ブルドックの焼印

阿辺様よりブルドックという文字とダーツのデザインの焼印製作の依頼を受けました。ブルドックというと第一にトムとジェリーに出てくるブルドックのスパイク(ブルおじさん)を思い出します。小さい頃よくテレビを見て笑っていました。ブルドックは1700年代にイギリスで、雄牛(ブル)と戦わせる見世物が流行した時に牛と戦わせる犬として品種改良されたものが始まります。その後、1835年にイギリスで動物虐待法ができたので、動物同士を戦わせるブラッドスポーツも禁止になり、番犬や愛犬として飼われるようになり、闘犬時代の凶暴性も必要がなくなって取り除かれました。今のブルドックは怖い顔とは裏腹に温厚で大人しい犬になっています。もう一つの描かれているデザインがダーツです。ダーツもイギリス発祥のスポーツで今では、ダーツバーとよばれるバーカウンターがあり軽食も提供できるダーツの施設があり人気をよんでいます。昔のダーツは金属の鋭く尖った棒を的に刺していましたが、今の主流は、ソフトダーツと呼ばれるプラスチック製の棒が、的に沢山植え込まれた棒状の突起に挟まって固定される方式で、スポーツとしてより危険性が少なくなっています。

ブルドックの焼印
ブルドックとダーツのデザインの焼印

上の写真は、阿辺様ご注文の焼印の試し押し画像でシナベニアの板に押したものです。ブルドックという文字に向かってダーツの矢が飛んできているデザインで右下に犬の足型の落款も描かれています。大きさは、幅80mm×高さ35mmの大型で、直火式仕様にて作りました。