CDジャケットの焼印

下野新聞社様からの依頼で須永辰緒さんの夜ジャズの焼印をCDジャケットの画像から製作しました。CDジャケットからの場合も写真からの場合と同じく輪郭を抽出してパスデータにしますので、イラストレーターで画像を読み込み処理をしてイラストレーターのプラグインソフトでDXFファイルに変換して製作データを作ります。私はクラシック派であまりジャズは聞きませんが、みんなが寝静まった夜中に、一人でお酒を飲みながらジャズを聴くという光景には憧れがあります。学生時代に友人に誘われてジャズ喫茶に行った事がありました。古き良きアメリカの時代を醸し出す店内に静かにジャズが流れゆっくりと時間がすぎていくようでお洒落な大人になった気分でした。まだ、CDが登場する前でしたのでレコードをラッパのついた古めかしい蓄音機でかけていましたので雰囲気も申し分ありませんでしたね。時代の流れでしょうかジャズ喫茶も街の中では見かけなくなりました。この依頼があるまで須永辰緒さんの事は知りませんでした。須永さんは、幅広い知識と情熱をもつDJであり音楽プロデューサーでもある方で、レコード番長とも言われている方です。

左の写真は、焼印版下に使ったジャケットの画像です。白い文字部分を焼印にしたいとの事でした。右側の写真は、ジャケットからのデザインで製作した焼印を試し押しした画像です。漢字の部分、小さく画数が多いので、多少、放射熱で変色していますが。大きさは、幅40mm×高さ31mmで直火式仕様で作りました。