リサイクルマークの焼印

ユニーク様からリサイクルマークの焼印製作を依頼されました。間伐材をリサイクルして作った商品に使用する為の焼印です。間伐材は、木材市場にそのまま出す事はできないので、色々な木製品に加工して流通しています。例えば一番有名なところでは、集成材をして立派な柱にしたり合板にしたりして活用されますが、今研究中なのは、セルロースナノファイバーの材料として高付加価値を持った素材に加工する事だそうです。セルロースナノファイバーは、木材や植物の骨格をなしているセルロースという物質をナノメートルサイズまで微小にした繊維で、鋼鉄よりも強く、軽い素材です。又セルロースは自然分解しますので環境にも優しく、これからの世界に必要な新素材になります。同じく新素材として研究中のカーボンナノファイバーも強度や軽さの面で優れた素材ですが、自然界には極少量しか存在しておらず、自然分解しづらいことから環境にかける負荷の面を考えるとセルロースナノファイバーの方が優れています。森林大国である日本にはセルロースの未活用の資源が豊富にあり、活用できる技術もありますし、研究開発では世界をリードしていますので、炭素繊維のように、世界をリードする新素材をして売り出すことができると思います。

ユニーク様焼印
リサイクルマークの焼印

上の写真は、ユニーク様のリサイクルマークの焼印の画像です。左に木の周りにリサイクルを表す三角形の矢印のロゴが描かれ、右の文字で間伐材使用をうたっています。大きさは、幅70mm×高さ25mmで、150W電気ゴテ仕様で製作しました。