300W電気ゴテ仕様で作りました。