円形の大型焼印

ジェネパジャパン様から旬という円形の大型焼印の製作を依頼されました。旬とはダイニングキッチンの名前で、旬の食材を使って料理するという意味でしょう。日本列島は南北に細長くそれぞれ地方で、取れる時期や収穫物が違うことから多種多様な旬の食材があります。一時期、地産地消が叫ばれましたが、地元で取れる旬の食材を新鮮で美味しいうちに地元で消費するのが健康面や物流面から見ても良いことだと思います。地元の小樽では、11月にシャコ(小樽ではざさえびと言います。)が旬をむかえ、シャコ祭りが行われます。昔は、シャコも沢山採れたので、おやつがわりに食べていましたが、今は高級魚の仲間入りです。私の小さい頃は、小樽も北洋漁業や沿岸漁業が盛んで色々な言い伝えがありました。シャコについても、海底で生息しているので、船の遭難があった時にはよく取れるという話もありました。その意味は、海底に沈んだ遺体を餌にシャコが増えるという意味ですが、子供頃は、シャコを食べるのが嫌でした。旬の食材としてシャコ意外にも多くありますが、寒くなる秋から春先にかけて取れるものが多いようです。ハタハタ(鰰)もそうです。ハタハタの煮付けは大好物ですが、近年高いので頻繁に食べることがなくなりました。それと八角という魚も美味しいですよ。八角という魚は見た目は、タツノオトシゴを魚にしたような感じで、外見からは、食べたいと思わないような魚ですが、脂がのっていて美味しい魚で、私は八角の鉄砲焼(八角を開いて身の部分に味噌を入れて焼く)が一番美味しいと思います。せっかくの旬の恵みですが、近年、海水温の上昇や温暖化の影響で漁が減っています。

ジェネパジャパン様焼印
ジェネパジャパン様の円形焼印

上の写真は出来上がりましたジェネパジャパン様の焼印の試し押し画像です。円形の外枠部分はカスレた枠にして内側に小さくDINING SYUNの文字を入れています。80mm丸の大きな焼印で300W電気ゴテ仕様で製作しました。メタルアートで扱っている電気ゴテは印面の大きさに合わせて40W~500Wまでありますが、500Wの電気ゴテは重く扱いにくいので、普通は、300Wまでで製作できる大きさのご注文をお受けてしています。今回の80mm丸は、300W電気ゴテで使用できる限界の大きさで、これ以上大きな焼印の場合には、直火式をお勧めする事になります。又、大きな細長い焼印の場合には、1本の電気ゴテでは、端々が温まりにくくなることがあるので、1つの焼印の印面に電気ゴテを2本取り付けて使う場合もあります。