地球をデザインした焼印

メディア21様より地球をデザインした大型の焼印製作を依頼されました。地球儀に出てくるような形で日本も描かれています。地球は、人類にとって母なる唯一の惑星ですが、宇宙の広さを考えるとどこかほかの惑星に、人類よりも高度に発展した科学技術や社会構成をもつ生物がいない方が不自然と思えますね。私は高校生の頃、天体望遠鏡で星を見ることが好きでした。バイトしたりして買った10cm反射式望遠鏡にカメラを取り付けて撮影もしました。私の望遠鏡は、赤道儀とよばれるタイプでしたので、望遠鏡の軸の一方を北に合わせれば一つの微動ハンドルを回すだけで動く星を追っていけるタイプで、初めて土星を見たときには、かすかに見える輪に興奮しました。望遠鏡で星を見ていると地球がいかに早いスピードで自転しているかハッキリとわかります。常に微動ハンドルを回していないと見ていた星が視野から消えてしまいます。最初の頃は赤道儀の設定が悪く、微動ハンドルを2本動かして調整しないと追えないこともありました。天体写真も、迫力がある写真が撮れるのは月と太陽の黒点位だったのでよく月の写真を撮っていました。当時はまだフィルム式のカメラで白黒写真で撮って自分で現像して見ていました。愛用のキャノンAE-1のレンズを外して、望遠鏡の接眼レンズの所にネジ式の固定金具を取り付けてピント調整して撮りました。使っていたフィルムは、コダックのトライXとよばれるASA400の感度のフィルムで当時はASA100の感度が普通でしたので、ASA400のトライXは高かったと思います。
フィルムの現像は、ミクロファインという現像剤を使っていたと思います。ラッキー90MSという引き伸ばし機で、キャビネ版の大きさで現像しており、今でも当時の写真が何枚か手元にあります。又、当時のネガも沢山残っていますので、いつか、高解像度のフィルムスキャナーを買って当時のネガをスキャンして見て見たいと思います。

メディア21様焼印
地球のデザインの焼印

上の写真はメディア21様の焼印の試し押し画像です。地球と文字でデザインされていて、大きさは幅68mm×高さ62mmで大型の300W電気ゴテ仕様で作りました。