虎の焼印

ドンキホーテ様からのご依頼で虎の焼印(タイガースの)を製作しました。画像ファイルからトレースしての製作になりましたが、デザインが複雑でしたので時間がかかりました。私はプロ野球はあまり見ないのでわかりませんが、阪神タイガースのファンは熱狂的で熱い人が多いと聞いていました。阪神タイガースが優勝した時のテレビ放映で、阪神ファンの人たちが、道頓堀川に飛び込む姿をみましたが、さすが大阪の阪神ファンだと思いました。道頓堀川といえば他の意味でも阪神ファンに影響を与えているようで、カーネル.サンダースの呪いというものがあるそうです。ケンタッキーフライドチキンの生みの親のカーネル.サンダースの像を、1985年に阪神がセントラル優勝した時に、阪神ファンの人が道頓堀川に投げ入れた所、その年から阪神の成績が急降下したということで都市伝説化されました。私の年代では、虎を見るとタイガーマスクを思い出します。孤児院出身で悪役レスラーの巣窟である虎の穴に所属している伊達直人が、昔お世話になった孤児院に援助して行くうちに正義感に目覚めて悪役レスラーから正統派のレスラーに変わっていく過程で、虎の穴との対決や日本プロレスの仲間の友情に支えられ、最後には虎の穴の首領を打ち負かすストーリーでしたが、昭和の哀愁が漂い、涙ぐむ場面も多く、感動しながら見ていました。だれがなんと言っても黄色と黒の縞模様に、鋭い牙をもつ虎の姿は勇者を連想させます。

左の写真は、ドンキホーテ様から頂戴した焼印用の版下画像です。この画像から切削用データを作りました。右の写真は、出来上がった焼印をシナベニアの板に試し押しした時の画像です。口の周りは黒い部分の面積が広く、そばにある小さな白い部分は、放射熱の影響で変色してしまいます。焼印の大きさは高さ70ミリ×幅65ミリで300W電気ゴテ仕様で作りました。野球に関する焼印もちょくちょく頼まれます。背番号の焼印やチームのロゴマーク、革のグラブに押したり、グッツ販売に使われるようです。